Cinema-Heisan
No.12



ハーモニー(96年濠)

監:マーク・ジョフィ
出:ベン・メンデルソーン/バリー・オットー/トニー・コレット

精神病院で患者のセラピーのための演劇の演出家の職を得たルイスの悪戦苦闘を描いたもの。「コシ・ファン・トゥッテ」というオペラを上演することになったのだが自閉症、放火癖、躁鬱病などなどの個性的なメンバーに翻弄され彼もキレちゃうんだよね。だけど彼らの熱意でルイス自身も逆に癒され元気づけられついに上演の日が来る。このオペラは女は浮気者というテーマなんだけど映画もルイスの恋人との出来事、麻薬中毒の娘ジュリーとの淡い恋などと重なって愛の物語となってるところが好きだな。精神病と言ってもこの程度なら自分の周りにもいっぱいいそうとか思っちゃいました。


トゥリーズ・ラウンジ(96年米)

監・出:スティーブ・ブシュミ
出:クロエ・セビニー

ブシュミ演じる現在失業中、ドラッグ、アルコール好きのしょうもない中年男トミー、困ってしまうことが多くてため息ばっかり。ブシュミのまいった顔ってほんとに情けなくて観てるこっちまで泣きたくなっちゃいます。友達に恋人を取られ、やっとみつけたアイスクリーム屋はうまくいかない、おまけに友達の娘と寝ちゃうしでやってることムチャクチャ。いや〜、ほんとにこの先トミーはどうなっちゃうんでしょうね。たまり場としている店トゥリーズ・ラウンジでアル中で、ジャンキーな一生を送るんでしょうかね〜、心配。スティーブの弟も出ているんだけどあまりにもそっくりなんで失礼とは思いながらも笑ってしまいました。


危険な動物たち(97年米)

監:フレッド・スケピシ
出:ジェイミー・リー・カーチス/ケビン・クライン/ジョン・クリース/マイケル・ペリン

88年の「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のメンバーが再び結集して大企業に買収された動物園で繰り広げる爆笑編。この大企業の社長とお間抜けな息子を二役で演じているのがケビンで、これがもう最高におかしいの。SEXにしか興味ない息子が立てた動物園再建案なんてオバカの極致。派遣されたジョンも過激案を出すけどずれてるし。そんなこんなで大騒動を演じているところに社長が視察のためにやってくるんですね。そこから始まるスリルとサスペンスと陰謀の物語(?)。最後の楽屋落ちのセリフもバッチリ決まってすっきりさわやかでした。


恋におぼれて(97年米)

監:グリフィン・ダン
出:メグ・ライアン/マシュー・ブロデリック/ケリー・プレストン

これは笑いながらもかなり怖い映画です。田舎町で静かに暮らしていたサムとリンダ、ところがリンダがニューヨークに出張、そこで新しい恋人アントンができちゃったんですね。リンダのことがあきらめきれないサムはアパートの前の廃屋で張り込みを始めちゃうんです。そこへアントンにふられたマギーが押し掛けてきて二人してリンダとアントンの恋を邪魔しようとするんだけど、そこまでやっちゃ犯罪よってな感じでけっこう陰湿。特にマギー(メグ・ライアン)が完全にキレてます。メイクも怖いし〜。夢に出てきそう。爆笑しながら、恋人と別れるときはちゃんとしなきゃねってことが身にしみます。


クワイエット・ルーム(96年濠)

監:ロルフ・デ・ヘール
出:クロエ・ファーガソン/セリーヌ・オラーリ/ポール・ブラックウェル

場面は両親のベッドルームと7歳の少女の部屋のみ、登場人物もほとんど家族のみという構成で物語は静かに進行します。その家族もけんかばかりしていて今にも離婚しそうな親、3歳の頃から自ら沈黙を通している少女という普通じゃない状況です。この少女の内なる声が全編ナレーションとしてかぶってくるんだけどすご〜くうまいです。親に対する鋭い批判があるかと思えば無邪気な時もあり、カメラを見据える表情も繊細で切なさにもリアリティーがあります。3歳の頃の思い出が挿入されるんだけど今との対比がとっても悲しい。


復讐の処刑コップ(97年米)

監:ヨッシ・ウェイン
出:マイケル・パレ/リンダ・ホフマン

「光る眼」ではパレもすっかりおじさんになっちゃったなぁ〜とがっかりしたけど(最初は分からなかったほど)この作品ではかっこいいパレが復活して大活躍。子供の頃家族を目の前で惨殺され心に傷を負ったのが原因でムチャやってる刑事を演じてます。銃撃戦・爆発がテンコ盛り、人が吹っ飛び、落ちる落ちる、と書くと派手そうに思えるでしょ。けど演出がイマイチなため迫力に欠けるんですね。最後の方になるとまた銃撃戦か〜とあきちゃいました。ストーリーもかなり無理があるし〜、でちょっと期待外れかな。



=僕のお気に入りの映画(^0^)

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