No.101(12月30日)


至福の時(02年中国)

監:チャン・イーモウ
脚:グイ・ズ
出:チャオ・ベンシャン/ドン・ジエ/フー・ピアオ/リー・シェエチェン

数々の素晴らしい作品を発表しているチャン・イーモウ監督とくればそりゃ〜期待もするわな。で、満足度は、というと...。

失業中の身でありながら結婚したいと焦っている中年男チャオ。やっと見つけた女性に気に入られたくてホテルを経営していると嘘をつく彼。その嘘がどんどん大きくなって、収拾がつかなくなるし、彼女の前夫の連れ子の盲目の少女ウーの面倒まで見る羽目に陥ってしまう。でも、なあ、チャオの嘘ってほとんどバレバレで危なっかしくて見てられないよ。それも後半、ウーへの優しさからつく嘘は善意なだけにいつばれるのかとハラハラ。周囲の人間をも巻き込んでの嘘つき合戦。終いにはウーまで参加してしまうのよ。

もっと面白く、また涙もいっぱいってなりそうなのになんか物足りないのよね。人情ばなしとしてもコメディーとしても中途半端って感じ。特にラストはもうちょっと落とし前をきっちりつけて欲しかった気がする。見どころは何度も出てくる少女の下着姿だけ、とは言い過ぎかしら。でも脚がすっごく長くてきれいなのよ〜。




刑務所の中(02年日)

監:崔洋一
脚:鄭義信/中村喜洋
出:山崎努/香川照之/田口トモロヲ/松重豊

刑務所の中での生活をつづった映画、とは言っても暴力、脱獄、イジメ等マイナーなイメージのものは一切なし。厳しい規則(これは塀の外から見るとかなり滑稽)はあるものの「刑務所」の中ってこんなに楽しくて、のんびりしていていいの〜って感じ。

銃砲刀剣類不法所持で懲役3年のハナワカズイチ(山崎努)、受刑者番号222番が主人公。考えることといったら食事のこと、日常の些細でどうでも良いようなことばかり。この食事がなかなかのものでお正月にはおせち料理なんかが出たりして、かなりいけそう。またトイレへ行くには大でも小でも「用便願います!」と大きな声で看守に訴えて許可を得てからなんて知らなかったわ。これらの出来事をバカバカしく脱力ものに見せてくれる山崎努のモノローグがお見事。他の受刑者達もみんなすっとぼけていて、クスクス笑っているうちに刑務所へ行くときの心構えが出来るという大変役に立つ(?)映画。

それほど大変そうには見えない刑務所暮らし、でも冷静に考えたらやっぱり私には2日ももちそうにないな〜。




火山高(01年韓国)

監・脚:キム・テギュン
脚:ソ・ドンホン/チョン・アンチョル/パク・ホンス/ホ・キュン
出:チャン・ヒョク/シン・ミナ/キム・スロ/クォン・サンウ/コン・ヒョジン

韓国パワー大炸裂。マトリックスから大胆にもパクるパクる。ここまでやれば誰にも文句は言わせないゾっていう気迫の、学園青春ファンタジックアクションCG大作。

この火山高っていう学校がとんでもなくて、先生と生徒の覇権争いでもうめちゃくちゃ。生徒達はまるでワイヤーアクションを駆使したかのような空中バトルで学校中を破壊しまくっているの。そこに超問題児のギョンスが転校してきて、彼の今度こそ問題は起こさないという決意ははるか彼方へ飛んでいき、彼を中心に争いは最悪の事態へと発展していくのだ。

緊張感バリバリ、全編パワー炸裂で物語が進んでいけば傑作と狂喜乱舞したかも。でも主人公のギョンスがものすごいパワーを持っていながら、おちゃめで可愛いキャラっていうのがどうもちぐはぐな感じ。

まあ、そんな細かいことは気にせずに気軽に楽しんだ人が勝ち。学ラン姿のヒロインも可愛いしね。




ブラッド・ワーク(02年アメリカ)

監・出:クリント・イーストウッド
脚:ブライアン・ヘルゲランド
出:ジェフ・ダニエルズ/ワンダ・デ・ジーザス/ティナ・リフォード

いんや〜、ご老体無理がありますな〜。70才を越えているFBI現職っているのかしら?で、イーストウッドが冒頭連続殺人犯を追って走りまくるの。観ているほうがハラハラ、死んじゃうよ、と思っていたら案の定、心臓がいかれて御陀仏寸前。

そして2年後心臓移植手術が成功したイーストウッドの前に再びあの連続殺人犯が姿を現す。現職を退いたにもかかわらず捜査に乗り出す彼。今回はご老体ってだけじゃなくて心臓まで問題ありでもう大変。

最初で何となく犯人が分かってしまうけれども意外や意外の展開で面白い。のだけれどもやっぱり年はとってももてる男を演じたいのね。すぐに裸になるし40才くらい年下の女性とベッドまで共にするの。そのまま腹上死しちゃうわよ。エロジジイはそろそろお辞めなさい、ってアドバイスする人が回りにいないのかしら。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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