No.146
(10月26日)


蝋人形の館

05年アメリカ 113分
[監]ジャウム・コレット=セラ
[製]ジョエル・シルバー ロバート・ゼメキスほか
[出]エリシャ・カスバート チャド・マイケル・マーレイ パリス・ヒルトン

あたしたち何にも悪いことしてないのに、何でこんな酷い目にあわなきゃいけないの〜!!って映画。単なる不運で蝋人形の「素材」にされてはたまらないよ。同情いたします。

6人の若者が長距離ドライブの途中で立ち寄った妖しげな街。そこには廃屋同然の「蝋人形の館」があった。そこで恐ろしいことが行われていることを彼らは知る由も無し。

いや〜、もう、凄いの何のってショッキングシーンの連続。追いつ追われつ、攻撃・反撃で心臓はバクバク。「あ〜、そのナイフ痛そう!」とか「グエッ、貫通しちゃったよ〜」等々のSFXも頑張ってます!そしてもちろんかなりグロイので、この手の物を見慣れてない人にはつらいかも。ってそういう人は近づきもしないか。

んで、わたしの唯一の不満点はエロさが足りない!ってことだな。せっかく下着姿になったのに逃げる時に余計なものをはおっちゃダメだよ。




ベルベット・レイン

04年香港 85分
[監]ウォン・ジンポー 
[脚]トウ・チーロン 
[出]アンディ・ラウ ジャッキー・チュン ショーン・ユー エディソン・チャン

退屈で途中で出てしまおうかと思ったほど。でも出なくて良かった〜。最後の5分間であっと驚き!「なるほど、そういう物語だったのね」と思わず膝をポンっと打ってしまったよ。それに土砂降りの雨の中の暗殺シーンもぞくぞくするほどかっこいいのだ。

マフィアのボスのホンに子供が生まれた日、暗殺計画の噂が出る。相棒のレフティは引退を進めながらも黒幕を突き止めるため部下を動かす。一方黒社会でのし上がるため若い二人は刺客を志願する。という香港ノワール、4大スターの共演作。

ラストの驚きはあって観終った後はそれなりに面白かったとの感想も出るのだが、それまでがほんっとにつまんないのよね。せっかく良い俳優を揃えているのにもったいない。特に若い二人の描き方に物足りなさを感じる。娼婦との恋に時間を割いている割には盛り上がらないし。

ということで主演4人はかっこいいので彼らのファンなら文句無く楽しめるけど、そうでない人にはちょっとつらいかも、という感じ。




シン・シティ

[監][製][脚][撮][音][編]ロバート・ロドリゲス
[監][原][製][脚]フランク・ミラー
[出]ブルース・ウィリス ジェシカ・アルバ ミッキー・ローク クライブ・オーウェン

これはまた随分と暴力的な映画だな〜。基本的にはモノクロなのでその分殺伐とした雰囲気はいくぶん弱まってはいるが。

血や唇、車の色などが部分でカラーなのだが、これをやるのはえらく苦労しただろうなということでビジュアル的にインパクト満点。それにギリギリ衣装のグラマラスボディのおねえさん達が大量に出てくるのもわたくし的にはポイント高し。特にジェシカちゃんが良いのよ〜。

シン・シティで生きる3人の中年男が主人公ってのも渋い。その3人が自分の愛する女を守るために命をも投げ出すのだ。その覚悟・壮絶さは半端じゃない。だれだか分からないくらいの特殊メイクのミッキー・ロークが醜男の悲哀さ・暴力性を感じさせて迫力十分。ブルース・ウィリスも老いぼれた元警察官を演じて涙を誘う。クライブ・オーウェンはちょっとかっこよすぎる感じ。

ベニチオ・デル・トロのしょうむないダメ男、ジョシュ・ハートネットの殺し屋も意外だけど一番びっくらこいたのがイライジャ・ウッド。これがとんでもない変態暴力野郎なのよ。ファンは必見だね。




スケルトン・キー

05年アメリカ 104分
[監]イアン・ソフトリー
[脚]アーレン・クルーガー
[出]ケイト・ハドソン ジーナ・ローランズ ジョン・ハート ピーター・サースガード

