No.164(4月19日)


ホリデイ

06年アメリカ 135分
[監][製][脚]ナンシー・メイヤーズ
[音]ハンス・ジマー
[出]キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット/ジュード・ロウ/ジャック・ブラック

ホーム・エクスチェンジなんてものが世の中に存在するなんて知らなかったよ。見知らぬ者同士が一定期間、家・車等全てのもの丸ごと交換してしまうというもの。私なんて家に人を呼ぶのでさえ大変なのに。ある程度裕福な人たちのお遊びなのかな?

豪邸に住んでいるハリウッドのアマンダは映画予告編制作会社の社長で完璧な成功者。ロンドン郊外のど田舎にロッジ風の可愛い家に住むアイリスは新聞記者。二人とも仕事面では問題ないけど恋に関しては大問題勃発。そんな境遇から逃れたくてインターネットでお互いの家を交換することになった。そしてがらりと変わった環境で新しい出逢いが、というストーリーでシリアスにやられたら「んな、アホな」って感じだけれども全編コメディー調なので終始ニコニコしっぱなしの楽しい映画。

もちろん大人の出逢いだから、それぞれにちょっと事情があって、事は複雑になる。というか相手を思って適当な距離をおけるのかということかな。若いときの恋愛とは違って。

主演の4人が大スターで馴染みやすいってのもいいね。その分意外性はないけど。久々のジュード・ロウは相変わらずかっこいいし、ジャック・ブラックのおちゃめさが可愛い。

この4人の「その後」を見てみたいな。半年後には別れていそうな雰囲気濃厚、というのは私がひねくれているからか。




プロジェクトBB

06年香港・中国 126分
[監][製][脚]ベニー・チャン
[案][脚]アラン・ユン
[製][脚][出]ジャッキー・チェン
[出]ルイス・クー/マイケル・ホイ/ユン・ピョウ/カオ・ユェンユェン/シャーリーン・チョイ

こんなに面白いのになんてもったいない。全然宣伝されてないし,上映館も少なすぎ。きっとあっという間に終わってしまうから,コメディー好き,香港映画好き,アクション好き,そしてもちろんジャッキー好きな方は早いうちに劇場へ急げ!

サンダル(ジャッキー),フリーパス(ルイス),そして二人のお師匠の大家(マイケル)の3人の仕事は泥棒。人を傷つけない,と決めていた彼らだがのっぴきならない事情から赤ん坊誘拐に関わってしまう。が,依頼主とのコンタクトがうまくいかず大トラブルに巻き込まれてしまうのだ。

ジャッキーの映画の中では一番といっても良いほどストーリーが素晴らしい。子供への愛,家族愛,夫婦愛がちりばめられていて時々ホロッときちゃうのよ。

そしてもちろん,ジェットコースターチェイス,エアコン室外機などの大技,小技のアクションがてんこ盛りで,54歳ジャッキー未だ衰えずってことでヒジョーにうれしいのだ。もっとうれしいのがユン・ピョウとの久々の共演。ちょっとオジサンになってしまったけどアクションは相変わらず決めてくれる。これでサモ・ハンがいれば完璧だったのにな〜。

で,この映画のホントの主役は僕だ!っていうくらいに大活躍な「赤ちゃん」がすっごく可愛いの。赤ちゃんのご機嫌を取るためにサンダルとフリーパスの大騒ぎはお約束とはいえやっぱり笑っちゃう。アクションもこなすよ。ベビーカーでのカーチェイス,高所からのダイブなど普通だったら100回くらい死んでもおかしくないシーンを吹き替え無しで(?)楽々とこなしちゃうからね。

ということでジャッキー最高!もっともっと楽しい映画いっぱい作ってください。




ハッピー フィート

06年アメリカ 108分
[監][製][脚]ジョージ・ミラー
[監][脚]ジュディー・モリスほか 
[声]イライジャ・ウッド/ロビン・ウィリアムス/ブリタニー・マーフィー/ヒュー・ジャックマン/ ニコール・キッドマン

歌うペンギン,踊るペンギンがムチャクチャ可愛い。地平線を埋め尽くす何千羽の実写かと思えるほどのリアルなペンギンが揃ってダンスする様子はひたすら凄い!感動すら覚えてしまうほど。それにニコール・キッドマンは声だけでも色っぽいの〜。とは言え予告編以上のインパクトは残念ながら無いのだ。マイウェイを朗々と歌うペンギンにびっくりして期待し過ぎたのだ。

そう,予告編で全てを見せ過ぎちゃったのよね。最初はびっくりの完璧なペンギンのCGも背景が氷と青空ばかりということもあって慣れちゃうし。「心の歌」を持たないマンブルの冒険,成長譚もひねくれた目で見るとお子様向けストーリーという感じでちょっと眠くなってきちゃう。

と思っていたらラストの驚愕の展開に唖然呆然。マジで目が点になってしまったよ。子供向けとは思えないメッセージが込められているのだ。これが無かったら単なる楽しい映画だったね,で終わっていたよ。でももっと突き詰めるか,と思っていたら腰砕けになってしまったのはやっぱり子供向けだからかね。

