No.128(6月22日)


レディーキラーズ(The Ladykillers)

04年アメリカ1時間44分
監・脚:ジョエル&イーサン・コーエン
出:トム・ハンクス/イルマ・P・ホール/マーロン・ウェイアンズ

マダムvs“教授”率いる5人の犯罪エキスパートたち、なんだけど敬けんなクリスチャンのマダムが迫力ありすぎて最初から勝負は目に見えているような気が...。年はとっても元気いっぱい、わがままいっぱい、他人なんかおかまいなし。それに対抗する天才知能犯の教授をトム・ハンクスが演じているんだけど、オーバーアクトが大外れで笑えないのよね。久しぶりのコメディーなので気張りすぎちゃったのかしら? なので他の4人にもっと頑張って欲しかったけど、それも生殺しって感じ。

カジノの現金を奪うという大胆かつ完ぺきな犯罪に唯一邪魔なのは、このマダムで、彼女を抹殺するはずが手違いで死体が累々。この死体の始末は簡単で完ぺき。映像的にも面白くて何回反復されても見惚れてしまう。けど全体的にはもっと大笑いしたかった。




スターシップトゥルーパーズ2(STARSHIP TROOPERS 2)

03年アメリカ・1時間32分
監:フィル・ティペット
脚:エド・ニューマイヤー
出:リチャード・パージ/コリーン・ポーチ/エド・ローター

前作はあんなに面白かったのに、なんかしょぼい。アメリカでは劇場公開されずにビデオ直行、というのにも納得。まず徹底的にお金がかかってないのが哀しい。宇宙船なんて全く出てこないし、画面も奥行きないし(というか背景がなんにもなし)、ストーリーも出来の悪いエイリアンみたい。そして知っている役者が一人もいないってのがさらに哀しさを倍増させるのよ。でも、さすがフィル・ティペット。バグスの幼虫の気持ち悪さ、精巧さは必見。これだけでも入場料を払う価値あり(なわけないか...)。



キューティーハニー(Cutie Huney)

04年日本・1時間33分
監・脚:廣野秀明
出:佐藤江梨子/市川実日子/村上淳/及川光博/片桐はいり

最初の入浴シーンから完全にノックアウトされちゃいました〜。見えそうで見えないっていうのも新鮮でいいですな〜。って完全にオヤジモード突入。

映画全体を覆っているポヨポヨ感、いいかげんさにはまっちゃいましたよ。はじけ感も抜群。戦うハニーのハニメーションも斬新でなかなかにかっこいいのだけれど、普段のお間抜けぶりが楽しい。おにぎりに釣られて一人で残業している姿もいと可笑し。コスチュームもきまっているし、七変化ぶりもキュートで佐藤江梨子は正にハニーそのもの。実写かと思ってしまうほどリアルな最近のアニメと反対に、実写をアニメっぽく見せているのが画期的で面白い。これもっと観たかったニャー。敵キャラのテンションの高さに比べると(特に執事はサイコー!)秋夏子と早見青児がのりきれてないのがちょっと残念かな。

この1作で終わらせるなんてもったいない。シリーズ化を熱望。これからも世界の愛と平和を守って欲しいのだ。サンキューハニー。(手を上げて)じゃ!

で、あのシステムってなんだったの? まっ、いいか。




純愛中毒(Addicted)

02年韓国・1時間54分
監:パク・ヨンフン
脚:ピョン・ウォンミ/ソン・ミノ/クァク・ジェヨン
出:イ・ビョンホン/イ・ミヨン/イ・オル

またまた出ました。魂と身体が入れ替わってしまうってヤツ。とはいってもちょっとひねってあるところが新鮮。

仲の良い兄弟、兄はきれいな嫁さんをもらって幸せ絶頂、おまけに仕事も順調。彼の全てを包み込むような笑顔がいいのよね〜。こんな人に愛される女性は幸せでしょう。そこに同居する弟はカーレース一筋で女性には興味がなさそう。ムチャクチャかっこいいのにもったいない!そんな兄弟を突然不幸が襲う。弟だけが生き残るのだが魂は兄のものだったのだ。突然そんなこと言われても困っちゃうよ。そこに弟を愛する女性も交えての大騒動。

突然異常な状態に置かれた男女の心の機微が丁寧に描かれているので映画に引き込まれてハラハラドキドキ。二人に幸せになって欲しいな〜と思っていると意外なラストが。海辺でのラストシーンがとっても良いし、その1シーン前も忘れがたい。




