154(7月17日)


ダ・ヴィンチ・コード

06年アメリカ 150分
[監]ロン・ハワード
[原]ダン・ブラウン
[音]ハンス・ジマー
[出]トム・ハンクス/オドレイ・トトゥ/ジャン・レノ/イアン・マッケラン

小説を読んでいない人にはかなりきついのでは?と感じた。ストーリーは同じなんだけど超スピードオーバーで突っ走っているようで説明不足だし,余韻なんてものもまるで無し。小説だとそのうんちくの量がすごくて納得しちゃうような説も映画だとあっさりしすぎて説得力皆無ってのもつらい。TVシリーズでもっと時間をかけて丁寧に作ったほうが良かったのではないかしら。

ラングドンシリーズの1作目も映画化されるようなのでそちらに期待,かな。




サイレント・ヒル

06年アメリカ 125分
[監]クリストフ・ガンズ
[出]ラダ・ミッチェル/ショーン・ビーン/ジョデル・フェルランド/ローリー・ホールデン

こけおどしはあまりなく,その美しくも恐ろしい世界観を楽しむホラー映画という雰囲気。私はゲームを全く知らなかったのだが全く問題無し。とはいっても異世界,SFといったジャンルをあまり知らない人にはちょっと取っつきにくいかも。

娘シャロンの奇行の原因を探るためにサイレントヒルという廃虚に迷い込んだローズ。そこは濃い霧が覆い,灰が降りしきるという異世界のような街であった。シャロンとはぐれたローズは女性警官と一緒に娘を探して街を彷徨うが,凄まじいまでの恐怖を体験することになる。

ということで前半は訳の分からない恐怖といいうのがじんわりと効いてくる。なので後半一転しての直接的な怖さが余計に増してくる感じ。ここら辺はホラーを見慣れていない人にはかなりショックかも。化け物が怖い,というのもあるけどそれより怖いのは人間,という展開も無理が無く,それもまた切ない話だ。

そしてこの娘が可愛いのがいいね。母親役の美しいラダ・ミッチェルが恐怖に喘ぎ泥まみれ血まみれになるのもワタシ的にはポイント高し。次作はショーン・ビーンを主人公にして妻子を探しに行くというのもありかも。




ポセイドン

06年アメリカ 98分
[監][製]ウォルフガング・ペーターゼン
[出]カート・ラッセル/ジョシュ・ルーカス/リチャード・ドレイファス/エミー・ロッサム/ジャシンダ・バレット

冒頭,船の全景をなめるようにカメラが移動するんだけど,これがCG何だって。びっくり。既製の船を使ってへりから撮影したのだと思ってしまった。それに特撮が凄いのね。巨大船の転覆で爆発がボンボン起こったり,水がブァ〜っと襲ってくるところなんてほんとに恐怖を感じる。

でもさ,見どころはそこだけなんだよね。今言ったことは映像が凄いってだけ。肝心の人間ドラマが薄っぺらい,というか何もないのよ。あの傑作の「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクとはとても思えない。オリジナルには苦境に陥った時のさまざまな人間の心の動き、弱さ、勇気といった人間ドラマがあったのだが,これは単に設定を借りただけのTVゲームのようだ。伏線なんてものも何もないし。特に厨房の従業員とその恋人,それにからむじいさんの話がなにも発展しないのでがっかり,というか唖然。それはいくらなんでもないんじゃんって感じ。なので観終った途端に忘却の彼方。何にも心に残らないのよ。水に潜るシーンで一緒に息を止めちゃうから,観ていて疲れちゃったってぐらいかな。




ウルトラヴァイオレット

06年アメリカ 87分
[監][脚]カート・ウィマー
[製]ジョン・バルデッチ
[出]ミラ・ジョボビッチ/キャメロン・ブライト/ニック・チンランド

この監督の「リベリオン」はムチャクチャ面白かった。で,今回はミラが主演ということもあって期待は更に膨らんだ。のだが....,かなり低予算映画なのかCGがあまりにもちゃっちくて悲しくなる。冒頭の重力を自由に操れる武器でのアクションは緻密なCGであったら迫力満点だったであろうにとっても残念。

それにストーリーがよく分からん。私の頭が悪いのか?とも思ったけどかなりいいかげんな展開。ファージと呼ばれる超人間の抹殺を目指す時の権力者。その最終兵器を奪いに乗り込んできたのがファージの凄腕暗殺者のヴァイオレットであった。ところがその最終兵器がとんでもないものであった。そのためにヴァイオレットはファージと人類の両方から追われる羽目になる。というのだがつじつまあってるのか??

なので見どころはミラのアクションですな。長い髪を振り乱してのGUN-KATA(リベリオンで開発されたアクション)はマジでかっこいい!おなかのぺったんこさは驚異的だしスタイル抜群でほれぼれ。もちろん裸のサービスシーンもばっちり。出ずっぱりだし。なのでまあ良いかって感じ。




トランスポーター2

05年フランス 88分
[監]ルイ・レテリエ
[製][脚]リュック・ベッソン
[出]ジェイソン・ステイサム/アレッサンドロ・ガスマン/アンバー・バレッタ/ケイト・ノタ/マシュー・モディーン

前作も面白かったけど,今回も二重丸。特にジェイソン・ステイサム(世界一かっこいいハゲ)が好きな私にはたまりません!