東京ファンタスティック映画祭にて鑑賞。

主演は私の好きなケイト・ハドソン。
彼女の顔全部が笑顔、というのが好きなのだがホラーなので今回はそれはなくてちょっと不満。それに出産直後ということで(?)ちょっとふっくら気味。
内容はオーソドックスなホラーでアメリカではヒットしたそうだが日本ではどうかな〜、ってことで劇場公開無しでいきなりDVD12月23日発売。それもまたちょっと寂しい。この手の物は好きな人は多いので宣伝次第ではヒットするのではないかしら?それにキリスト教絡みよりは日本人には取っつきやすいと思う。

大きくてちょっと不気味な感じのする屋敷に住み込み看護師として働くことになったキャロライン。しばらく過ごすうちになんとなく家が変、雇い主にも秘密がありそうと感じ、それを探ろうとする。ルイジアナ州に広まっているフードゥーという民間呪術(私は初耳であったが)が関係しているらしいのだが...。

無意味なこけおどしなどは無く、特に前半は淡々と進むのは好感度大だし、残虐シーンもないので、ホラー初心者にもお勧めできそう。まあ私にとってはそれでは物足りないということでもあるのだが。




容疑者 室井慎次

05年日本 117分
[監][脚]君塚良一
[出]柳葉敏郎 田中麗奈 哀川翔 八嶋智人 筧利夫 真矢みき 吹越満 柄本明

「踊る大走査線」シリーズとしてはえらく地味。大まじめに作ってるんだけど荒唐無稽ということでは他の作品と一緒なのでなんかちぐはぐって感じ。特に警察署の中のリアル感の欠如と弁護士達のキャラ造形の居心地の悪さ・不自然さはもうちょっと何とかならなかったのかしら。田中麗奈も弁護士には見えないな〜。人を外見で判断しちゃいけません、とは言うけれど。その他納得できないところ多々あり。

なのだけどサスペンス風味、警察内の確執、新宿アルタ前の大規模なロケ等で2時間退屈している暇は無しなのよ。柳葉敏郎のしかめっ面もいっぱい観られるし。

殺人事件の捜査の不手際から逮捕されてしまった警視庁の室井管理官。若き女弁護士・小原は彼を救うために奔走するが、なぜかしゃしゃり出てきた敏腕弁護士・灰島に追い詰められ、絶体絶命の大ピンチ!というストーリーでこのシリーズが好きな人なら文句無しに楽しめる、のかしら?




シンデレラマン

05年アメリカ 144分
[監][製]ロン・ハワード 
[案][脚]クリフ・ホリングワース 
[出]ラッセル・クロウ レニー・ゼルウィガー ポール・ジアマッティ

どん底からの奇跡の復活を果たした実在のボクサーの物語だ。マジで熱いぜ〜!その原動力は「家族との生活を守る」ということで、ひたすら夢を追いかけて成り上がっていくというような派手さはなく、実に真面目な作りとなっている。

破竹の勢いで勝ち進んでいたジム・ブラドックであったが相次ぐ故障で勝てなくなり、遂にはライセンス剥奪。大恐慌時代と重なりどん底生活も数年間に。ここんところは明日は我が身?って感じで身につまされるな〜。遂には家族離散の危機にもあうのだ。そんな彼に噛ませ犬としてだが試合へ出場できるチャンスが訪れる。そんなん勝てるわけないじゃん!って誰もが思ってしまうが....。

これが実話ということで世の中には凄い人がいるもんだな〜、と感嘆するしかない。映画では「老体にむち打って」だが実際は20代であったということではあるけれど。そうなるとなぜラッセル・クロウが演じたのか疑問には思うのだが。もっと実年齢に近い人が演じるべきではなかったのかしら。でも鬼気迫る演技で迫力満点。というか試合のシーンがあまりにすごくて他は全て霞んで見えるほど。特にラストの試合の壮絶さは半端じゃない。映画ということは忘れてリアルタイムで観ているような錯覚に陥ってひたすら興奮。周りに人がいなかったら大声で声援を送っていたかも。

これは汗の飛び散る様を大画面で体感してこそであるのでビデオで見る、なんて言わずに劇場で観て欲しい。




=お気に入りの映画(^0^)
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