No.150(2月2日)


レジェンド・オブ・ゾロ

05年アメリカ 131分
[監]マーチン・キャンベル
[総]スティーブン・スピルバーグほか
[出]アントニオ・バンデラス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ルーファス・シーウェル

前作が8年も前とは。その割にはバンデラスもキャサリンも年取ってなくて素敵。特にキャサリン嬢の胸の谷間には目が釘づけ。う〜ん、素晴らしい。彼女はアクションも頑張ってるよ。

1850年、カリフォルニアがアメリカの州になる直前の話し。貧しい者のヒーロー、ゾロは家族を思って引退をするはずであったが、前言撤回選挙を妨害する奴等と戦うことを妻に告げるのであった。

で、そこそこ楽しいのだが、大興奮とはいかないのが少し寂しい。大掛かりなアクションシーンは頑張っているのだけど肝心の剣での殺陣が何か物足りない。何故かというと、血も出ないし人も死なないのだ。ファミリー向けということなのだろうけど、もうちょっと迫力が欲しかった。前作が良かっただけにそこんとこ残念。

それにゾロの息子との関係が定番過ぎるな〜。もうひとひねり出来なかったかな〜。でもこの子は可愛かったけどね。

と文句ばかり言ってしまったけれど、笑えるところもいっぱいあったし、バンデラスはゾロにぴったりだし、馬も愛嬌あるし、ということで頭の中を空っぽにして楽しむには最適。




スタンドアップ

05年アメリカ 124分
[監]ニキ・カーロ
[出]シャーリーズ・セロン フランシス・マクドーマンド ショーン・ビーン ウディ・ハレルソン

暴力夫から子供二人と逃げ出して故郷のミネソタに戻ったジョージョー。生活のために賃金の良い鉱山で働き始めるが男どもから執拗な嫌がらせを受ける。ってアンタ達、いくらなんでもそれはやり過ぎ。いじめというより立派な犯罪ですがな。そこまでするか〜!! 高校の頃のボーイフレンドでさえムチャクチャ嫌なヤツなんだもの。もう最低。

この鉱山での話しがメインなんだけど、両親、子供たちとの関係そして友人との信頼関係といった周辺事情がバランスよく描かれていて、そのどれもがよい話なので1本で2度も3度もおいしいという贅沢な内容となっています。ショーン・ビーンもぴりっとしめて良い感じ。彼だけじゃなくてみんな生きているって感じで描かれていてこの短い上映時間でこれは素晴らしいことです。

でもこのジョージョーって男運悪すぎ。実話を元にしているっていうけどホンマかいなって思っちゃうほど。で、シャーリーズ・セロンの迫真の演技は圧巻。それに例え泥だらけでぼろぼろになっても美しいのよ。ほんとにきれいな人やな〜。




ロード・オブ・ウォー 史上最強の武器商人と呼ばれた男

05年アメリカ 122分
[監][製][脚]アンドリュー・ニコル
[撮]アミール・モクリ
[出]ニコラス・ケイジ イーサン・ホーク ジャレッド・レト ブリジット・モイナハン

簡単に言うと「ある出来事で天職に巡り合った男が、順調であるが故に色々な犠牲を払わざるを得なくなる物語。でもその男にとっては仕事が一番。」というところかな。

この仕事というのがなんと武器商人。複数の武器商人からの話しを元に作られており、自由な発想のフィクションとリアルなノンフィクションの部分が巧みに混ざっておりエンターテイメントであり、優れた批判にもなっているのが素晴らしい。とは言っても全然深刻にならずにお気楽に観られちゃうのがこの映画の凄いところ。

ウクライナ出身のユーリーは自由の国アメリカで武器の天才的な密売人として大成功する。で、このユーリーなのだが、人殺しの道具を売っているっていう感覚ではないのね。まるでキャンディー売りのよう。完全なビジネスマン。いつでもどこでもネクタイにスーツだし。欲しいところに売る、ってそれだけ。敵味方なんてのも関係なし。でも世界の紛争地帯での裏のビジネスの描写が怖いな〜。

そして「アメリカ政府こそが最大の悪」ということに納得させられてしまうのであった。あっ、そうそう忘れちゃならないのが弾薬の一生を描いたオープニング。これは最高の掴みです。




輪廻

05年日本 96分
[監][脚]清水崇
[出]優香 香里奈 椎名桔平 杉本哲太 小栗旬 松本まりか

清水監督うまい !! そしてメチャ怖い ! 呪怨シリーズを離れてどんなの撮るのかな〜っとちょっぴり不安であったが、さすが恐怖の演出を分かってらっしゃる。

35年前、群馬県のホテルで起こった大量殺人事件を元にした映画の撮影が始まる。監督・松村は、そのヒロインに新人女優の渚を大抜擢するが、渚は殺された少女や不気味な幻覚を見るようになる。前世によって定められれた逃れようの無い運命、それも恐怖の運命を描いたもの。

ホラーで大量殺人といえばその惨殺シーンをリアルに描く、かと思ったら直接的なところは写してないのね。そんなシーンは見せなくても十分に怖いんだぜ〜っていう監督の声が聞こえてきそう。なので血がドバドバっていうのが苦手な人でも大丈夫。

そして重層構造のエピソードがラストに向かって収れんして行き(ほんとに素晴らしい脚本と演出)、衝撃のクライマックスへ !! マジであたしゃびっくらこいただよ。主演の優香の迫力たっぷりの恐怖演技と映像・音響、全てが恐怖を盛り上げて片時も緊張が途切れることが無い。

映画も怖かったけどもっと怖かったのは客がたったの6人しかいなかったこと。残念ながらヒットはしてないようだ。




あぶない奴ら TWO GUYS

04年韓国 110分
[監][脚]パク・ホンス
[出]チャ・テヒョン パク・チュンフン ハン・ウンジョン イム・スンデ ソン・ヒョンジュ チ・デハン

「猟奇的な彼女」で、ヒロインに振り回される彼氏役を演じたチャ・テヒョンが主演のドタバタコメディー。主演とはいってもバディムービーでもう一人はちょっと(かなり?)おまぬけな借金の取立て屋を演じるパク。

取立て屋ジュンテに四六時中つきまとわれるカード詐欺の常習犯フンが、代行運転のバイト中にかばんを入手。それを機に謎の組織から執拗に追われる羽目になる。ということでかなりベタなギャグが満載の追いつ追われつ。アメリカ映画みたいに日本人には受けないだろっていうんじゃなくて、とっても分かりやすいお笑い。

二人のキャラ、そして殺し屋がその風ぼうと相まってなんかぴったりでそれだけでも楽しい。役者も演じていて気持ち良かったのではないかしら。小トラブルが加速度的に大トラブルに発展、そしてお約束ギャグのつるべ打ちの後半は安心して笑える。とはいってもちょっとユルメかな。涙が出るほどの大爆笑の連続を期待していた私としては少々物足りなさも感じた。




=お気に入りの映画(^0^)
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