No.121(1月23日)

リクルート(03年アメリカ)

監:ロジャー・ドナルドソン
脚:ロジャー・タウン/カート・ウィマー/ミッチ・グレイザー
出:アル・パチーノ/コリン・ファレル/ブリジット・モイナハン

スポーツ万能、コンピュータにも精通、しかも女にもてる、というジェームズ。そんな彼がCIA教官のウォルターにリクルートされ、訓練を受けることになる。ってこの訓練が凄いのね。銃の扱いなんて序の口。ウソ発見器を使った実験、それにあんなことやこんなことまで!ということでびっくり、へえ〜って感じ。

そんで、後半意外な展開になるんだけど、あの人があんな理由であんなことをするなんて、ちょっと弱いかな。ここら辺伏線があっても良かったかも。それに衝撃のトリックサスペンスっていうことを宣伝しすぎ。なんとなく展開が分かってしまうではないか。

出演作が目白押しで正に旬のスターですねコリン・ファレルは。




ドラキュリア II 鮮血の狩人(02年アメリカ)

監・脚:パトリック。ルシエ
脚:ジョエル・ソアソン
出:ジェイソン・スコット・リー/ジェイソン・ロンドン/クレイブ・シェーファー

武闘派(?)のJ・S・リーが牧師役で登場。そのあまりの似合わなさに、こいつはきっと悪の手先で変装シテイルトコロナノダ、と思ったけど、ヴァンパイア・ハンターだったのね。鞭と鎌でいきなり双子のヴァンパイアを首チョンパしちゃうなんてかっこよさ過ぎ。黒焦げのヴァンパイアもおちゃめで、豆(?)を数えるシーンは大爆笑。そうB級の面白さ満載なのよ。

死体置き場に届いた黒焦げヴァンパイアを盗んで復活させるべく奮闘する教授とその教え子達は、成功するのか!そして牧師は復活を阻止することが出来るのか!という、どうでも良いようなストーリーざんす。あまり期待しないで観るとこれがけっこう楽しめる。でもヒロインが可愛いのにサービスシーンがないのは物足りない気もするが。やっぱりホラーにはお色気は必要不可欠。J・S・リーの筋肉美のお披露目もないし。ホラー好きな人にはお勧め。でもDVDでいいかも。




キートンのカメラマン(28年アメリカ)

監:エドワード・セジウィック
出:バスター・キートン/マーセリン・デイ/ハロルド・グッドウィン

「喜劇映画研究会(http://kigeki-eikenn.com/)」主催で、お茶の水のアテネフランセにて鑑賞。

やっぱり笑わぬ喜劇王バスター・キートンは最高にオモロイ!大資本に移籍した後なので独立プロダクションの頃のような過激な面白さはないがそれでも大爆笑。今回は復刻版ニュープリント初上映ということで画質もきれいで感激。おまけにサイレント映画にはつきものの楽団と弁士付きがうれしい。山下清似の弁士の大熱演(すぎてちょっとうるさいところも...)でさらに面白さアップ。

キートンお得意の絶妙なるボケとアクロバティックなギャグ、009の加速装置が搭載されたようなあの走り方は何度観ても、感激の大満足なのであった。
キートンの作品はDVDでも出ているので未見の人はぜひご覧くださいな。初心者にお勧めなのは「蒸気船」「海底王」「探偵学入門」「カレッジライフ」かな。どれも信じられないくらいに過激で面白いこと確約。




すべては愛のために(03年アメリカ)

監:マーティン・キャンベル
脚:キャスピアン・トレッドウェル・オーウェン/サイラス・ナウレステ
出:アンジェリーナ・ジョリー/クライブ・オーウェン

単なる大甘で古くさい人妻不倫物語なのだよ。難民キャンプ、カンボジアなどの悲惨な場所での一時の逢瀬を描いているのだけれども、その悲惨さが単なる背景にしかなっていないのね。ちょっと設定を変えてみましたっていうだけ。主人公の二人に深く関わってくる難民キャンプの子供、みたいな話しがあればまだ少しは感情移入できたかも知れないけど。難民キャンプはセットだし、痩せ衰えた子供もCGというのは、なんかやな感じ。

だからこれは想像力を駆使して彼らの生活の貧しさ、過酷さに涙し、何か自分でも出来ることはないかしら、と自分を省みなければいけないということかも。
それにクライヴ・オーウェンって次のジェームス・ボンド候補らしいけど、華がなくてあまり魅力を感じないな〜。




MUSA(01年韓国)

監:キム・ソンス
出:チョン・ウソン/チュ・ジンモ/アン・ソンギ/チャン・ツィイー

あなたは主役3人の中で誰がお好み? わたしは渋くてかっこいいアン・ソンギ。この人がいたからこそ映画がピリッと引き締まったのではないかしら。もちろん他の二人も若くて素敵だけれどね。姫役のチャン・ツィイーはお飾り的な扱いでアクションはなし。高慢な姫だから当然だけど。

モンゴル民族・元から漢民族・明への移行期の中国でのお話。偶然の出会いから「敵の姫」を守ることになってしまった高麗から明への使節団の一行の果てしない苦難と冒険・戦いを描いたもので、「七人の侍」的な男達の集団アクションが熱い。

アクションといっても流行りのワイヤーワークは使わず、剣や素手での重厚な戦いがリアルで、興奮度120%。男達の勇猛な決断も相まって胸が熱くなるのよ。中国大陸でのオールロケというスケールの大きさも見物。アメリカや韓国で素晴らしい「侍」映画が相次いで制作されているのに何で日本ではだめなのかな〜。ちょっと悔しい。

エンドクレジットで「馬は一頭もケガをしていません」って出たけど、ホントかな。何頭か死んでいてもおかしくないくらいの迫力だったけど。




東京ゴッドファーザーズ(03年日本)

監・脚:今敏
脚:信本敬子

四畳半フォークの世界のような人情ばなしのアニメっていうのが意外。でも主役3人がホームレスだから実写じゃあ、無理かも。

新宿で暮らすホームレス3人組の前に捨てられた赤ん坊が。その赤ん坊の親を探すためにクリスマスの夜の東京を疾走&ウロウロする3人。で、この3人のキャラがサイコーにおかしくて、特にオカマのギンちゃんのパワーには圧倒される。

でも親探しは彼らの身なりゆえに中々思うように行かないのが身につまされる。けれどもなんたってクリスマス。信じられないような奇跡と偶然が重なるのね。ここら辺の話しの展開には好き嫌いがあるかも知れないけど。

アニメならではのパワーとギャグ、動きと緻密な描き込みに酔いっぱなしなのであった。アニメに関心がない人でも楽しめると思うよ。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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