No.94(8月13日)



金魚のしずく(01年香港)

監・脚:キャロル・ライ
脚:ルイ・ホウチョン
出:ゼニー・クッォク/ロー・リエ/チョイ・ティンヨー

私はP。家にいるとママが愛人を連れてくるから家出しちゃった。ちょっと悪ぶってクールな雰囲気がいいって彼氏が言うよ。んで変なオッサンが尋ねてきてアタシの友達でもある孫のチョーを一緒に探してくれって頼むんよ。なんかメンドーで最初は逃げてたんだけど、なんか波長が合っちゃったんだよね。で、彼氏と3人で街をウロウロってな訳よ。

なんか雰囲気は良かったんだけど、それだけっていう感じもするな。それに現地の人しか分からない設定があって、後でチラシを読んで「あ〜、そういうことなの」っていうのもつらい(わたしが単なる無知だということかも知れないけど)。

でも3人がそれぞれが魅力的なのね。原題の「瑠璃、少女」って言葉がぴったりのP。ちょっとしたことですぐに壊れそう。それを見守る彼氏も悪ぶっているんだけども可愛らしくて印象的。元刑事で今は無人島の管理人をやっているオッサンも頑固で自分を曲げない感じが硬派でかっこよい。そう、かっこよく年を取りたいもんだね。




タイムマシン(02年アメリカ)

監:サイモン・ウェルズ
脚:ジョン・ローガン
出:ガイ・ピアース/サマンサ・マンバ/ジェレミー・アイアンズ

子供の頃H.G.ウェルズ原作の「タイムマシン」を読んでワクワク。今でもなんとなく覚えているほど強烈なインパクトがあった。

で、それが原作のこの映画。一言で言うと「ヌル〜イ」。
まず時間旅行を決意した悲壮な想いが伝わってこないから主人公と一体になれないのがつらいわ。
まあ、けどハリウッド映画だからそれはしょうがないか。
と、思いつつその後に続く(おそらく金をかけたであろうと思われる)時間旅行の映像。全部どっかで観たような気がする。花が咲き乱れ、デパートのウィンドウが移り変わり、ビルがニョキニョキ。う〜ん、これなら光がピュンピュン飛んでくるだけの映像でも興奮度はたいして変わらなかったかも。

んで80万年後の世界。これじゃあまるっきり「猿の惑星」と同じやんけ〜。もうちょっと原作に忠実でも良かったのではないかしら。それにラストの無理やりなスペクタクルも蛇足な感じ。

それにしてもジェレミー・アイアンズ、ちょっと情けないわ〜。かつては渋くて素敵なオジサマ役が板についていたのに、白塗りの怪人の役とは。がっかり。

なんか波長が思いっきりあわなかったわ〜。残念。




春の日は過ぎゆく(01年韓国・日本・香港)

監・脚:ホ・ジノ
脚:リュウ・チャンハ/イ・スクヨン/シン・ジュノ
出:ユ・ジテ/イ・ヨンエ

木々が風でざわざわする音、海辺の波の音等々、そういえば自然のたてる音って最近全然意識したことなかったけど、たまには静かに耳を傾けなくちゃね。

主人公はそういう音を録る録音技師のサンウ。かっこいいし物静かでいつも戸惑ったような笑顔が魅力的。女性にモテモテだろうと思うとさにあらず。純情一直線で、仕事で一緒になった年上の女性DJウンスと恋に落ちたのはいいけど、翻弄されっぱなし。もっとしっかりして〜。っていうかウンスの心が全然読めないのよね。別れたいのか、そうでないのか。こんな態度をとられたらストーカーになる気持ちもわかっちゃう。

でも内容的には全くドロドロしてなくてホ・ジノ監督の前作「八月のクリスマス」のようにたゆたゆと時間はゆっくり静かに心地よく過ぎていく。

「通り過ぎたバスと女は追いかけちゃいかん」とちょっとボケの入ったサンウのおばあちゃんが言うんだけど、思わず深〜くうなずいてしまったよ。

それにしてもエンディングテーマ。本人が日本語で歌わなくて良かったわ。もしそうだったら雰囲気ぶち壊し。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
next page 2002 contents