No.112(8月18日)


10日間で男を上手にフル方法(03年アメリカ)
監:ドナルド・ペトリ
脚:クリステン・バックリー/ブライアン・レーガン/バー・スティアーズ
出:ケイト・ハドソン/マシュー・マコノヒー/キャスリン・ハーン

逆転の発送っていうのか、このラブコメは異性をゲットする方法ではなくて、いかにして嫌われるかという映画。可愛いのかそうでないのか微妙な雰囲気のケイト・ハドソンがそんなウザッタイ女性を演じてぴったり。しかし母親に似ているね〜。過激な笑顔なんか特に。あまり真面目な方へはいかずに母親以上にコメディーにもっともっと頑張ってほしいものだ。

アンディーは女性誌で人気コラムを担当していて今度のテーマは「10日間で男に上手にふられる方法」。実験台に選ばれた不幸な男は広告マンのベン。ところが彼は「10日間でホントの恋人をゲットする」と仕事仲間と賭けをしていたのだ。でも主導権を握っているのはアンディーの方で嫌われる方法が「あるかも」から「そこまでやるか」っていうまで色々あって大爆笑。彼の部屋のトイレをファンシーに改造するなんてひょっとしたら貴女、やってない?

快調なテンポで進んで最後はホロッ、やっぱりラブコメはこうでなくっちゃ。




マイ・ビッグファット・ウェディング(02年アメリカ)

監:ジョエル・ズウィック
脚・出:ニア・ヴァルダロス
出:ジョン・コーベッド/マイケル・コンスタンティン/レイニー・カザン

イヤハヤなんとも女性にとって都合の良いシンデレラストーリーでんな〜。でも逆の話はいっぱいあってもこういうのはあまりなかったから新鮮かも。

親から結婚する気がないのかと嘆かれているトゥーラは30過ぎの(っていうより40過ぎに見える)太めでメガネのかなりさえないギリシャ系の女性。一念発起してダイエットして、コンタクトに換え、とはいってもやっぱりダサいのは相変わらずなんだけどね。でもそんな彼女の姿を見て一目ぼれした男がナカナカいい男。う〜ん、アンタいったいどこに惚れたのよ。まあ、けどトントン拍子に結婚話まで行くのね。ところが彼女の両親はギリシャ系の男ではないと猛反対。

で、この男がまったく自己主張ってものがないの!彼女の家のいいなり。右向けって言われりゃ永遠に右向いていそうで、ここまでフニャチンだと観ている男は全員呆れちゃうよ(男の観客は数えるほどしかいなかったのは事実)。女性から見れば理想の男性なのかも知れないけど。

ギャグで大爆笑だったらそんなことも気にならなかったかも知れないけど、それもぬるくてがっかり。でも女性同士でお気楽に観るには最適かも。涙ぐんでいる人もいたし。




パイレーツ・オブ・カリビアン(03年アメリカ)

監:ゴア・ヴァービンスキー
脚:テッド・エリオット/テリー・ロッシオ
出:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/ジェフリー・ラッシュ/キーラ・ナイトレイ

アクション+海賊+ロマンス+大冒険+ユーモア+かっこいいヒーロー+美しいヒロイン=楽しい楽しいディズニーのカリブ海の海賊。こういう映画はへ理屈は無用で楽しんだ人の勝ち!

不死身の海賊バルボッサに捕われたエリザベスを救うために立ち上がるウィルと謎の海賊ジャック・スパロウの大冒険の物語。ウィルを演じたのはオーランド・ブルームで「ロード・オブ・ザ・リング」に劣らずかっこいい。ちょびヒゲも似合っているし。ジャック・スパロウはかなりユニークな海賊で策略家なのか、単なるボケなのか、というとらえどころのないヤツでジョニー・デップが演じて魅力たっぷり。