なので全体的な出来としてはピクサーの「カーズ」の方が明らかに上。アカデミーで受けたのはそのラストの展開ゆえ,からなのかな。




鉄人28号 白昼の残月

05年日本 95分
[監][脚]今川泰宏
[音]伊福部昭
[声]くまいもとこ/粟野史浩/牛山茂/稲葉実/石塚理恵
[語]矢島正明

起承転結の「起」がすっぽりと抜けているのだ。有名なアニメだし,分かっている人が観るものだから致し方ないか。私は子供の頃に見たきりなので人間関係なんか覚えとらんわい(鉄人の絵は今でも何もみないで描けるけど)。キャラは当時のアニメのままのようなのだが「え〜と,これは誰だっけ?」なんて考えながら観ていたよ。でも主題歌は懐かしい〜! それに昭和32年が舞台なのだがまだまだ戦後だったのだな,ってびっくり。

復興しつつある東京の地下から究極の兵器「廃虚弾」が続々と見つかる。それと前後して正太郎の前に鉄人を操ることが出来る謎の人物が現れたのだ。ということで当時の町並み,風俗など取り混ぜながら少年探偵正太郎と鉄人の大活躍をミステリー仕立てで描く。

けっこう重いテーマでどちらかというと大人向けで,子供にはちょっと難しいかな。でも鉄人の大活躍,他のロボットとのバトルは大迫力で楽しい。半分溶けかかっても悪に立ち向かうのだ!とはいっても,もうちょっと出番が多くても良かったな〜なんて思いもしたのだが。




ナイト ミュージアム

06年アメリカ 108分
[監][製]ショーン・レビ
[原]ミラン・トレンク
[製]クリス・コロンバスほか
[出]ベン・スティラー/ロビン・ウィリアムズ/カーラ・グギノ/オーウェン・ウィルソン/ディック・バン・ダイク

博物館に行くとその精緻な作りの蝋人形やはく製などが今にも動き出しそうで怖い,って思えることがあるけど,それが本当に動いちゃったらどうなる?という映画。とはいっても主役がベン・スティラーだからホラーではなくてもちろんコメディ。ファミリー向けなのでいつもの過剰なおバカさは抑えれているけど,それでも十分可笑しい。

離婚し失業中のラリーは、元妻に引き取られた息子ニッキーの信頼を得るため、博物館の夜勤の警備員の職に就く。そこで彼が見たものは…,というのが発端で,後はひたすら不思議な世界に身をゆだねて笑って大満足。

予告編でも出てきた動くティラノザウルスの性格,動きが傑作。モアイ像,モンキー,ミニチュア人間まで動き出して,もう夜の博物館は大騒ぎ。特にネアンデルタール人,フン族の王はそこにいるだけで可笑しいのにいろいろ面倒を起こしてもう大変。そしてうれしかったのはルーズベルト役のロビン・ウィリアムズが久々に笑わしてくれたこと。やっぱり彼はコメディーが似合うね。小さい男のオーウェン・ウィルソンも適材適所って感じでうれしい。

まあ,動いただけでは2時間,間が持たないわけでちゃんとストーリーもあるよ。父親と息子の話し,犯罪者との対決,おまけに恋愛話まであって盛りだくさん。

ということで映画は楽しくなくっちゃね,という人にはお勧め。

唯一残念だったのはヒロインがイマイチ私の好みではなかったことぐらいかな。




デジャヴ

06年アメリカ 127分
[監]トニー・スコット
[総][脚]テリー・ロッシオ
[製]ジェリー・ブラッカイマー
[出]デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/バル・キルマー/ジム・カビーゼル

予告編とタイトルとチラシに見事にだまされたというか,完璧予想外の展開に唖然。超常現象っぽいのを想像していたのに全く違うのね。ってネタバレになるので詳しくは書けないのですが。なのでデンゼル・ワシントンのファンの方,ド派手な爆発,カーアクションが好きな方はぜひ劇場へ!特に冒頭の爆発シーンは凄すぎ。どこが作り物か全く分からないし,突然の悲劇に見舞われた人々の悲しみも伝わってきて見ごたえ十分。

海軍関係者が多数乗っているフェリーが何者かに爆破され543名もの死者が出る。FBIは地元のベテラン捜査官ダグと供に犯人割り出しに全力を挙げる,というサスペンス物。

久々にスクリーンで見たバル・キルマーにはびっくり。昔はあんなにかっこよかったのに見事な洋梨型になっていてちょっと悲しい。ヒロインのポーラ・パットンがきれい。悪役のジム・カビーゼルがかっこいい。もちろんデンゼル・ワシントンは荒唐無稽のストーリーの中でもその存在感はさすが。

まあ突っ込みたいところもあるけれど,スピード感ある展開とアクションとでそんなことはあんまり気にならない,というか意外な展開にびっくりしてる間にラストへ突入って感じ。ホンマにお金かかってますな。さすがジェリー・ブラッカイマー印。って時々大バカ映画作るけど(この映画も一歩間違えればそうなっていたかも)。ということで観るなら余計な前知識を入れないように。




=お気に入りの映画(^0^)
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