4人の食卓(The Uninvited)

03年韓国・2時間6分
監・脚:イ・ヨスン
出:チョン・ジヒョン/パク・シニャン/ユ・ソン

ホラー的要素も盛り沢山だけれども、トラウマがトラウマを呼ぶトラウマ地獄で恐ろしいわ〜。人間って過去から逃れられないのね。

オープニングの恐ろしさは半端じゃない。地下鉄に向かい合わせで座っている幼い姉妹。その二人が実は....。キャー、思い出しただけでもゾッとしてしまうわ〜。てな感じできみの悪いエピソードや理不尽な恐怖、幻覚、悪夢がてんこ盛り。

主人公は7歳以前の記憶がない男。でも結婚を控えて幸せ満点。彼の部屋のテーブルに冒頭の二人の姉妹が居座るようになってから人生は静かに狂い始めるのだ。

チョン・ジヒョンが他人にない能力も持つミステリアスな女性を演じていて「猟奇的な彼女」とは違った魅力で素敵。でもその能力の故に自滅していく様はあまりにも哀しい。

その二人が出合ったことにより恐怖は倍化、そしてラストシーン。ヒィ〜、怖いよう。トラウマになりそう...。




スイミングプール(Swimming Pool)

03年フランス・1時間42分
監・脚:フランソワ・オゾン
出:シャーロット・ランブリング/リュディヴィーヌ・サニエ

リュディヴィーヌちゃんのオッパイが見ごたえ十分。ってそればかり見ていたわけではないですよ〜。もちろんシャーロットのオッパイも堪能しました。って話が落ちてすんません。

新作を執筆をするべく女流ミステリー作家サラが訪れたのは出版社社長の別荘。静かに創作活動に専念できるはずだったのに突然社長の娘ジュリーが現れる。毎夜違う男を連れ込んだりして自由奔放で、最初はサラとは喧嘩ばかり。でもしばらくすると二人は共鳴するようになるが、その時大事件が起こる。

ちょっとポルノチックだったり、思わせぶりな描写があったりと、退屈といってもいいほどの静かな映画なのに妙に引っ掛かるシーンがいっぱい。サラが書いている小説とジュリーの母親の残した小説の中身がいつ明かされるのかというのも気になる。

そしてラストが秀逸。作家の妄想、虚構、トリックと現実が一挙に噴出で、そういう映画だったのね〜、とまた頭の中で何度も反すうしてしまい、いつまでも尾を引くという次第。




トロイ(Troy)

04年アメリカ2時間43分
監:ウォルフガング・ペーターゼン
脚:デイビット・ベニオフ
出:ブラッド・ピット/エリック・バナ/オーランド・ブルーム

正しいハリウッド流歴史大スペクタクル映画って感じで、これは大画面で観なきゃ、ということで新宿ミラノ座へ。まず劇場前に置かれているトロイの木馬の大きさに圧倒される。1億円もかけて撮影に使われたものを持ってきたとのこと。宣伝にもお金がかかっているのう、と感心。

んで本編ではアキレス(ブラッド・ピット)の筋肉にびっくり。1年筋トレするとあんなになるのか〜。バリバリの腹筋にほれぼれですわい。とにかくわがままなヤツで盛り上がる所だけに出てきて、派手に戦ってすぐに女の元へ帰ってしまうのだよ。

んで情けないのがトロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)で愛のために大見え切ったのはいいけれど、実力が伴わないので散々な目に。まあ、でもそれが可愛いじゃんって気もする。とは言ってもやっぱり弓を射る姿はかっこいいんだわ。

でも何と言っても一番はヘクトルのエリック・バナ。戦う姿はかっこいいし、弟を思う心にナミダ。彼の方が主役っぽいかも。

渋くて素敵なのがプリアム王(ピーター・オトゥール)で、彼がアキレスの前に土下座して訴える場面には感動。

ということでスケールの大きさ(軍船の数の多さにはンナ、アホなって笑ったけど)、戦う姿、武具が盛りだくさんで男の子の戦争ごっこ映画って感じ。しかし、3時間弱によくこれだけのエピソードを入れ込んだものだ。アキレスの恋物語は余分な気もしたけど。




=お気に入りの映画(^0^)
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