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監:本広克行 閉店間際の銀行を襲撃した3人の男達。5分以内に事を収めてトンズラするはずが、次々とトラブルに見舞われて、あっという間に外は警官がいっぱい。さあ、彼らはいかにしてこの窮地を脱するのか! この強盗のリーダーを演じている金城武って、やっぱりかっこいいのよ。あのお得意のはにかんだような笑顔で見つめられたら、例えスクリーン越しと言えども心臓バクバクになっているに違いないぞ、隣の女子高生。弟分の安藤政信、池内博之もメチャクチャかっこ良くてホレボレ、してるに違いないぞ後ろの女子大生。 物語はこの3人の強盗と6人の人質との密閉された空間での一昼夜をスリリングにコミカルに描いたもの。この9人の背景、性格がそれぞれ秀逸。特に気の弱い銀行員の男の一世一代の晴れ舞台には拍手を送りたくたってしまう。離婚寸前の夫婦の様子もおかしい。9人それぞれにちゃんと見せ場があってどれもが楽しいのがいいね。 と見どころはいっぱいあるのだけれど、気になるところ、甘いところもいっぱいあるのよ。もっともっと面白くなりそうなのになぁ〜、惜しい、って感じ。特に“クマのヌイグルミを抱いた謎の男”にはもっと活躍して欲しかったな。でもそういう欠点もまっ、いいか〜と許せちゃう魅力があるのも確か。 |
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監・脚:ピーター・バーグ 「メリーに首ったけ」のような単なるオバカ映画(これはサイコーのほめ言葉ね)かと思っていたら、大間違い。熱い友情で結ばれている5人の男達が繰り広げる悪夢のような出来事の顛末記。そこに「たとえ地球が滅亡しても結婚式だけはあげてみせる」とわめきまくるキャメロン・ディアスが加わって悪夢の二乗。 カイルの独身最後を祝ってラスベガスへ出かけた男達。そこのホテルで床も抜けるかと思うほどの乱痴気騒ぎの果てに事故で娼婦を殺してしまうのよ。すぐに警察に電話していればその後の人生も違っていたであろうに、ヘタに隠そうとしたことから、次から次へと災難続きで、おまけに死体もゴロゴロ状態。男達のリーダー的存在のボイドをもともとちょっと危ない顔のクリスチャン・スレイターが演じていて、話しが進むに従って完全にぶっ飛んでしまって、こんな友達がいたら身の破滅だな〜って実感。そんなこんなでこの男達には未来はあるのか! みんな平凡で平和な生活を送っていたのにちょっとしたはずみで人生転落の一途、というのは明日にでも自分に起こるかも知れないのだよ。そんなとき、悪あがきするか、すぐにあきらめるか。自分は小心者だからこそこの映画みたいにドツボにはまってさあ、大変ってことになりそう。 という男達の物語なのでキャメロン嬢はあまり出番がない。とは言え、式を挙げるためならなんでもします状態で最後にはキレてしまう彼女は、美人なだけにマジで怖い。彼女のエピソードを中心にしたものだったらもっともっと面白かったんではないかしら。 |
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監・脚:デビット・O・ラッセル あたしゃあ政治的な難しい事は全く分からないけどさ、戦争はイヤだよね。ましてや私が一番、なんでもいいなりにおなり!ってな具合に他人の争いごとにまで首を突っ込んではいかんよ。 湾岸戦争直後のイラクにはまだアメリカ軍が残っている。偶然フセインの金塊の隠し場所を記した地図を手に入れたゲイツら四人の兵士はネコババをもくろんで隠密行動に出る。全編ブラックな笑いと派手なアクションが炸裂し、銃弾、黒焦げの死体などが山盛り、残酷な場面もあったりするのだけれど、なぜかイマイチのりきれない。どうせならもっとギャグを詰め込んで徹底的に全てを破壊尽くしてしまえばスカッとしたのかも。ゲイツ達も最後まで私利私欲で突っ走るかと思ったら、途中から正義のアメリカ人になってしまう展開もかなり強引に感じた。 というわけでちょっと不満足なのであった。 |
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監:ジョン・ラセター 楽しくて、面白くて、笑いすぎて涙が大量に出てしまったよ。1よりもCGもストーリーもはるかにパワーアップして、またまたウッディとバズの名コンビの大活躍。「1」より面白い「2」のリストの「ターミネーター」「エイリアン」「ビルとテッド」にこれも加えることにしよう。 さらわれたウッディを取り返せ、というだけの物語をこれだけ面白く、また細部まで考え抜かれたユニークなアイデアで見せてくれるというのは、もう素晴らしすぎて大感激。もちろんアンディの他のおもちゃ達も大活躍でうれしい限り。新キャラのジェシー、ブルズアイも加わって楽しさ120%で目は画面にくぎ付け。 で、今回もエンディングにNG集があるんだけど、これまた大爆笑。なんでこんなこと考えられるわけ〜と思ってしまうよ。おもちゃ達が繰り広げる大冒険活劇。こんな大傑作を子供向けだと敬遠してはもったいない。未見の人は今すぐ劇場へ急ぐのだ。 |
