170(10月8日)


プラネット・テラーinグラインドハウス

07年アメリカ 105分
[監][製][脚][撮][音][編]ロバート・ロドリゲス
[出]ローズ・マッゴーワン/フレディ・ロドリゲス/マイケル・ビーン/ジェフ・フェイヒー/ブルース・ウィリス

ロドちゃんサイコー!!
タラちゃんの100倍は面白かったよ(出演しているタラちゃんは笑えたけど)。
予算をたっぷり使ったB級アクションという趣で
「笑い+セクシー+ドキドキアクション+ツッコミどころ」満載で楽しい。
頭を空っぽにして押し寄せてくる快感に身を任せるのだ!

テキサスの田舎町に生物化学兵器が流出し、
感染者は次々と凶暴なゾンビになってしまう。
間も無く町はゾンビの群れとなり人間は劣勢になっていく。
というストーリーは「ゾンビ」まんまなのだが,ヒロインが傑作。
第一のヒロインのチェリーはゾンビに食われた片脚の代わりに,なんとマシンガンを装着。
弾の装填は?引き金は?なんて細かい事なんて気にしている暇はないのだ。
美貌とかっこよさにしびれてしまう。
第二のヒロインダコタの武器はガーターベルトにつけた注射器。強いよ〜。
二人とも最初は弱っちいのだが女は目覚めると強いのだ。

チェリーの恋人エル・レイも大活躍なのだが女性陣に比べると頼りなさげなのが笑える。
素性を語るフィルムが消失しちゃってるし〜。

以前だったらチェリーはホントに片脚が無い女優を
使わざるを得なかっただろうけど最近のCGは凄いね。

ということで「血わき肉躍る」阿鼻叫喚映画が好きな人には超お勧め。
そうでない人は…,覚悟して行くべし。

トム・サヴィーニが保安官役で出てます。
『ターミネーター』のマイケル・ビーンはけっこう好きだったのに分からなかった。




ヒルズ・ハブ・アイズ

06年アメリカ 107分
[監][脚]アレクサンドル・アジャ
[製]ウェス・クレイブンほか
[出]アーロン・スタンフォード/キャスリーン・クインラン/エミリー・デ・レイビン

どひゃ〜、よく日本で上映できたね〜。
内容がけっこうやばいので配給会社は悩んだのではないかしら。

砂漠をキャンピングカーで横断中の元警官のボブとその家族。
家族はそんな行程に突き合わされて不満タラタラなんだけど、そりゃそうだ。
ホントに何もなくて人もいなくて、こんなところでトラブったら大変だよ。
っていうのが寂れたガソリンスタンドに寄った事から現実になってしまうのだ

その付近は昔、核実験場であったところで
その影響を受けた激ヤバな人たちが住んでいて、
なんとその真ん中で車が故障。
あとはお約束の一人いなくなり二人いなくなり、という展開なんだけど
荒唐無稽とはいえない設定が効いていてそれはもう恐ろしい。
それに久々に「血わき肉躍る」映像を観たのでヴィジュアル的にも刺激十分。

砂漠の真ん中にあるゴーストタウンのハッピーなアメリカの残骸と残酷な描写との
対比がとても効果的に使われていて
単なるホラーに終わってないところが素晴らしい。

そしてラストシーンはそこで終わっちゃうか〜、ということでボブ一家の災難に涙。

ゲロゲロな描写が平気な人にはお勧め。




ファンタスティック・フォー

07年アメリカ 92分
[監]ティム・ストーリー
[総]スタン・リー他
[脚]ドン・ペイン他
[出]ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ/クリス・エバンス/マイケル・チクリス

細かいことは(大きなことも?)気にせずに気楽に楽しんだが勝ちって映画。
またはツッコミどころ満載なのでそれを楽しむのもありかも。

今回の敵は光り物のCGは写り込みの処理が大変だろうなというシルバーサーファー。
で、このシルバーちゃんはあちこちの星を破壊しまくって、ついには地球に到着。
なんと8日後には地球は跡形も無くなってしまうのだ。

という危機の割には緊張感が皆無なのが笑える。
仲間割れしている場合じゃないでしょ!

とはいえメンバー4人、締めるところはちゃんとチームワークで乗り切る。
岩石男はずっとかぶり物では可哀想と思ったのか何回か意外と可愛らしい素顔をみせてくれる。
透明人間は今回もサービスカット有りでやっぱり可愛いわ〜。
ゴム男は無闇にビローンと伸びて笑わせてくれる。
そして一番活躍するのはファイヤーマンで、若くて素敵。頼りになるわ〜。
敵のシルバーちゃんが銀色のサーフボードに乗って飛び回る姿がかっこいい。
なので戦いのシーンも興奮のVFXで大満足よ。

シルバーちゃんにも悩みがあって大変なのね〜。ってのがちょっと悲しい物語。
ここら辺はアメコミを読んでいれば(読んでなくても問題ないけど)もっと感動するのかしら。

ラストの日本のシーンには苦笑。子供が今時あんな着物きるかいな。




スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

07年日本 121分
[監][脚]三池崇史
[出]伊藤英明/佐藤浩市/伊勢谷友介/木村佳乃/香川照之/桃井かおり

マカロニ・ウェスタンではなくスキヤキ・ウェスタン,ということで
和風テイストだけど全編英語という異色西部劇。
もっとギャグ満載の大爆笑おバカ映画かと思っていたのに
設定だけは荒唐無稽だけど中身は意外と真面目な作りでした。

