|
ザ・コア(03年アメリカ) 監:ジョン・アミュエル |
|
ヒッチコックの「鳥」をスケールアップした無数の鳥の襲撃、静電気放電に見舞われるローマ、熱波に焼き尽くされるサンフランシスコの大災害は鳥肌が立つほどリアルな描写。で後半もそれなりの見せ場はあるのだけれどひたすら地下に潜っていくだけで地味。生き残る人も予想通りで意外性がないのよね。でもヘタな恋愛感情が湧かないのは良いね。 |
|
8Mile(02年アメリカ) 監:カーティス・ハンソン |
|
ラップというものに全く興味がないので当然、エミネムという人も知らなかったわけですが。この映画は彼のどん底時代を当人が演じている半自伝的なもの。 八方ふさがりの人生、これが半端じゃなく悲惨なのね。金無し、家無し、仕事はクソで母親のところに転がり込めばFUCKの最中だし。デトロイトが舞台なんだけど、その荒涼とした雰囲気は映画にぴったりで、ここから逃げ出したいとみんなが思ってしまうのも納得。 ラップ・バトルが成功へのきっかけとなるんだけど、これはもっと違うものを想像していた。ステージ上の二人が即興のラップで勝敗を決める、というものなんだけどその内容が単なる相手への悪口なのよ。メッセージ性のかけらもありゃしない。これが事実なのかもしれないけど最後の対戦くらいはもっと別なものを見せて欲しかったな〜。相手の弱点、過去を暴いて勝ったって意味ないじゃんって思ってしまった。それがスキルなの? やっぱりメロディーのないラップより、私は美旋律のヘヴィーメタルが好き!というのが結論。 |
|
ロスト・イン・ラマンチャ(01年アメリカ・イギリス) 監:キース・フルトン/ルイス・ペペ |
|
構想に何年も費やし、資金を調達。フランスの老優ジャン・ロシュフォールは半年かけて英語を勉強、俳優のスケジュールもなんとか調整して、さあ、撮影だという段階でのテリーの楽しそうな顔。自分で描いた絵コンテ(うまい!)を前に満足そうな顔。それがたったの数日で全部おしゃか。結局DVD用の特典映像として撮り始めたこのドキュメントが唯一残された映像となったのね。 ラストで監督は「まだあきらめてはいない。」と頑張っているけどまたあの混乱を体験するなんて出来るのかしら? |
|
★NARK(02年アメリカ) 監・脚:ジョー・カーナハン |
|
のっけからハイテンションな映像。犯人を追う覆面捜査官でカメラも一緒に走るからもう大変。と思ったら悲惨な出来事が起ってしまう。その事件で停職処分を受けた捜査官ニック(ジェイソン・パトリック)は復職のために警官殺しの犯人捜査を手伝うことになる。その指揮をしているのがオーク(レイ・リオッタ)で異常なほどの怒りでいっぱい。犯人なんて殺しかねないほど。対するニックも正義感が人一倍強く、彼らが容疑者を尋問するシーンではその爆発度にぼう然。ジェイソンとレイの迫真の演技は緊迫感と迫力で見ごたえ十分。 真実に至るまでに二転三転、誰を信じられるのか、誰が嘘を言っているのか、目が離せない。そしてあまりに悲惨なラスト。捜査官達の仕事をこれほど生々しくリアルにクールに描き出し、なおかつエンターテイメント的にドキドキさせてくれるとは新人監督カーナハン、やってくれるじゃない。 |
|
サラマンダー(02年アメリカ) 監:ロブ・ボウマン |
|
このサラマンダーって恐竜を食い尽くしてしばしの惰眠をむさぼっていて再び地球がエサ(=人間)で満たされるを待っていたというとんでもない化け物火吹きドラゴン。それも1匹ではなくて無数にいるの。果たして生き残ったわずかな人類に勝機はあるのか!? 主演がマシュー・マコノヒーとクリスチャン・ベイルで、マシューが狂気の軍人、クリスチャンが生き残りのグループのリーダー。マシューってひ弱なイメージがあったけど筋肉隆々の肉体にはびっくり。クリスチャンもいい体をしているはずなのにその肉体を披露してくれなかったのは残念。(ってアンタいったい何を観に行ってるのよ) サラマンダーの恐怖がキチンと伝わってきてスケールも大きいし正統派怪獣映画という趣で好きだわ。 |
|
★バンガー・シスターズ(02年アメリカ) 監・脚:ボブ・ドルマン |
|
今から20数年前ロックスターをモノにしまくっていた伝説のグルーピー、バンガーシスターズことスゼット&ヴィニーがいた。で、現代のロサンゼルスのライブハウスのカウンターでスゼットがSex, drugs&Rock'n'rollの炎を細々と燃やし続けている場面から始まる。グルーピーファッションに身を包んだゴールディ・ホーンのその輝くばかりの若々しいお姿。アンタいったいいくつやねんって叫んじゃったよ。そしてかつての相棒のヴィニーは過去を捨て良妻賢母の超リッチな弁護士の妻。 ライブハウスをクビになったスゼットがヴィニーに逢いに行くんだけれどその再開はお互いを気まずくさせるだけだったのね。でもそんなに簡単に昔を捨てられるの、ヴィニーは...? ヴィニー秘蔵のお宝写真には大爆笑。ロックスターの○○○のコレクションなんだもの。ジミー・ペイジなんて...(永遠の詩/レッドツェッペリンを参照のこと)。悪ノリの二人も楽しそう。この二人に絡むジェフリー・ラッシュもいい味出してる。潔癖症で自己管理魔の売れない脚本家、なんてぴったり。彼のエピソードも印象深い。 自由に、本音で生きろ!過去を恥じるな!ロックを聞き続けろ!頑張ろう!オー!ということで一つよろしく。 |
|
★トゥー・ウィークス・ノーティス(02年アメリカ) 監・脚:マーク・ローレンス |
|
億万長者で無敵のプレイボーイで会社の広告塔でハンサムなジョージの元で働くことになった理想家肌の弁護士ルーシー。ところがジョージは最強の優柔不断男でもあってネクタイ選びから離婚調停まで面倒を見る羽目になってしまう。この二人が漫才みたいな関係でなかなかロマンチックな関係にならないのが良いのね。中でも封筒選びのシーンは爆笑。 クスクス笑っているうちにラストでちょっと切なくなる。これぞ王道。でも大満足。あなたが本当に必要としている人は以外と身近にいるイヤなヤツかもよ。 |