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監:ジョー・ジョンストン 子供の頃の夢、少年の頃の夢ってなんだっけかな。はるか彼方の昔なので、もう忘れてしまったけれどこうやって平凡なる人生を送っているということは、その夢に向けてたいした努力をしなかったってこと。根性があれば今とは全く違う人生を歩いていたのであろう。 この映画はNASAのエンジニアのホーマー・ヒッカムの少年の頃のお話し。貧しい炭鉱の街で暮らす少年たちは大人になったら誰もが炭坑で働くことになると信じて疑わない。けどホーマーは夜空にスプートニックの軌跡を見てそれまでの価値観がガラガラと音を立てて崩れていくのを感じ、友人達を巻き込んでロケット造りに熱中していく。でも事はそう簡単には運ばないよね。知識、経験のなさで失敗しちゃうのは仕方がないけれど、周囲の無理解で何度も挫折しそうになるのよ。 事実ということでなかったら観ていて恥ずかしくなっちゃうかものあまりにも青春物語の王道パターンの「父親の無理解に反して若くて美人の女性教師の暖かい応援」なんてことも、単純に感動してしまったりする。 逆境にもめげず、努力して、自由と夢を追い続ける、なんて言葉にすると陳腐になるけど、素直に楽しめ、気分がスカッとした。それにはロケット・ボーイズの四人の少年がみんな可愛くてさわやかでとっても素敵、というのもあるかも。 |
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監:デビット・リンチ オープニング、カメラが上空からゆっくり降りてきて思わせぶりに窓辺にググ〜ッと寄ったので誰かの耳でも大写しになるかと思ったら、さすがに今作はそうはならなかったデビット・リンチの新作。こんな“まともな映画”を撮ってしまうとはほんとに驚きであるよ。 73歳のストレイトじいさんが倒れた兄に逢いに行く物語。この兄とは10年前に絶交したままで、その気持ちにケリをつけるためにも530キロの行程をトラクターで行くことを決心する。で、出発。で、その後はほとんど何も起こらずにひたすら淡々とトラクターで旅する老人を映しているだけ。いくつかあるエピソードもそれほど大げさでないのが実話って感じを醸し出して良い。 ただこの旅は6週間もかかったということなんだけど、まるで数日の旅にしか見えないのが残念。それにその間の食事は、お風呂はどうしていたの。教えてお願い〜。 このじいさん、なかなかの頑固者だけど実直を絵に描いたような人物で好感度大。私がその年になったらどんな老人になるのかしら。多分頑固で偏屈でイヤミで手に負えなくてみんなから嫌われてしまう。そんなふうになりそうだな。 |
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愛し合いながらも戦争によって引き裂かれた日系女性ハツエと米国人イシュマエル。ハツエの夫の殺人容疑の裁判を今は記者となったイシュマエルが取材することになり再び出会ってしまう。とは言っても、グダグダと思い悩んでいるのはイシュマエルの方だけなんだけど、いつまでも踏ん切りがつかない心中が痛いほど分かるのよ。彼女を見つめるストーカーまがいの暗い瞳のイーサンはまさにはまり役。そして頻繁に挿入される二人の子供時代でハツエの少女時代を演じている役者の瞳の美しさにドキっとしてしまう(のは私がロリコンだからか?)。存在感抜群で工藤夕貴よりも彼女の方が主役って感じ。 法廷劇の方はそれほど盛り上がらないけど、人間のもろさ、残酷さ、でも最後には強さと優しさを信じることが出来て、幸せな気分。 |
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監:ウェス・クレイブン 一作目はホラーの展開をパロディーにしながら極上のユーモアをまぶした素晴らしい出来のサスペンス物であった。2もあっと驚く展開、こんなんありかいなというくらいの意外な犯人で楽しめた。そして3である。それほどでもないという噂が聞こえてきたけれども、やはりこれは自分の目で確かめなければ、ということである。 やはりアイディアは3作までは続かなかったのね、というのが正直な感想。特に前半はあまり意味のない殺人が続くのだけれど、これがあまり怖くないのよ。1で観られたあのオタク的な笑いがないのもつらいかも。それでも後半、犯人とヒロインの一騎打ちはドキドキ。そして驚きの真犯人のお姿が拝める過去の因縁話しは、ほぉ〜、そうきましたか〜って感じだった。 けど失敗したのは1と2をヴィデオで復習しなかったこと。健忘症の私にはこれってだれだっけ〜、これってどんなエピソードだったけ〜ってことが多々あったので、直前に観ていればもう少しは楽しめたかも、と思うと残念である。 あの懐かしのキャリー“レイア姫”フィッシャーが出ているところは大爆笑で、ここだけでも観る価値はあるかも。 |
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住所も告げずに去っていった恋人を探しにアイルランドからイギリスまでやって来たフェリシア。分かっていることは芝刈り工場で働いているってことだけ。いくら若くて人を疑うことを知らなくても、それはあまりにも無知で無謀だよね。そんなフェリシアの助けになってくれたのが偶然出会った中年の男ヒルディッチ。彼は大邸宅に静かに一人で暮らしている。ちょっと太り気味で気の良さそうな男に出会って、フェリシアは恋人を見つけることができるかもしれないと希望に燃えるのであった。 このヒルディッチを演じているのがボブ・ホスキンス。「モナリザ」の名演を思い出させる素晴らしさ。静かで気品があって、そして愛を求めている孤独な中年男を見事に演じている。こんなふうに上品に年を取れたら素敵だな〜。そしてフェリシア役の少女はこれが映画デビューだけど、そんなことはみじんも感じさせないうまさで将来性充分。この二人のカラミで愛の残酷さ、哀しさに涙することになるのだ。 こういう予想外の面白さが味わえるから、なるべく白紙の状態で映画を観るのが好きなのだ |