大決闘の最中に「不死身同士で戦ってなんか意味があるのか?」っていうセリフには大爆笑。VFXも素晴らしい出来だけれど主張しすぎずに物語に溶け込んでいるのもポイント高し。けどなぜかハリーハウンゼンの「シンドバット七回目の航海」を観たくなってしまった。

エンディングの後にも面白い映像があるので最後の最後まで席を立たないように。




エデンより彼方へ(02年アメリカ)

監・脚:トッド・ヘインズ
出:ジュリアン・ムーア/デニス・クエイド/パトリシア・クラークソン/デニス・ヘイズパート

映像がひたすら美しい。燃えるような紅葉の中にある贅沢な邸宅。美しいドレス。もう絵に描いたようなブルジョワの香り。そこで幸せな生活を送る主婦キャシーが主人公で、どこか懐かしいようなアメリカテレビドラマ風メロドラマが展開していく、と思っているとだんだん微妙にずれてきて、社会派、悲恋物に様変わり。

今の生活に満足して何も悩みなどない主婦から奈落の底に落とされ、噂の的になり、秘めた恋から生への喜びに気づくキャシーを演じるジュリアン・ムーアが素晴らしいのね。

50年代のアメリカ東部での同性愛への偏見や人種差別、狭い地域でのゴシップ等から理想の主婦であったキャシーが疎外されていく様は痛ましい。けどキャシーは自分に正直に生きようとしただけなのよ。今の時代であったらなんの問題もなかったであろうに。

さてさてキャシーはその後どんな人生を送ったのであろうか。色々考えちゃう。




チャンピオン(02年韓国)

監・脚:クァク・キョンテク
出:ユ・オゾン/チェ・ミンソ/ユン・スンワン

「ロッキー」のような話なんだけど韓国のキム・ドゥックというボクサーの実話。日本にも「どついたるねん」というボクシング映画の傑作があったね。そういえばアリや具志堅が活躍していたころは欠かさずにTVで試合を見ていたな〜。

貧しい家に育ち、身体一つでソウルに出てきたキムがボクシングと出会い、拳だけで今まで夢でしかなかったものを手に入れていく。そして1982年、己の全てをかけてラスベガスで世界タイトルマッチに挑戦する男の物語。この時代の再現が懐かしい。喫茶店のテーブルにある占いの機械なんて若い人は知らないだろうね。

ボクシング映画でありながら凄まじいトレーニングの話は出てこないんだけど、演じるユ・オゾンの体は本物のボクサーのそれ。そんな彼が試合でビシバシ殴り、殴られ汗と血が飛び散るんだから臨場感たっぷり。全ての試合に勝たせてあげたいけど実話だから無理だわな。

ジムの会長の「ボクサーはミス・コリアより鏡を見る時間が長い。なぜなら戦うべき相手はそこにいるからだ」という言葉は重い。これは全ての戦う人に言えることだ。別に肉体的にということではなくて。




アンダーカバー・ブラザー(02年アメリカ)

監:マルコム・D・リー
脚:ジョン・リドリー/マイケル・マクリース
出:エディ・グリフィン/クリス・カッタン/デニス・リチャーズ

「オースティンパワーズ」の黒人版って感じで、主人公アンダーカバーブラザーの70年代風巨大アフロヘアーとロンドンブーツがダサダサで笑える。白人至上主義の過激な組織と戦う黒人の地下組織ブラザーフッドに協力する彼だが、様々な困難に遭遇するのであった。そんな定番ともいえるストーリーにチープな秘密兵器やぬるめのアクション、映画のパロディ等々を満載しておバカ街道まっしぐら。

ということだけれどギャグ映画って、どんなにくだらなくても観る人のツボにはまればOKなんだけど、外すと笑えないのよね。ってことでワタシ的にはイマイチ大爆笑にはならなかったのは残念。

もっとお色気パワーが欲しかった気もするデニスだけれど、超ロングフワフワ金髪が似合っているのね。ナイスボディーと相まってバービー人形みたいですっごく素敵なの。水森亜土のセクシーイラストの感じと言えばわかるかしら。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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