135(12月7日)


スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(Sky Captain and the World of Tomorrow)

監・脚:ケリー・コンラン
出:ジュード・ロウ/グウィネス・パルトロウ/アンジェリーナ・ジョリー

この映画の元になったケリー・コンランが自宅のMacに向かって4年間をかけて作った6分間の映像、というのを是非とも見たい。DVDの特典映像になるのかしら。

で本作はレトロな雰囲気のCGというのが意表を突いて新鮮。舞台は1939年のニューヨーク。大空を埋め尽くす巨大ロボットの群れが出現。この危機を救えるのはスカイキャプテンだ!ということで彼と新聞記者ポリーの冒険大活劇の始まり始まり〜。ハラハラもあるけどこの二人の掛け合いが夫婦漫才のようで楽しい。

ヒロインポリーのグウィネス・パルトロウは出ずっぱりで大活躍なのだけれど、出番が少ないアンジェリーナの方が完全に目立っちゃっている。アイパッチで片目を隠したセクシーな空飛ぶ艦艇の女艦長ってかっこよすぎ。これで鞭でも持ったらSMの女王様だね。

で、起伏に富んだ展開と凝った映像で面白いのだけれどストーリーが破綻している、というか成立してないんじゃないの?見終った後、疑問だらけなんだよね。まあ、それを話し合うのも楽しい、と言えばそうですが。




2046(2046)

04年香港 2時間10分
監・脚:ウォン・カーウァイ
出:トニー・レオン/チャン・ツイィー/コン・リー/フェイ・ウォン/木村拓哉

これって5年前の「花様年華」の続編だったのね〜。ラスト近辺で唐突にマギー・チャンが出てきてやっと分かったのよ。って気づくの遅すぎ〜!それを知らないと主人公は単なる女性に節操がないいやなやつ。まあ、それを知っていても十分に嫌みだが。昔とことん愛した女性を忘れられないからといって、あんな扱いはないよな〜。そんな男チャウを演じるトニー・レオンが素敵だからまあ、許すか。

彼の前を通り過ぎる4人の女性との恋模様を描いたもので、中でもチャン・ツイィーとの戯れが印象的。久々のアクションなしというだけではなく大人になったのね〜と感無量。笑顔の後にポロリと流す涙は名シーンと言ってもいいのではないかしら。「初恋のきた道」ではほとんどアイドル的な扱いであったのに大胆なベッドシーンまで披露してくれちゃうのよ。それだけでも十分に満足なのであった。

そんな自堕落な生活を送っていたチャウが本気になった女性は恋人を追って日本へ行ってしまう。その彼女を主人公にSF小説を書き始めるのであった。という、あ〜、人を愛するのって難しいな〜、切ないな〜という物語。

それにしても5年間の撮影のドタバタを読むと笑っちゃうね。脚本は無く配役もクルクル変わり、中断もしょっちゅうという。撮影開始時にはトニーの役は未来のポストマンだったというから不思議。




オールドボーイ(Old Boy)

03年韓国 2時間
監・脚:パク・チャヌク
脚:ワン・ジョユン/イム・ジュンヒュン
出:チェ・ミンシク/ユ・ジテ/カン・ヘジョン

マジでショック。すんごい映画!凄まじい暴力描写があるのでだめな人もいるかも知れないけど(特に歯!あれはギャーって感じ)情念、復讐の深さ、そして2つのタブーの物語が胸に突き刺さる。

平凡な男が突然ら致され15年間も監禁される。そして突然の解放。男は偶然知りあった若い女生の助けを借りて犯人を突き止めるべく奔走する。そして驚愕の真実が明らかになる、という言葉が陳腐になるほどの衝撃の真実。それだけじゃなくてさらにその上を行く超驚愕の事が!いや〜、こんな展開になるとは想像も出来なかった。ネタばれになるので、これ以上言えないのよね〜。

「復讐は健康にいい」お〜、これぞ名せりふ。




シークレット・ウィンドー(Secret Window)

04年アメリカ
監・脚:デビット・コープ
出:ジョニー・デップ/ジョン・タトゥーロ/マリア・ペロ

人気作家レイニーは只今スランプ中。おまけに妻との離婚話も進んでいて弱り目にたたり目。さらに自分の小説を盗作されたとレイニーを脅迫する謎の男まで現れる。そして彼の出現によりレイニーの周りでは奇怪な出来事が起こり、遂には殺人事件まで。と書くと緊張感溢れるサスペンスフルな展開を期待するけど、なんか地味、というかけれん味がもうちょっとあっても良かったかな。劇場ではいびきをかいている女性までいたよ(って連れの男、起こせよ〜、うるさいじゃん!)。

結末も「う〜ん、またこれか」って感じで使い古されたネタで、新鮮味ゼロ。こういう映画はラストで「ええ〜、そうだったの〜!!」と驚かされるのが楽しいのだけれど「あぁ、やっぱりね」となってしまうのがつらいところ。

なのでジョニー・デップのよれよれ作家ぶりを堪能する映画ですかね。それにジョン・タトゥーロの出てくるだけで不気味で不条理という姿も見られるし。キングの原作とはラストが違う、とのことなのでこれは読んでみますか。




ソウ(Saw)

04年アメリカ 1時間43分
監:ジェームズ・ワン
脚・出:リー・ワネル
出:ケアリー・エルウェズ/ダニー・グローヴァー

密室のバスルームで目覚めた男二人。足は鎖でつながれ、相手を6時間以内に殺さなければ二人とも死ぬというメッセージがテープレコーダーに吹き込まれている...。ホラーでサスペンスで不気味で予測不能な展開で大満足。低予算でもアイデア次第でこんなに面白くなるんだ〜って素直に感動。男二人の時間が過ぎるにつれての心理状態も納得で、思わず自分だったら?なんて考えたりして。

だんだん謎が解けていき、二人は助かるのか!?それともどちらかが死ぬことになるのか!?と、息を詰めて画面を凝視することになるんだけど、ラストでまたまた衝撃の展開が。ええぇ〜、それはあんまりじゃ〜ん。




コラテラル(Collateral)

04年アメリカ 1時間59分
監:マイケル・マン
脚:スチュアート・ビーティー
出:トム・クルーズ/ジェイミー・フォックス/ジェイダ・ビンケット・スミス

あんた今までよくフリーの殺し屋で生きてこれたね〜。そんなに隙だらけの行動でホントに何度も仕事してきたの?6年間もやってきたなんて嘘でしょ。初めての仕事なんでしょ。もうバレバレよ。ということを主人公ヴィンセントに言いたい!

展開が強引というか不自然というか、そりゃないでしょうのオンパレード。トム・クルーズは全身銀色っぽくて渋くてかっこいい〜。のだけれどアンタしゃべりすぎ。哲学者にでもなりたかったの?それを受けるタクシー運転手マックスもそんなゴタクにいつまでもつきあってないでさっさと逃げるか反撃しなさいよ〜。マフィアの親分もしゃべりすぎ。ジャズ喫茶のおやじもしゃべりすぎ。もう〜、みんなお黙り!って感じ。スタイリッシュなアクション映画を期待していたのに、見事に肩透かしだわ。

冒頭にジェイソン・ステイサムが出てきたので「お〜、トム相手に派手なアクションきめてくれるのね〜」と思っていたらかばんを渡してハイ、サヨナラ。え〜、そりゃ、ないじゃん。




=お気に入りの映画(^0^)
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