お宝が埋まっているという噂を聞きつけてやってきた源氏と平家の一団が
大暴れしているとある寒村にさすらいのガンマンがやってきて
争いに巻き込まれてしまうというストーリー。

冒頭+中盤のタランティーノ登場場面などは大爆笑だったのですが
それ以外はクスって笑えるところがいくつか,という程度です。
基本的には「用心棒」「荒野の用心棒」なんだけど,肝心の主人公「さすらいのガンマン」に
全く魅力がない,というかないがしろにされているのが不満です。
周りの個性的なキャラに完璧に埋没。
ラストの見せ場も桃井かおりに持っていかれてしまっています。
なのでなんかワイワイ騒いでいるだけで何も心に残らないのです。

この映画の主役は香川照之と桃井かおりというくらいに大活躍しています。
特に日和見で小悪党な保安官の香川は傑作で,美味しい所独り占めです。
桃井もお肌がツルツル,アクションも頑張っていて素敵です。
それから子役が可愛かったのも良かったです。
セットや美術など,お金もかかっているようで見ごたえありました。
ということでお話がつまらない割には意外と楽しめました。




ミス・ポター

06年アメリカ・イギリス 93分
[監]クリス・ヌーナン
[総][出]レニー・ゼルウィガー
[出]ユアン・マクレガー/エミリー・ワトソン/バーバラ・フリン/ビル・パターソン

90分もある割にはダイジェスト版みたいに次から次へとエピソードが展開されて
全然ゆとりがないのね。
120分使ってゆったりと余韻が残るような作りだったらもっと素敵だったのに。
その点が残念。とはいえピーターうさぎの生みの親ビアトリクスの
恋と波乱の人生,自然に対する考え方などがとても心に残った。

100年以上も前のイギリスで30を超えて独身でおまけに童話作家になる夢を持っている,なんて
想像以上に世間の目は厳しかったのだろう。
持ち込みをしても全て門前払い。そこにとある偶然があって出版にこぎ着けたピーターうさぎ。
けどこの偶然はそれまでの努力が引き寄せたということ。
そこで運命の出逢いまでしてしまったのだから世の中何があるか分からない。
この彼女が愛した男性編集者ノーマンをユアン・マクレガーが演じていて,
やっぱりいい男だね。
ノーマンとビアトリクスの行くところ全てに影のようにつきまとう
お目付け役の女性には時代を感じると共に笑っちゃうわ。
つかの間の別れの駅で汽車の蒸気に紛れての初めてのキッス。ドキドキだね。

その後は実話じゃなかったら,しらけてしまうほどのあれよあれよの展開。
けどここでも駆け足でエピソードの羅列感がぬぐえない。
けど,ビアトリクスの素晴らしさは十分に感じられた。

ピーターうさぎシリーズの累計発行部数は全世界で1億5000万部を超え、
日本でも1200万部が発行されている。
っていうのは凄いな〜。しかし印税ってだれがもらっているのだろう?




オーシャンズ13

07年アメリカ 122分
[監]スティーブン・ソダーバーグ 
[出]ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/マット・デイモン/アンディ・ガルシア/アル・パチーノ/エレン・バーキン

もし出演者がそれほど知名度のない人ばかりだったら,
誰も観に行かないだろうというほどホントにしょうもない映画です。
脚本がご都合主義で犯罪映画だというのにスリルとサスペンスが皆無。
ならば笑いの方はどうか,というとこれも不発。
まあ最後の空港でのシーンは笑えたけど…。

ということでスターを観るためのお気楽映画です。
その点では大成功。
ジョージ,ブラッド,マット,アンディが出てくるだけで楽しいし,
アル・パチーノもいつもと違ってリラックスした雰囲気が伝わってくる。
そしてエレン・バーキンが年取ってしまったな〜というのも確認できる。

オーシャンズの仲間がカジノ王のバンクにいじめられて,
それを皆で懲らしめてやれ,という単純明快なストーリーで伏線もなんにもなしで
ゆる〜く展開される。

「14」が制作されるならゆるいストーリーでもいいから
お笑いともうちょっとセクシー度を上げてくれることを希望。




デス・プルーフ in グラインドハウス

07年アメリカ 113分
[監][製][脚][撮][出]クエンティン・タランティーノ
[出]カート・ラッセル/ゾーイ・ベル/ロザリオ・ドーソン/バネッサ・フェルリト/ジョーダン・ラッド

ヒーロー,良い人というイメージが定着しているカート・ラッセルがキレた犯罪者役。
それでもやっぱりかっこいい〜!惚れ惚れしちゃう。
それに可愛いお姉ちゃん達がいっぱい出てきて目の保養にもなるのだ。

スタントマン・マイクは車に乗っている美女ばかりを狙う連続殺人犯。
新たな標的となった女性達にバーで接近する。
果たして美女達の運命やいかに!
と聞いてスリリングな展開かと思っていたら…。
上映時間113分のうち,女性達のたわいもないダラダラおしゃべりが90分続くのだ。
なのでこのしょうもない会話を楽しめるかどうかってことにかかっている。

私はダメだった。途中で出ようかと思ったくらい。

でもそれを我慢してのご褒美としてラストのカーアクションは凄かったよ。
びっくり仰天。マジで死人が出るんじゃないかと思ったほど。

ラストで暴露されるスタントマン・マイクの性格にも大爆笑。

ということで30分くらいの短編にしてもらえれば傑作!と叫んだかも。




=お気に入りの映画(^0^)
next page 2007 contents