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★ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(03年アメリカ) 監・脚:ピーター・ジャクソン |
アカデミー賞いっぱい取れておめでとう!一回目に観たときはアクション、大バトルなど派手なシーンにばかり目がいってしまったけれど、二回目では登場人物達の苦悩、葛藤がよく理解できてまた違う面白さの発見がある。なので最低もう一回は劇場で観なければ。前2作のスペシャル・エクステンデッド・エディションを劇場で公開していたけど残念ながら見逃してしまった!「王の帰還」のDVD発売時に3部作のそれを一気に劇場公開しないかしら。 |
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レジェンド・オブ・メキシコ(03年アメリカ) 監・脚・撮影・音楽・編集・美術:ロバート・ロドリゲス |
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妻子を殺された宿敵に復讐をする主人公のバンデラスはギターケースを抱えた殺し屋で8年前の前作と同様、かっこええわ〜。で、彼に負けず劣らず目立っているのが悪徳CIA捜査官のジョニー・デップ。ちょっとアブナイながらもコミカルな感じが彼ならでは。3部作はこれで終わってしまったけれど次は彼が主人公の「夕陽の座頭市ガンマン」なんてのが出来たりして。 |
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★ゼブラーマン(04年日本) 監:三池崇史 |
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時は2010年、市川は34年前の特撮ヒーローTV映画「ゼブラーマン」に未だに憧れ続けているダメ小学校教師。これがかなりのマニアでコスチュームを手作りしては鏡の前でポーズをつけたりしている。だけでは飽き足らず夜の街へこっそり出かけたところで変態(?)野郎と遭遇、大立ち回りを演じる。その頃から彼の住む街では異変が起こり始めていたのだ。果たして彼の果たすべき役割とは!? 市川の学校だけではなくて家庭でも全く相手にされないのがいじらしくて哀しい。でもそんな彼がゼブラーマンオタクの教え子と逢い、彼の母親に魅かれていく様子が細やかに描かれていて納得、と同時に笑えるのね。オタクって真面目になればなるほど端から見ると滑稽。 と満足度はかなり高いのだけれど、手に汗握らなければならないラストの大バトルがイマイチ迫力不足なのは残念。まあ、予算がないからしょがないか。巨額の予算を使ってのハリウッドでのリメイクを観てみたいな〜。 |
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★嗤う伊右衛門(03年日本) 監:蜷川幸雄 |
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京極夏彦の原作は読んでいないけれど、あの「四谷怪談」をこれほど見事に創作してしまうとは凄い才能だな。(今、小説を書いているんですよってデビュー前に1回お逢いしたことがありますが、その時にはケッ、小説で飯が食えるかよって思ったものです) お岩の純愛物語でとっても静かな映画。音楽も色彩も控え目で深い闇が感じられる。岩の顔は病のために片側が醜く崩れてしまっているが凛とした姿勢を貫く、また心優しい女。そこに婿入りしたのは生真面目な浪人伊右衛門。仲睦まじい二人だが岩に言い寄っていた喜兵衛の企みから岩は家を出ていってしまう。 主役二人は終始物静かで、周囲が話を進めていくのね。特に乞食二人の狂言回しぶりが素晴らしい。ストイックで感情を抑えていた伊右衛門と物静かなお岩がラストでの狂気を爆発させる様は凄みを感じる。古典的な顔の小雪はお岩に正にぴったり、美しい人だな〜。 |
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★ニューオリンズ・トライアル(03年アメリカ) 監:ゲイリー・フレダー |
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この映画で描かれている陪審コンサルタントって本当に実在するんだって。ハイテクを駆使した探偵みたいな商売で各陪審員候補者の私生活、経歴などを調べ上げてその事件に対して肯定か否かを判断していく。なんか怖い商売だし、陪審員制度ってものに理不尽さも感じる。 銃乱射事件での犠牲者の遺族が銃器メーカーを相手取り民事訴訟を起こす。負けるわけにはいかないメーカーは、やり手陪審コンサルタントのフィッチを雇う。自分たちに有利に動く陪審員を選ぼうとするが経歴不明の候補ニックが不審な行動を取る。 法廷の外での丁々発止の攻防がスリリング、特にフィッチとその相棒の真意が最後まで分からないのが興味を持続させる。フィッチ役のジョン・キューザックが飄々とした演技で正義とも悪ともつかない主人公にぴったり。レイチェル・ワイズは美人だけれども気骨のある役を演じていて素敵。ジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンの初共演ということだけれど、ホフマンは冴えないしあんまり活躍しないのね。 |
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25時(02年アメリカ) 監:スパイク・リー |
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麻薬の所持で刑務所に収監されるまでのモンティの24時間を描いた話。完全なる悪ではなくてニューヨークの路上で瀕死の犬を救ったりする普通の若者というところがリアル。最後の自由な24時間、その後の選択肢は、服役、逃亡、自殺。いずれにしろ絶望的な状況の中、父と子、男と男、男と女のギリギリの「絆」が描かれる。自分が服役する立場だったらどうする?または彼を見送る友人の立場だったら何をしてあげられる?って真剣に考えさせられてしまう物語。その友人のP.S.ホフマンがサイコーに可笑しい。教え子に手を出しそうになる教師なんだけど、肌に触れるとネチャーっとくっつきそうな粘着性が相変わらず抜群。 対人間の関係にも増して飼い犬のことを真剣に心配している姿が切ないな〜。そしてラストは「痛すぎる」。 それにしてもアンナ・パキンって普通のどうでもいい女優になってしまったな〜。 |
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★シービスケット(03年アメリカ) 監・脚:ゲイリー・ロス |
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主人公は3人と一頭の馬でみんながみんな傷ついているのね。そこから手を組み力を合わせてはい上がる感動の物語なんだもの。泣けてしまうのは当然。 家族を失い哀しみにくれる自動車王チャールズ、家族に捨てられ心も体もボロボロのボクサー兼騎手のレッド、時代遅れで変わり者のカウボーイトムのそれぞれの生い立ちを描く前半はちょっと退屈、なんて思ったけど、皆が出会って物語が動き始めると映画はフル回転で一瞬も目が離せない。ストーリーが面白いだけではなくて、臨場感ある競馬のド迫力のシーンには圧倒されっぱなし。競馬に興味のない人でも、その面白さと危険さを体験できるはず。 主要キャスト3人だけではなくて脇役に至るまでの見事な演技と白熱のレースシーンに感情を揺さぶられる。実に丁寧につくってあってこういうのを観るとアメリカ映画ってやっぱりすごいなと実感。 |