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監・脚:ジェームズ・ウォン 死神にまつわる話しなんだけど、死神そのものは一切出てこないし、死神に見入られた人たちの死も偶然と言えば、偶然。けど、そこが現実味タップリで怖いのね。特にジワジワ死んでいくシーンよりも、突然の死、なんの前触れもなくバスに轢かれてしまうところなんか心臓がでんぐり返ってしまった。人間いつどこで、何が起こって死んでしまうか、なんて誰にも分からないんだよね、って恐怖感と共にシミジミ思ってしまった。 高校生アレックスの予知夢によって飛行機事故から免れたクラスメート達のお話で、生き残ってしまった者たちに一人、またひとりと不可解な死が襲う。本当に死神に魅入られたのか、そしてそうならばその手から逃れることは出来るのか、ってアンタ戦う相手がまずすぎるよ。 有名俳優が一人もいない、低予算が故にちょっと迫力に欠けるっていう弱点はあるけど、わたしは好き。大満足であった。 しかし、この邦題なんとかならんかいな。例えば「死神なんかぶっ飛ばせ!」「死神さん、こんにちは」。すいません、センスのかけらもないね、こりゃ。 |
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監:押井守 予告編でヴィジュアルがすっごく斬新でかっこいいんで期待してたんだけど、あの予告編が全てであった。それではストーリーが素晴らしいかというと...、わたしには理解不能であったよ。 近未来、若者は限りなく現実に近いヴァーチャルなゲームの世界での戦いに没頭しているのよ。その世界でヒロインが何かを求めてウロウロ、しているんだけど普段全くゲームに縁のないわたしにはどこを面白がっていいのか皆目見当が付かなかった。各キャラクターの心理や背景も全然描写されてないので深みがないしね。ヒロインが素敵だというのがせめてもの救いであった。あ〜、寝ちゃうかと思ったよ。 そうそう、ヒロインが飼っていた犬が忽然と部屋から消えてしまうシーンがあるのだけれど、あれって何かを象徴しているのであろうな。こんなことも分からないようじゃ、ひょっとしてわたしってアタマ悪いかしら。 でもテーマソングは素晴らしく印象に残っていて、いまだに口ずさんでしまう。 |
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監:バスター・キートン 喜劇映画研究会というところが主催した一夜限りのスペシャルショー。1924年制作の傑作アクションドタバタコメディーの「探偵学入門」に生のバンドが音をつけて上映するという素晴らしく豪華なイベント。 その当時のサイレント映画の上映方法の再現にもなっていて、バンドが良かったのはもちろんだけど、やっぱりキートンは凄い、凄すぎる。この映画は何回観ても大笑い。身体をはったスラップスティックな怒濤のギャグの洪水。CGなんてもちろんない時代、どうやって撮影したの?というクライマックスの連続のような映像には驚くばかり。チャップリンのウェットな笑いと違って徹底的に破壊しまくるのが快感。 キートンを未体験な人がいたら是非ビデオで見ることをお勧め。「蒸気船」「海底王」「カレッジライフ」等々、見なくちゃ一生後悔しちゃうよ。そうそう、25日にキートンの短編集がDVDで出たの。初回限定なのでみんなお店へ急げ! |
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監・脚:エドワード・ヤン 脳卒中で倒れた祖母が意識不明で眠っている間の、その家族の出来事を淡々と綴っている。子供も大人もそれぞれの時間で、年齢でいろんなことを経験していくんだけれども、人生は流れていくものなのね。そう後戻りなんてできないのよ。 小学生のヤンヤン、コンピュータ会社の経営者の父親のNJ、母親、姉のそれぞれのエピソードを丹念に丹念に映像に焼き付けている。メインの話しはNJの仕事や昔の恋人との再会で、時は残酷、恋は残酷、男って残酷だな〜って感じ。なにげない一言が取り返しのつかないことになるってあるよね。NJと昔の恋人が日本で再会するんだけど、しっとりと落ち着いていてなぜか懐かしい雰囲気が漂う情感ある風景と二人の姿が素敵。 その他、弟夫婦、NJの会社の同僚、隣の家族等々、出てくる人は多いけれど、どれもちゃんとしたお話になっているのがすごい。 NJの仕事相手としてイッセー尾形が出てくるんだけど、トリハダがたつくらいに素晴らしいのよ。この二人だけで一本の映画が出来そう。 人生いろいろあるけど生きているってそれだけで素晴らしい、と肯定的に思えてくる。ちょっと元気づけられるかな。 |
