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★ウォルター少年と夏の休日(SECONDHAND LIONS) 2003年アメリカ |
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父親のいないウォルター少年が母親に無理やり預けられた先は、超が付くど田舎の一軒家。そこに住んでいるのは偏屈なじいさん二人と動物だけ。で、少年とじいさん達の交流が描かれるわけだけれど、これが良いんだわ。少年がたくましくなっていくのはお約束だけどね。意外なのがじいさん二人の若かりしころの波乱万丈の物語。ほんまかいなって感じで楽しいの。おまけに今どきの不良よりも強いのが頼もしい。この3人が夏の間に学んだことは愛する人がいる、愛される人がいる、って素晴らしいという当たり前だけどとっても素敵なこと。 そして、ラストは泣かされちゃったな〜。上映時間1時間50分、もう20分くらい長くてもいいからじっくりゆったり観たかった気もする。ノベライズを読んでみようかしら。今気がついたのだけれど原題の「SECONDHAND LIONS」と複数形になっているということはウォルターの世話していたライオンのことだけではなく老兄弟を指していたのね。って考えると邦題は当たり前すぎて面白くないんだわ。 |
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★マッハ!(Ong-Bak) 2003年タイ |
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ストーリーは村から盗まれた仏像の頭を取り返しにバンコクへ出てきたティン(トニー・ジャー)が大暴れ、といういたってシンプルなストーリー。でもそれでいいのだ。この映画の最大の見所はその本物で大迫力のアクションなのだから。マジで蹴り入れるし、肘、膝での攻撃は激烈。ムエタイが最強の格闘技というのもうなずける。あれはホントに痛そう。「おお〜」とか「イタタタタ....」と顔をしかめながら観てしまったよ。NGシーンでは怪我して痛々しい姿も映るし。細い路地裏での攻防や三輪自動車でのチェイス等ハラハラドキドキと同時に笑えるところもいっぱいあるのもうれしい。 年を取ってCGに頼らざるを得なくなるまでは、トニーにはハリウッドに進出して欲しくないな〜。と思ったらすでに「モータルコンバット」に出ているらしい。でも次作も同じ監督、ということなのでまずは一安心。 |
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★白いカラス(The Human Stain) 2003年アメリカ |
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随分と重たくて衝撃的な作品。観終わった後しばらく席を立てなくなるほど。 人種差別的発言で教職を追われた初老の男。妻まで失ってしまい失意の日々。そんな彼の最初の恋と最後の恋を中心にストーリーは展開していく。 初恋の彼女が初めて彼の母親に逢ったときの(彼の秘密を知ったときの)凍りついた笑顔とその後の食事のシーンが痛すぎ。それから彼は自分の出自を隠し通すことを決心するのね、家族を捨ててまで。これは映画の中だけではなくて、果たして自分なら?と胸にグサグサ刺さってくる。緊張感、展開の意外さからいうとこちらの方がメインな感じがしちゃう。 そして老年期の最後の恋。相手は癒せぬ傷を持つ薄幸の女性。そんな二人なんだから幸せになって欲しいと思うのは当然。だけど事はそう簡単にはいかないのよね〜。この二人を演じているのがアンソニーとニコールで、鳥肌が立つくらいの迫真の演技が素晴らしい。そしてニコール・キッドマンの凄まじいまでの美しさを再確認できる映画でもあったですわ(映画の内容からすると美しすぎ、という気もしなくは無いが)。 |
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スチームボーイ 2004年日本 |
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緻密な背景、精巧なメカ、アニメならではの躍動感、スケール感等ヴィジュアルは素晴らしい〜の一言。19世紀のイギリスが舞台ということで登場人物は皆英国人な訳だけど、ここで違和感バリバリ。「日本人が金髪のカツラをかぶって演技している舞台」を観ている感じなのよ。それにおじいちゃんの声優ってひょっとしてヘタ?それとも役柄に合わないだけ?しゃべるたびに気になって仕方なかったわ〜。 19世紀のイギリスといっても、現実とはちょっと違ったパラレルワールド(ポストイットまである!)。そこでは蒸気機関が主要な動力で、さらにスーパー蒸気というべきスチームボールの争奪戦が繰り広げられている。それに巻き込まれた少年レイの冒険談。そして蒸気だけであんなにすごいメカが!ということで、純真で空想的なな少年少女が観れば興奮するのかもしれないけど、私みたいなヒネた人にはイマイチであったわい。 |
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★ブラザーフッド( Brotherhood) 2004年韓国 |
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なんか凄い映画を観てしまった。「プライベート・ライアン」以上の大迫力の戦闘シーン+韓国映画お得意のコテコテの感動作が合体してしまったのだもの。美形俳優のチャン・ドンゴンとウォンビンの熱演も見どころ(私はチャンの方が好みだわ〜)。 1950年に勃発した朝鮮戦争の悲劇をジンテとジンソクの兄弟を通して描いたもので、戦争の理不尽さ、悲惨さ、無情さ、残酷さをこれでもかっていうくらいに思い知らされる。拉致同然に軍隊に入れられ、ろくな訓練もなしに戦場へと借り出される若者たちはあまりにも哀しい。 二人はとっても仲のいい兄弟で特にジンテの弟を思いやる優しさにはジーンときちゃう。でもそれが戦場においてはジンソクの重荷になってしまい二人に溝ができてしまうのだよ。そして二人が必死の思いでたどり着いた故郷には更なる悲劇が待っていた。ってそれじゃあ、あんまりやんけ〜。 それにしてもまだ子供といってもいいくらいの少年兵の死、同じ顔をした敵との戦い。兵隊だけではなくて民間人でさえもいとも簡単に殺されてしまう現実。全てやるせないな〜。 そしてラスト数分間の現代のシーンにも、涙...。あっ、思いだしたらまた涙...。 |