No.138(3月1日)

サスペクト・ゼロ(Suspect Zero)

04年 アメリカ 1時間39分
監:E・エリアス・マーハイジ
脚:ザック・ペン
出:アーロン・エッカート/ベン・キングスレー/キャリー=アン・モス

タイトルの意味は多くの犯罪を引き起こしながら、全く捜査線上に浮かび上がってこない犯罪者のこと。なのだけれど、この犯人の動きからするとそんなアホなって感じ。まあ、この映画はその犯人像はたいして重要ではないからいいのかも...。

んじゃあ、何の映画かというと謎の男オライアンに振り回される落ちこぼれFBI捜査官マッケルウェイの話し。不安症、頭痛に悩まされながらも自らを叱咤し、捜査に励むという雰囲気は良く出ているのだけれど、オライアンの能力に説得力がないのでストーリー全体にのれなかったのよね。

テレビの特番でやっている特殊な能力で犯人、行方不明者を探す!というのを信じている人には面白いかも。

しかし、この手の映画の殺し文句は「遂にセブンを超えた」。って、あたしゃ、聞き飽きたよ。




オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)

04年 アメリカ 2時間23分
監・脚:ジョエル・シューマカー
脚:アンドリュー・ロイド=ウェーバー
出:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン

廃虚となったオペラ座がかつての輝きを取り戻す冒頭のスペクタルなシーンは鳥肌もの。素晴らしい〜ということで一気にめくるめくゴシックな世界にはまってしまう。そしてもっと素晴らしいのがヒロインククリスティーヌの美しさ。16歳という少女から大人へとなる時期の心理的な揺れを見事に感じさせてくれるのね。彼女の歌も完ぺきだし映像も豪華絢爛、隠微な雰囲気もちりばめてあり大満足。

ファントムは醜い顔の故に地下での生活を余儀なくされている、と言う割にはかっこよいのよ。歌声もセクシーだし。なんか単なるお坊ちゃまのラウルの方が貫録負けして不利な感じ。

ただ、映画の流れを止めてしまうような回想シーンが多かったのがちょっと残念。

そういえば傑作だったデ・パルマのものも、もう一回見たいな。




ボーン・スプレマシー(The Bourne Supremacy)

04年 アメリカ 1時間48分
監:ポール・グリーングラス
脚:トニー・ギルロイ
出:マット・デイモン/フランカ・ポテンテ/ブライアン・コックス/ジュリア・スタイルズ

ストーリーが複雑か?と思わせておいて実は単純明快だったのでホッと一安心。ラストもきっちりケリがついていて、この手にありがちな「アレってどうなったの?」がないのも感激。

記憶を失ったCIAの殺人マシーン、ジェイソン・ボーンには平安は訪れることはないのか!自分では知らないところで新たなトラブルに巻き込まれて世界中をあちこち走り回る羽目になるの。ストーリーにアクション以外の余計な部分がなくテンポよく進んでいくのが小気味よい。ただ肉体的アクションをもうちょっと見たかった気もする。マット・デイモンは鍛えたであろうに。

CIAの面々、悪人でさえプロに徹しているのもカッコよいわ〜。ボーンも人間味を取り戻したとはいえ、冷徹さはもちろん失わないのね。けど過去の罪を謝罪するシーンにはホロリ。

そしてラストでボーンの出生の秘密がちょこっと明かされるのね。ということは次作があるということ。また期待できるかしら。




=お気に入りの映画(^0^)
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