No.80(10月9日)


ロックスター(01年アメリカ)

監:スティーブン・ヘレク
脚:ジョン・ストックウェル
出:マーク・ウォルバーグ/ジェニファー・アニストン/ドミニク・ウェスト


ヘヴィメタ、ハードロック大好き人間からは大喝さい。その他大多数の人からは無視されてもしかたないかも。ザック・ワイルドやジェフ・ピルソンが出ているんだよ〜、って誰やそれ、って言われても当然だもんな。

80年代、超スーパーグループ「スティール・ドラゴン」のコピーバンドのボーカルのクリスが主人公。昼は真面目(?)なサラリーマン、しかし真の姿は追っかけ、完コピの成りきりロック野郎。でも年がかなりいってるのが哀愁を感じさせる。そしてマークの長髪姿も笑える。

そんなクリスが本物の「スティール・ドラゴン」のボーカルに大抜擢され一夜にして有名人。その後はお決まりの放蕩三昧。夢は実現したけれど、これでいいの?というロック界ではおなじみのお話。でもノリノリならそれでOKだもんね。

「スティール・ドラゴン」の曲がなんとなく懐かしく聞いたことがあるような気がしたけど、全てオリジナルとのこと。これはサントラを買うべし、と思ったけど劇場では売ってなくて残念。




ブロウ(01年アメリカ)

監:テッド・デミ
脚:デイヴィット・マッケンナ/ニック・カサベテス
出:ジョニー・デップ/レイ・リオッタ/ペネロペ・クルス


「お金はまぼろし」というセリフが出てきて、それはそうなのだけれど、地道にまっとうな人生を歩んでいるとお金持ちになれないのは現実なわけで、「わたしはお金が欲しいのよ〜!」(いきなり支離滅裂で申し訳ない)

アメリカにコカインをまん延させた実在の男ジョージの物語。ドラッグの密輸でのし上がり、その後急転直下に転落、という波乱の人生を描いているけど、殺伐としたギャング映画とは違うの。ジョージが暴力的な男ではなかったし、彼の人生そのもの、恋愛、親子の愛情などを中心にしているため、まるで青春映画のような趣もあるほど魅力的な男に描かれているのね。

夢と自信にあふれた若者から何もかも失った惨めな中年までを見事に演じたジョニー・デップはお見事。それに彼ってやっぱり美形だわ〜って再認識。その父親を彼とほとんど年の違わないレイ・リオッタが演じてこれまた素晴らしい。

後半が感動的。お金で全てを手に入れ、そして全てを失った男が一番大切にしていたもの。それは永遠に手の届かないものになってしまうのか。それは可哀想すぎる。




ファイナルファンタジー(01年アメリカ)

監:坂口博信
脚:アル・ライナー/ジェフ・ウィンター


フルCGなので無機物、背景・風景は素晴らしく美しい。でも人間はスクリーンで観るとつらいものがある。静止画ならなんら問題はないのだけれど心の通っていないデジタル・マペットで、これなら「サンダーバード」の方が味があるような気がする。

それでもわくわくするようなストーリーであればそんなことも気にならなくなるのであろうけど、それもイマイチなので見事にコケたのも納得、なのであった。

2065年隕石と共に落ちてきた謎の生命体ファントムによって滅亡の危機にさらされる地球。武器を使用せずにファントム撲滅の手段を模索する女性科学者アキと武力行使を主張する上層部との対立を軸にファントムの謎に迫る、って言われたって誰にも感情移入できないし、いったいファントムってなんなのよ〜。しかし、この手あかにまみれたストーリーはもうちょっとなんとかならなかったのかしら。

でも、あと何年かすれば人間をも超えるリアルなCG人間がスクリーンを闊歩するのことになるのであろう。




コレリ大尉のマンドリン(01年アメリカ)

監:ジョン・マッデン
脚:ショーン・スロボ
出:ニコラス・ケイジ/ペネロペ・クルス/ジョン・ハート


1940年戦争の足音が近づくギリシャのケファロニオ島が舞台。そこに来た占領軍のイタリア兵達の陽気さにはほっとする。オペラを歌いながら浜辺で半裸の女性達とお楽しみなんてうらやましすぎるよ。

そのコレリ大尉と村の美しい娘ペラギアとの恋模様。定番といえばそうなのだけれど、主演の二人、わき役、それに絵はがきのように美しい島が相まって素敵な物語になっている。

ニコラス・ケイジ演じるコレリ大尉がマンドリンを弾く姿が実にキュートで繊細な音色がこの物語にぴったり。

しかし後半になると悲劇が村を襲い、恋人の別れだけではなくて、兵士同士の友情と葛藤に胸が痛くなる。

ラストがちょっと納得いかないな〜、と思っていたら原作では全く違うし、超長編で語り口もおもしろい、とのことなので今度読んでみようかしら。




ラッシュアワー2(01年アメリカ)

監:ブレット・ラトナー
脚:ジェフ・ネイサンソン
出:ジャッキー・チェン/クリス・タッカー/チャン・ツィイー


前作は好きではなかったけれど、これは大いに笑えた。とは言ってもジャッキー映画としては全然物足りなくて、ジャッキーとクリスのアメリカ映画、ということで。ジャッキーはハリウッドとアジア向けを交互に撮ると言ってるけど大賛成。長年のファンとしては大暴れする雄姿を観たいもんね。

2作目とあって二人のチグハグコンビは絶好調。ムッツリスケベのジャッキーなんて可愛いじゃん。あの美しいチャン・ツィイーが悪役で大活躍なのがうれしい。華麗な蹴りで二人をノックアウトしちゃうからね。

そしてお約束のNG集。これで爆笑すれば満足して映画館を後にできるのであった。
「3」にも期待できそうだね。




イルマーレ(00年韓国)

監:イ・ヒョンスン
脚:ヨ・ジナ
出:イ・ジョンジェ/チョン・ジヒョン


静かで愛情があふれていて美しい二人がいて、っていうファンタジーって大好き。

主な舞台となる海辺の家「イルマーレ」が素敵。潮が満ちると海の中に建っているかのよう。でも実際に住んだら湿気と潮っ気で大変だろうな〜。(なんて夢の無いわたしかしら)

彼氏にふられて失意のウンジュ。イルマーレから引っ越すに当たって次の住人に向けたメッセージをポストへ入れていく。ところがそのポストは時空がねじれていて2年前の住人の青年ソンヒョンの手に渡ってしまう。そのポストを介して文通を続ける二人の間に芽生える恋心。究極の遠距離恋愛の二人に未来はあるのか?

そんなおとぎ話を美しく詩情豊かな映像でつづられたら、メロメロよ〜。

と感激していたら上映後「全然意味がわかんなかったよ」という男性の声が聞こえてきた。キミには想像力というものが欠落しているのだね。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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