No.79(9月17日)


ゴーストワールド(01年アメリカ)

監・脚:テリー・ツワイゴフ
脚:ダニエル・クロウズ
出:ソーラ・バーチ/スカーレット・ヨハンスン/スティーブ・ブシュミ

周囲をバカにしたり、軽べつしたりすることでしか自己を主張できないネクラの女子高校生イーニドの日常生活。物語は卒業式から始まり、進学か就職かさえ、決めていない甘ったれた小娘なの。結局は単位が足りなくて補習を受けることになっちゃうのだけどね。

そんなイーニドが親友レベッカと、オタクでさえない中年男をからかうのよ。ブシュミが演じていてそのダサさが200%増幅されて、笑えると同時にフト、省みれば自分とけっこうダブったりしちゃっていて、ちょっとショック。

ソーラ・バーチのふてぶてしさの中にある繊細さ、という演技は素晴らしいけど、わたしゃ、女子高校生のファッションにも生態にも興味がないのでイマイチのれなかったな〜。

それにしてもブラッド・レンフロ。イケテル青春スターだと思っていたのにそんな役でいいのか〜、って感じ。




魚と寝る女(00年韓国)

監・脚:キム・キドク
出:ソ・ジョン/キム・ヨソク/パク・ソンヒ

韓国産のホラー、だと思ったらダークファンタジーだったのね。それもかなり痛い!自殺の仕方があまりにも過激、というかそんな方法をよく考えついたよな〜、と妙な感心の仕方をしたりして。

舞台が面白いの。ひなびた湖で、そこに点在するのが釣り客達が泊まる小屋舟。そこが売春、愛人とやり放題、果ては罪人の絶好の隠れ家ともなっている。その釣り場の管理者はボートで客を運び、時々自身でも売春をしている一切口をきかない若い女性ヒジン。

そこに浮気した恋人を殺害したションシクが逃げ込んでくる。彼に一目ぼれしてしまうのよ、ヒジンが。静かなたたずまいだけれど怖いの。彼の元を訪れた娼婦を見る目つきの激しさに身震い。

そんな二人が愛しあえばハッピーエンドになるはずもなくラストシーン。と思ったらその後にかなり不可解な2シーンが挿入されていて、アタマの悪いわたしは悩んでしまったのであった。




ザ・ミッション/非情の掟(00年香港)

監・脚:ジョニー・トゥ
出:アンソニー・ウォン/フランシス・ン/ロイ・チョン

かなりしつこく繰り返されるテーマ音楽は耳の奥にしっかり残っていて、映画館を出た後もしばらく口ずさんでしまったほど。

お話しの方は単純明快。正体不明の者に命を狙われるビックボスのために今はすでに引退した仲間5人が集められ、アンソニー・ウォンを中心に戦うというもの。この5人がかっこいいのよ(けっして美男子という意味ではない)。特にン・ジャンユー。あの鋭い眼光が今作でも大爆発。わたしなんか、にらまれたら動くことさえできないであろう。静と動の対比、極限まで削ぎ落とされた描写も素晴らしい。

全編緊張感漂う中、ふっと訪れる脱力モノの悪ふざけ。これがまたはまってて、いいのよ。




キッス・オブ・ザ・ドラゴン(01年アメリカ・フランス)

監:クリス・ナオン
脚:リュック・ベッソン/ロバート・マーク・ケイメン
出:ジェット・リー/ブリジット・フォンダ/チェッキー・カリョ

捜査のため訪れたパリでジェット・リーは現地の刑事の罠にはめられ、殺人の罪で追われるはめになってしまう。

そこでリーお得意の武術による大攻防となるわけであるが、強すぎて危機一髪の緊張感がないのよね。それにカット割りが細かいのとカメラアングルが悪いのか、イマイチ迫力に欠ける。多分、すごいことをやっていると思うのだけれども。

それにいくら禁欲的な中国の捜査官と言っても多少は色恋の雰囲気ぐらい漂わせてよ。後半はブリジット・フォンダ扮する娼婦を助けるために闘うのだけれど、それがないから説得力に著しく欠けちゃうの。

ジャッキー・チェンがこの映画を作ったらもっと面白くなっただろうにな〜、なんて言ったら失礼よね。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
next page 2001 contents