アメリカで子供の送り迎えという仕事をしているフランク。危険な仕事は引退?それともアルバイトか?ということでのんびり子供とクイズ遊びなんかしているのだが,子供が彼の目の前で誘拐されてしまう。プロとしての自尊心をいたく傷つけられた彼は警察なんかに協力せずに孤軍奮闘,大暴れというストーリーでかっこいいアクション+おバカなシーンが満載で88分というコンパクトな上映時間もあってだれてる暇なんかありゃしない。

笑っちゃうのがきりもみ状態での飛行機で,いくらなんでもそのCGは無いでしょ,って感じ。だけどもその中で取っ組み合いのケンカをしているシーンは今まで観たことの無い面白さ。まあ,実際にはありえないけどね。というようなアクションも面白ければなんでもアリ!なところが潔くて好き。殺人狂の姉ちゃんのファッションも含めてのぶっ飛び加減が良いね。

ジェイソン・ステイサムのホースやパイプを使ったりの身体をはったアクションは香港的。と思ったらアクション監督はコーリー・ユンなのね。動ける人が自身でやるアクションってやっぱり刺激的。




ピンクパンサー

06年アメリカ 93分
[監]ショーン・レビ
[案][脚]レン・ブラム
[脚][出]スティーブ・マーチン
[出]ケビン・クライン/ジャン・レノ/ビヨンセ・ノウルズ

面白かったよ〜!



トム・ヤム・クン!

05年タイ 110分
監][製][脚]プラッチャヤー・ピンゲーオ
[出]トニー・ジャー/ネイサン・ジョーンズ/ペットターイ・ウォンカムラオ

「マッハ!」でぶっ飛びのアクションをみせてくれたトニー・ジャー主演のアクション映画。「マッハ!」では盗まれた仏像を探し求めてだったけれど今回盗まれたのは像。家族同然に育てられた親子象を密輸組織に盗まれ彼らを追って単身オーストラリアで大暴れ。ということでストーリー的には前回と同じなんだけど,そんなことはたいした問題ではないのよ。だって85%はアクションシーンなんだから。トニーはほとんどセリフもないし。

ほんとに肉体の限界を極めたアクションは壮絶というしかない。細かいカット割りでごまかしてないのがすごい。というよりあり得ない長回しにびっくり。特に階段を駆け上がりながら沢山の敵をなぎ倒していくシーンには感動すら覚えてしまう。肉体的にももちろん凄いけれど誰かがちょっとしたミスを犯しても最初から撮り直し。この数分間の撮影にいったいどれだけの時間と労力がかかったのだろう。

それに親子象の様子がとってもいいの。実際でもあんなに愛情細やかなのかしら。死んでしまった親にいつまでもすり寄っている子象なんて泣けてしまう。




アンダーワールド:エボリューション

06年アメリカ 106分
[監][案][総]レン・ワイズマン
[案][総][脚]ダニー・マクブライド
[出]ケイト・ベッキンセール/スコット・スピードマン/トニー・カラン/デレク・ジャコビ/ビル・ナイ

前作から数日後の出来事なのね。公開時に一回観ただけので内容はうろ覚え。なので良くわからないところ続出。復習してから観れば良かった。



ロンゲスト・ヤード

05年アメリカ 114分
[監]ピーター・シーガル
[総][出]アダム・サンドラー
[脚]シェルダン・ターナー
[出]クリス・ロック/バート・レイノルズ/ジェームズ・クロムウェル/ボブ・サップ

あの「ロンゲスト・ヤードが」パワーアップして帰ってきた!と言っても昔のはほとんど覚えてないんだけどさ。

まずびっくりはボブ・サップ。大男の泣き虫黒人の役がぴったり。ってびっくりしたのはそのことではなくてボブ・サップが小さく見えてしまうということ。なぜって彼の倍はありそうな人たちがゴロゴロ出てくるのだもの。それがフットボールで肉弾戦を演じるのだからその迫力たるや凄まじいものがあるのよ。

飲酒運転で刑務所に入れられた元フットボール選手のポール。彼が囚人チームを作り看守チームと戦う羽目になってしまう。という物語で前半はチーム作りで後半は試合。でメンバー集めから始まるのだけれども,これがとんでもない野郎ばかりなの。まあ,よくもこんなに凄いのばかり集めたね〜って感心。特訓の様子も大迫力&大笑い。

主人公ポールをアダム・サンドラー,親友役をクリス・ロックが演じていて爆笑場面がいっぱい。とは言っても今作はアダム・サンドラーが笑いをとるのではなくて周囲が大いに盛り上げるのね。なので彼のギャグが苦手な人でも大丈夫。万国共通の笑いばかりだし。

後半の試合シーンは凄いよ。日ごろの恨みが溜まっている囚人たちだから試合そっちのけで看守を痛めつけるのに執心なんだもの。果たして勝てるのか?

面白いリメークというだけではなくて旧作を好きな人にはたまらないプレゼント。それはバート・レイノルズの出演。ゲストでなくて大いに活躍するのだ。

残念なのは上映館が少ないこと。それに宣伝もあまりしてないから人気ないのかも?




ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

05年イギリス・アメリカ 85分
[監][製][脚]ニック・パーク
[監][脚]スティーブ・ボックス
[製]ピーター・ロードほか
[声]ピーター・サリス/レイフ・ファインズ/ヘレナ・ボナム=カーター

シュレックやトイ・ストーリーのようにCGで何でも出来るけど,このクレイアニメを観ると手作りのぬくもり,繊細さを感じてやっぱり良いね。時々人形に指紋が見えるのも可愛いし。この85分の映画を作るのにいったいどれくらいの時間と手間がかかったのかを考えると画面の隅々まで観なくては,という気になっちゃう。昔と違ってカメラが縦横無尽に動くし,動きもスピード感があるので退屈している暇なんか無いのだ。

年に一度の「巨大野菜コンテスト」を目前に控え発明家&害虫駆除隊のウォレスとグルミットは大忙し。そして野菜の天敵,ウサギを野菜嫌いにする実験をするが失敗し,街中をパニックにしてしまう。というストーリーは,完全に子供向けかな。なので親子そろって観るのが正解。




=お気に入りの映画(^0^)
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