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監:アンドリュー・ラウ ムチャクチャかっこいいんだな〜、アンディ・ラウとイーキン・チェン。とっても可愛いんだな〜、ヴィッキー・チャオ。ファンならばこれだけでも大満足間違いなし。と言いたいけれど二人のヒーローの出番が意外と少ないのはなぜ?そのかわり脇役扱いのニック・チョンがコミカルな演技で実質主役と言ってもいいかも、の大活躍。 舞台は古代中国で、自分たちの腕を確かめるために二人の剣豪が紫禁城で対決することになる。すると謎の連続殺人が起こり始めるのね。少女漫画から抜け出してきたかのような長髪の美形剣士二人が宙を飛びながらの壮絶なる死闘の結果は意外な結末を迎える。剣豪二人のそれぞれの愛、特にラストのアンディとヴィッキーの切ない愛が泣かせてくれるのよ。このラストだけで途中のストーリー展開の分かりにくさなんてのは帳消し。 ただ、「グリーンデスティニー」を体験した後だと、ワイヤーアクション、剣での決闘がちょっとチープに見えてしまうのよ。でもそれは仕方がないか。 |
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監:ロジャー・スポティスウッド 面白いのだけれどもなにか今一つ物足りないんだよね。ワクワクするような興奮、今まで見たこともないような映像。というのも欲しいけど一番なのはシュワルツネッガーが従来のキャラクターと一緒、ということが大きいのかも知れない。単なるヘリコプターのパイロットなのに、まるで戦闘訓練を受けたかのような強さ、そして銃さばき。お約束とは言えちょっと飽きてしまったのも事実。 人間のクローン問題を扱ったもので、ある日家に帰ったら自分と全く同じ人物がいてびっくり仰天、さあ大変。それから始まるカーチェイスと銃撃戦のてんこ盛り、ってな具合。なのだけれども、もう見慣れているやんけ〜、って感じ。それよりもクローンを作っている科学者の葛藤(ロバート・デュパルが渋くていい味出してる)、クローン人間の悩み等をもうちょっとだけでも描写していれば、全く雰囲気が違って深みが出て良かったかも。 シュワルツネッガーはそろそろ「ターミネーター3」の撮影に入っているはずだけれど、果たして大丈夫なのであろうか?前2作が大好きなだけにひじょーに不安。 映画の中でリペットという会社が登場して、そこでは死んだペットを持っていくと数時間でそのクローンを作ってくれるサービスをしているのね。これは近い将来、実現するかも。そんな時代になって、もし自分のペットが死んだときには悩んでしまう可能性あり。でも「死」があるから生きているものを愛おしく思えるって気もする。 |
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監・脚:ラース・フォン・トリアー 前から3番目で観たのだが、完ぺきに車酔い、船酔いの気分。というのはほとんどが手持ちカメラで常に画面が揺れているの。という生易しいものではないシーンも多数あり。顔のドアップが多く、話している人に常にカメラを持っていこうとしているから揺れる揺れる。まるで始めてビデオを手にした人が撮影したかのような撮り方は超うざったくて、そちらばかり気になって映画に入り込めなかった。ラストではすすり泣いている人がいっぱいいたけど、そういうこともあって私は泣けなかった。画質もわざと荒らしてあるし。ということでこれから観る人はなるべく後ろの方に座ることをお勧め。酔い止めの薬もお忘れなく(マジで毎回何人かはロビーで倒れている人がいるとの情報あり)。 お話しは、まあ、これがどつぼに暗いの。ビョーク演じるセルマは、チェコからの移民で息子を女手一つで育てるため、工場で自分の障害を隠して働いているのね。そんでもって正直に生きている彼女に次々と襲いかかる不幸の嵐。そこまでやるかって感じ。けどハリウッド映画と違ってゆったりしたドラマ展開でなかなか核心に行かなくてもどかしいのよ。それに後半はビョークのビデオクリップを観ている気分になってしまった。有名な歌手らしいからそれでもいいのかもね。 |