No.65(11月20日)


スペース・カウボーイズ(00年米)

監・出:クリント・イーストウッド
脚:ケン・カウフマン/ハワード・クラウスナー
出:トミーリー・ジョーンズ/ドナルド・サザーランド/ジェームズ・ガーナー

ついにイーストウッドまでが宇宙へ行く時代になってしまったのだよ。40年前に初の宇宙飛行士になっていたはずの4人が冗談のような展開で今度こそ宇宙へ行ってしまうというお話。

昔は鍛えていたかもしれないけど70才だよ。老体に鞭打って訓練に励むそのお姿には痛々しさえ漂う。まあ、そこは体力的には劣っても老練ゆえの知力とごまかしで乗りきるのさ。彼らを疎んじているNASAの連中との駆け引きが妙におかしくて笑える。それにドナルド君なんてまだまだ色気たっぷりで女と見りゃあ、すぐに誘惑してしまうという真にうらやましい性格。

そしていろんな試練を乗り越えてやっと宇宙へ出たのはいいけれど、今度は人類の命運を左右するような大試練が彼達を待っていたのであった。

宇宙でのシーンも迫力満点で宇宙服の中にシワシワの爺様達が入っているとは思えないほどの活躍はかっこいい。拍手〜、パチパチ。

と、まあ面白かったんだけれど、全部が全部割りとすんなりと事が運ぶのでその点、ちょっと物足りなさを感じてしまった。

なんか最近似ているシーンとストーリーを観たことがあるなあと思っていたら、素人とジジイの違いはあるけれど、「アルマゲドン」と基本的には同じなのね。




わたしが美しくなった100の秘密(99年米)

監:マイケル・パトリック・ジャン
脚:ローナ・ウィリアムズ
出:デニス・リチャーズ/カースティング・ダンスト/エレン・バーキン

ミスコンの舞台裏の映画で、しょぼい前哨戦がしょぼい田舎で繰り広げられてシニカルな笑いが満載。田舎をバカにし、キリスト教への盲信を笑い飛ばしつつ、どこまでもえげつない女の戦いが繰り広げられるのよ。

優勝候補は二人。葬儀屋で死化粧のアルバイトをするダンストと金持ちで鼻持ちならないリチャーズ。「スターシップトゥルーパーズ」に負けるとも劣らない、美人だけどイヤなヤツを演じるリチャーズが見事にはまって最高におかしい。特にキリストの人形と踊るところなんか傑作。

ダンストも欲のないフリをしながら、けっこうしたたかだし、周囲の人たちもみんなちょっと「変」で大いに笑える。単館レイトショーじゃもったいないな〜。

そうそう、忘れてはならないのが日本が誇るハリウッド女優の松田聖子がカメオ出演していること。なんと「アルマゲドン」よりも出番が多いんだよ。




ナッティ・プロフェッサー2(00年米)

監:ピーター・シーガル
脚:バリー・W・ブロウスタイン他
出:エディ・マーフィー/ジャネット・ジャクソン

前作が面白くてけっこう期待していたナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々。なのであったが...。

くだらなくて面白いのは好きだけれど、くだらなくてつまらないのは最悪だな〜。脚本があかんよあれじゃあ。超天才科学者クランプ教授が若返りの薬を発明するのね。それにまつわるお話が30年くらい前だったら笑えたのかもしれないけど、いくらなんでも荒唐無稽すぎる、というか支離滅裂。その薬と洗剤(だったっけ?)を混ぜたらなんでハムスターが巨大化しちゃうのよ〜。DNA抽出液と犬の毛が混ざったらなんで人間ができちゃうのよ〜。ギャグもイマイチ笑えないしな〜。ほとんど行き当たりばったりって感じ。

でもやっぱり凄かったのはエディ・マーフィーの七変化。知らない人が観たら同一人物が演じているとは気がつかないはず。そしてエディは普通に痩せているときよりもクランプ教授になっているときの方がお似合い。どうせならほんとにあのくらい太って新境地開拓したほうが人気が再燃するかも。




カノン(98年仏)
監・脚:ギャスパー・ノエ
出:フィリップ・ナオン/ブランダン・ルノワール
じじいの独り言、それもとびっきりやなヤツの独り言を延々と聞かされるのよ。

元馬肉屋の男、こいつの性格はかなりゆがんでいる。自分が一番、自分が浮かばれないのは相手が悪いから、なにしろ豚肉売りでさえ馬鹿にしてしまうのだもの。そんなもん、こっちから見れば一緒やんけって思っちゃう。

で、まあ、そんなやつだから女をなぐっても罪の意識なんて全然感じないのね。警察に通報されるかもってことしか心配していない。さすがにやばくてパリに逃げてくるんだけど、ひたすら行進しながら悪態をつきまくる様は醜悪そのもの。

けど、こんなやつにも可愛い娘がいるのよ。でもその娘と逢って、いくらなんでもそれはまずいんじゃないの〜って叫んでしまったほどの恐ろしすぎる結末に唖然、騒然、阿鼻叫喚。

けど多かれ少なかれ、この男のようなダークな部分って人間誰しも持っているということだけど、できれば現実の世界では見たくはないものである。




2001年宇宙の旅(68年米)

監・脚:スタンリー・キューブリック
脚:アーサー・C・クラーク
出:ケア・ダレー/ゲーリー・ロックウッド/ウィリアム・シルヴェスター

始めて一人で観に行った映画がこの映画。渋谷の今は亡き名画座で確か入場料100円だったような記憶。

いや〜、びっくらこいただよ。それまでは怪獣映画や若大将シリーズしか観たことなかったからね。映画ってこんなに素晴らしいのね〜、と思ったのが12才の頃。それにみんなが言うように難しくて解んない〜って感じもしなくて素直に感動してしまった。マイ・ベスト・ムーヴィーはもちろんこれ!

東京ファンタスティック映画祭で上映されたんだけど、やっぱり大画面で観るべき映画だね、これは。2001年の春ごろに一般上映する予定らしいのでヴィデオでしか見たことのない人は劇場へ行くべし!




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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