No.86(2月18日)


オーシャンズ11(01年アメリカ)

監:スティーブン・ソダバーグ
脚:テッド・グリフィン
出:ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/アンディ・ガルシア/ジュリア・ロバーツ/マット・デイモン

オールスターキャストでありながら役者の使い方がうまいし、皆それぞれ自分の役をきっちり演じていて観ていて気持ちがいいね。サスペンスとユーモアのブレンド加減も絶妙。でもジュリア・ロバーツはちょっと華がなかったな〜。

仮釈放中のオーシャン(クルーニー)が計画したラスベガスを舞台にしたとんでもない現金大強奪の顛末を描いたもので、そのために選ばれた仲間がプロ中のプロ。とは言っても犯罪者たちばかりではなく、ラジコンカー・マニア、サーカスの団員までいてそれぞれが重要な役割をするというように、全員にちゃんと見せ場があるのもうれしい。

クルーニーの男の色気を堪能して軽妙洒脱なピットの演技に笑って、大胆不敵で大仕掛けで秒刻みの犯罪劇にあっと驚いて、そしてう〜ん騙された!と大満足。




無問題2(01年香港)

監:チン・ガーロウ
出:岡村隆/ユン・ピョウ/酒井若菜/サム・リー

ナイナイの岡村主演の香港アクションムービー。とは言ってもTVを見ない私は岡村という人は始めて。でも映画館はこの人のファンで盛況であった(酒井若菜のファンもいたかも)。っていうかファンの人じゃないとこの映画、つらいかも。アクション俳優でもないのによく頑張ったねとは思うけれど、やっぱり香港アクションとしては物足りないし、ギャグもイマイチ。それにいろんな映画の物まねを出せば客は笑ってくれるだろうというのはお正月の「芸能人隠し芸大会」的な発想で好きじゃないわ。

でも彼としては大満足だろうな。「グリーン・デスティニー」を真似て竹林の中をワイヤーでスイスイ。私も一生に一度でいいからワイヤーアクションで空を飛んでみたい。

久しぶりにスクリーンで観るユン・ピョウは年はとってもやっぱりいいね。彼の出番をもっと増やしてくれればな〜。ラストの大ボスとのクンフー対決に彼がいないのはマジで許せん! 体が動かなくなる前にユン・ピョウ、サモ・ハンキンポー、ジャッキー・チェンの3人でまた一緒に映画を作ってほしい!熱望。




ラットレース(01年アメリカ)

監:ジェリー・ザッカー
脚:アンディ・ブレックマン
出:ローワン・アトキンソン/セス・グリーン/キューバ・グッティングJr/ウーピー・ゴールドバーグ

映画って楽しけりゃいいのよ〜!という能天気なドタバタコメディ。カジノ王が仕掛けた賭けレースにのせられてしまった6組の一般人。賞金の200万ドルは一番乗りした人が手に出来るというルール無用なんでもアリのレース。目の色変えて900km離れたゴール目指して一直線。とはならずに、あっちでジタバタこっちでアタフタと大騒動&珍騒動の連続。

黙っていても面白いMr.ビーン、相変わらず騒々しいウーピー、下着姿で走るキューバというお馴染みの面々からよく知らない人まで体をはってギャグをかます。万国共通の視覚的なギャグが満載で大爆笑。人生とはなんぞや、愛とはなんぞや、なんて小難しいことは関係ないのよ。笑ったほうが勝ち!




息子の部屋(01年イタリア)

監・脚・出:ナンニ・モレッティ
脚:リンダ・フェリ/ハイドラン・シェリーフ
出:ラウラ・モレッティ/ジャスミン・トリンカ/ジュゼッペ/サンフェリーチェ

「生きているときは、開けてはいけないドアでした。」というキャッチコピーから想像していた物語。死んでしまった息子。一見良い子だったが彼の部屋に入ってその真の姿を知り驚愕する家族。

でも全然違ったのね。精神分析医のジョバンニ、妻、娘、息子の四人は仲がとっても良い、正に理想的な雰囲気の家族。息子もまっすぐ育って純真そのもの。おまけにすっごく可愛いの。ピカピカのお肌にはにかんだ笑顔が素敵。そんな愛されていた彼が突然死んでしまって残された家族はぼう然自失。気持ちも離れていきこのまま家族は崩壊してしまうのか。

