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ダブルビジョン(02年香港・台湾・アメリカ) 監・脚:チェン・クォフー |
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キリスト教ではなくて道教というのは新鮮だけれど、教えに従って次々と犠牲者を増やしていくというストーリーには二番煎じという気が拭えないのは残念。ラストもなんだかな〜、って感じ。 なのでこれはデビット・モースとレオン・カーファイの演技を観る映画かも。捜査のためとはいえ、言葉も通じない異国に突然放り出されて、なんとかやり抜こうとする厳しい姿の合間に見せる優しい心にホッとする。そんな「外国人」をうまく演じている。唐辛子入りの麺を無理して平気な顔して食べているシーンはほほ笑ましい。 対してレオンは過去の不幸な出来事によって警察仲間からも、家族からも孤立して生きている姿が痛ましい。それがFBI捜査官との仕事を任されたことによって、だんだんと目を覚ましていく姿を自然に演じている。 |
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★アバウト・シュミット(02年アメリカ) 監:アレクサンダー・ペイン |
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TVCMを見て発作的にチャイルドスポンサーになってしまい、その子に手紙を書くんだけど、それが爆笑もの。でもそれがナレーションの替わりにもなっていてとても効果的な使い方だと感心。 それにしてもキャシー・ベイツの入浴シーンは強烈すぎたな〜。今も目を閉じると浮かんできてしまうもの。 |
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マトリックス リローデッド(03年アメリカ) 監・脚:ラリー&アンディ・ウォチャウスキー |
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それでもネオはかっこいいし、トリニティの勇姿が再び観られるのはうれしい。モーフィアスの哲学講義も楽しい(でもしつこい...)。しかもやり過ぎで笑えるところがいっぱいあるのが新鮮。エージェント・スミスの大増殖なんて不気味すぎて笑うしかないぞ。凄まじい量のVFXの割には生ぬるいアクションがいっぱいではあるけれど、高速道路でのトリニティのバイクアクションは興奮度200%。これだけでもお金を払って観る価値は十分あり。(っていうかここしか興奮するところがないとも言う) 新キャラのザ・ツインズがユニークなだけにもっと活躍して欲しかったな。次作にも出るのかしら? エンドクレジットの後に、秋に公開の「マトリックス レボリューションズ」の予告があるので最後まで席を立たないように。やっぱりここまでつまらないこの作品の落とし前をどうつけるのかを観なくてはなるまい。 |
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★メイド・イン・マンハッタン(02年アメリカ) 監:ウェイン・ワン |
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お気楽に観られるラブコメ。そんな都合の良いことがあるわけないやんけ、という人はほっといてよろしい。 高級ホテルの客室係マリサは、いたずら心から客の高価な服を試着していた。そこに偶然、若手政治家クリスが現れ、自分の身分を告げられないまま恋に落ちてしまうのであった、というシンデレラストーリーを嫌みなく演じたジェニファーはキュート。逆境にもめげずに頑張る姿には勇気づけられる。彼女のちょっとおせっかいな同僚もいい感じ。クリス役のレイフも「病的に繊細な異常者」から離れて楽しそうに演じていていい感じ。 でもマリサがクリスに「低所得者の実情を見てきな!」と怒りの抗議をしたのにその後に何の描写もなくて素通りしたのは大いなる減点。時間の都合でカットされたのかも知れないけど、それがあればラストはもっと盛り上がったであろうに。 |
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★きみの帰る場所 アントワン・フィッシャー(02年アメリカ) 監・出:デンゼル・ワシントン |
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壮絶に悲惨な子供時代を送ったアントワンの実録ドラマ。これが半端に悲惨ではないの。父親は分からず、刑務所で生まれ、里子先では児童虐待とさらなる酷い仕打ち。多少の問題を抱えながらも海軍でやっている精神の強さには感服。極悪の道に入って荒んだ暮らしをしていてもおかしくはなかったろうに。 デゼンルの初監督作なんだけど、実に真面目に丁寧に映画化している。ラストなんかもいくらでも感動を売りにできそうなのにさらっとしていて清々しい。役者選びも当たりで、デレクは閉ざされた心の開放と家族探しの旅を素直に表現して新人とは思えない素晴らしさ。精神科医との反発、そして心を通いあわせていく過程も細やかで染みてくる。 「帰る場所」ではなくて過去を見つめ直してそこから旅立ちする男の物語なのである。それには愛する女性も必要で、彼女との初恋も素敵で(かなり不器用でほほ笑ましい)、良い人に巡り合えてよかったね。 アントワンが原作・脚本をするに至った過程もまるで映画に出きるくらいの物語。そこらへんをDVDになったときに特典映像としてくれたら買うのだけれど。 |
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★カントリー・ベアーズ(02年アメリカ) 監:ピーター・ヘイスティング |
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自分はどうももらわれっ子ではないかという疑いを抱いているベアリー少年(ってアンタ、どうみたってまるっきり外見が熊じゃんよ)が主人公。冒頭に幸せな家族の日常を延々とみせられたらどうしようと思っていたけど、あっさりとベアリーは家出しちゃってそれからは笑いとアクション、音楽満載の楽しい展開。熊と人間が共存しているという世界も違和感なし。 ラストの展開が急ぎすぎた感じがするけど子供向けの映画だからそのくらいはノープロブレム、かな。 レトロな感じの着ぐるみも映画の雰囲気にぴったりだし、クリストファー・ウォーケンがまたまた変な役で大活躍しているのもうれしい。 |
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★過去のない男(02年フィンランド) 監・脚:アキ・カウリスマキ |
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でもこれがカウリスマキの手にかかると極上の映画になるんだから不思議。動きもセリフも少ないし、派手さは何にもないけど絶妙の間がユーモアとペーソスを醸し出し、「あ〜、人生っていいもんだね」ってシミジミ感でいっぱい。そう、普通の人々の普通の生活が彼を救ったのよね。犬のハウリングも役に立ったかも。 でもなぜに終盤に日本語の演歌が情感たっぷりに流れてくるの?笑っちゃったよ。 |