No.90(5月13日)


キューティー・ブロンド(01年アメリカ)

監:ロバート・ルケティック
脚:カレン・マクラー・ラッツ/キルステン・スミス
出:リース・ウィザースプーン/ルーク・ウィルソン/セルマ・ブレア

もう徹底的にノー天気でお気楽なコメディー。なんにも考えずに笑える、だけじゃなくてちょっぴりホロッとしたりして楽しい。

超がつくくらいな元気印のブロンド娘エルはエリート指向の彼に突然ふられて一念発起。猛勉強の結果なんと彼と同じ法学部に入っちゃうの。でもお堅い大学の雰囲気に合わずに浮きまくる。ギャルの中のギャルとインテリの対比が笑っちゃう。小道具の使い方もうまくていかにも、って納得しながら爆笑。

大学に入るための自己プロモーションビデオ(コッポラに撮らせた?)が傑作で、ムチャクチャセクシーなものを見せられた教授達の戸惑いとスケベ心の葛藤がおかしい。わたしもこのビデオ欲しい!

エルを応援したくなるのは周囲に同化しないで頑張っちゃうところ。すると最初は無視していた人たちも彼女の良いところに気づくのね。

エルを演じたリーズ・ウィザースプーンはゴールディー・ホーンを思いださせるところもあって魅力的。このままコメディエンヌの道を真っ直ぐに進んでほしいな。

最近ちょっと元気がない人、事がうまく運ばなくて悩んでいる人は必見。よし、頑張るぞ!って気持ちになるよ。




友へ チング(01年韓国)

監・脚:クァク・キョンテク
出:ユ・オソン/チャン・ドンゴン/ソ・テファ/チョン・ウンテク

小学校の遊び仲間だった4人。このシーンが懐かしくて心に暖かい。親の境遇、将来の不安なんてなんにも無くて楽しい毎日。自分にもこんな日々があったのかしら。もう忘れちゃったな。

その4人が高校で再会するんだけど、不良と優等生と環境は変わってしまっても変わらない友情が熱い。そのドタバタの日々が丁寧に描かれているので、大人になってからの悲劇が余計に心に響く。

二人はヤクザの世界にどっぷり、おまけに対抗勢力。この二人と真面目な二人の友情が映画の中だけでなく普遍的なものであるために観終わってグッとくるのよね。現実には殺し合いまではしないけどね。そして4人の中で一番光っているユ・オソンの表情が素晴らしい。ラストの彼のセリフと表情はいつまでも心に残るであろう名場面。




スパイダーマン(02年アメリカ)

監:サム・ライミ
脚:デビット・コープ
出:トビー・マグワイア/ウィレム・デフォー/キルスティン・ダンスト

え〜、トビー・マグワイアがスパイダーマン!?って思ったけど、やっぱりうまいうまい人が演じるとピタリと決まる。それに単なるヒーローものではなく悩める青春ものって雰囲気もあるから彼で大正解。

引っ込み思案なため幼なじみを親友に取られてウジウジ。それがスーパーヒーローになった後だから、笑っちゃう。彼が裸になるシーンでは筋肉ムキムキなので顔だけ合成したのかと思ったら、何ヵ月もかけて体を作ったんだって。さすが。

正義に目覚めるきっかけも丁寧に描かれていて現実味があるのでますます彼のことが好きになってしまう。あのすっとぼけたような飄々とした表情がいいね。

グリーン・ゴブリンを演じたウィレム・デフォーも素晴らしい。ジキルとハイドの対決の場面では鳥肌が立つくらいの恐ろしさ。

CGバリバリなこの二人の対決シーンも良くできていて大興奮。ビルとビルの間をヒュンヒュンと移動するスリリングな映像は必見。ホンマによく出来てまんな〜、と感心。

恋、涙、家族、友情、正義、正邪、もちろんアクションありとものすごく盛りだくさんなので3時間くらいの上映時間かと思ったらたったの2時間。つまらなくて長く感じることはあったけど、面白すぎて長く感じたなんて初めての体験でびっくり。




サンキュー・ボーイズ(01年アメリカ)

監:ペニー・マーシャル
脚:モーガン・アプトン・ウォード
出:ドリュー・バリモア/スティーヴ・ザーン/ジェームズ・ウッズ

こちらはE.T.20年後のドリュー・バリモアの主演映画。ドラッグ等で色々あったのに見事に復活しての最近の活躍は素晴らしい。ということはまだ26歳なのね。その彼女がこの映画の原作者の作家ビバリーの15歳から35歳までの波乱万丈な人生を説得力十分に演じている。

15歳でなんと妊娠、出産。親からも見捨てられ、おまけに彼氏はトコトンロクでもないやつ。作家になるという夢だけは捨てないけれども、厳しい現実。そこで流されたらお終い。彼氏は追い出し子供と格闘しながらの涙と笑いの日々は臨場感たっぷり。なのだけれども肝心の作家になるという熱情がほとんど描かれていないので単なる子育て奮戦記になってしまっているのは残念。それならそれでもっとギャグっぽくすれば良かったのに。なんか中途半端な印象。ということでドリューの熱演ばかりでは映画としては物足りないな〜。




E.T.(02年アメリカ)

監:スティーブン・スピルバーグ
脚:メリッサ・マシスン
出:ヘンリー・トーマス/ロバート・マクノートン/ドリュー・バリモア

十数年ぶりに観たらしらけちゃうかも、なんて思っていたけどやっぱり面白かった。わたしって素直すぎかも?

あのE.T. の不気味でありながら愛嬌のあるシワシワの姿は何度見ても飽きない。それに再確認したのは子役達の驚異的なウマサ。エリオット少年とE.T.の触れ合い、6歳のドリュー・バリモアの可愛いさ、頼りになるお兄ちゃん。どれもが素晴らしい。特にエリオット少年の酔っ払い演技は最高だね。ジョン・ウィリアムスの音楽もこれでもかっていうくらいに鳴り響いているし。

削除された銃、追加されたシーンなどは別にどうでもいいけど、この作品をビデオでしか観たことのない人は是非劇場で観て欲しいし、子供のころ感動した人も、再見すると楽しめること確実。




コラテラル・ダメージ(01年アメリカ)

監:アンドリュー・デイヴィス
脚:デイヴィット・グリフィス/ピーター・グリフィス
出:アーノルド・シュワルツェネッガー/フランチェスカ・ネリ/ジョン・レグイザモ

爆弾テロに巻き込まれて妻子を殺された消防士が復讐のために孤軍奮闘。でもテロリストを追ってコロンビアまで行ってしまう強引な展開にはびっくり。いくらなんでも一般人がそこまでできるか〜?でもその後は丁寧なストーリー展開、意外な犯人像などで楽しめた。ラストのターミネーター的な壮絶バトルは減点だけど、これがなきゃシュワルツェネッガー映画としては物足りないのでしょうがないか。

という感じでなかなかに面白いのだけれども何かが足りない...。シュワルツェネッガーが主演でピリッとしたものを求めるのは無理なのかしら。どんなに危機に陥っても観ているほうとしては安心しちゃってドキドキ感が盛り上がらないんだよね。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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