という物語を淡々と描いて...、ってアンタちょっと単調すぎない、なんて私は思ってしまった。ことさら盛り上げることをしないで静かに内面を感じさせるシーンにしみじみ〜となるには私はまだまだ経験不足なのかしら。家族が一番っていう映画が苦手というのもあるかも。




バンディッツ(01年アメリカ)

監:バリー・レヴィンソン
脚:ハーレイ・ベントン
出:ブルース・ウィリス/ビリー・ボブ・ソーントン/ケイト・ブランシェット

刑務所から脱獄した二人の男。一緒に連続銀行強盗をするんだけど、このコンビ、微妙にずれまくっていて笑える。特に48の顔を持つソーントン演じるテリーがかなりな変人。ちょっとなにかあると自分は重病だと本気で信じちゃってアタフタ。それに比べるとテリーを茶化すジョーはいつものウィリスって感じで意外性はないけど、あの奇妙な頭髪は一見の価値あり。

そのコンビに退屈で欲求不満な日常にキレた主婦のケイトが加わって、大混乱。彼女もいつものケイト・ブランシェットからは想像できないぶっ飛び方で大熱演。まるで三馬鹿大将にお色気を加えたような面白さ。

ラストの意外な展開までスリルとサスペンスとユーモア満載で大満足。




美女と野獣(01年アメリカ)

監:ゲイリー・トゥルーズデイル/カーク・ワイズ
脚:リンダ・ウルバートン

初公開はもう10年も前なのだね(No.24)。今回はあの超巨大スクリーンのアイマックスシアターでのリバイバル上映。これがもう素晴らしいのよ〜。もちろん映画自体の出来も良いのだけれど、なにしろ画面がでっかい。そのでっかさに負けることなく、主人公ベルや野獣、ガストンが大活躍するのだもの。あと10回は観たかったけど、なんとこれで閉館なのね。寂しいわぁ〜。とは言っても3日前も観てきちゃった。

単なるリバイバルじゃなくて新たにミュージカルシーンが10分も追加されている。これがなぜ初公開時になかったのか不思議なほどの素晴らしいシーン。ポッドや時計達が人間に戻りたいって大合唱して、愉快であると同時に彼らの切々とした心情が感じられる。この時に彼らはお城の大掃除をするの。なのでその後のお城のシーンをすべてきれいにするのに大変だったんですって。

それに超巨大スクリーンなのに映像のシャープなことには驚くばかり。普通のフィルムの10倍以上ある。そのためにフォーマットし直しただけではなく背景の人物に顔を描き加えたり、汚れを取ったりとかなり修正に手間取ったみたい。でもそのおかげで初公開時以上に素晴らしい作品となったのだね。

ただ一つだけちょっと残念だったのは日本語吹き替え版だったってこと。




フロム・ヘル(01年アメリカ)

監:アレン&アルバート・ヒューズ
脚:テリー・ヘイズ/ラファエル・イグレシアス
出:ジョニー・デップ/ヘザー・グラハム/イアン・ホルム

1888年のロンドンを震撼させた「切り裂きジャック」の事件を描いたもので、その当時のロンドンの猥雑、混沌、陰惨そしてエネルギッシュな雰囲気感じられて抜群に良い。あのジョン・メリック(エレファントマン)も登場しちゃうのよ。

で、主人公のアバーライン警部はジョニー・デップ(って最近この人あちこちに顔を出して稼いでるね〜)。これがとんでもないヤツでアヘン中毒で仕事そっちのけ。でもこの警部、事件のことを幻視できちゃうのよ。殺人現場へ行って、あの時に見た映像だって言うんだけど、それだけ。事件解決になんの影響も与えないのがおちゃめ。

事件を追いかける過程で女王をも巻き込む陰謀、秘密結社の影が浮かび上がり、また底辺で必死に生きる人たちの姿もドラマチック。そして切り裂きジャックの正体は...というと、え〜、いくらなんでもちょっと強引すぎじゃないかしら。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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