No.41(7月5日)

ヴァイラス(98年米)

監:ジョン・ブルーノ
脚:チャック・ファーラー
出:ジェイミー・リー・カーティス/ウィリアム・ボールドウィン/ドナルド・サザーランド

virusの読み方を変えただけというなんのこっちゃの題名ですが、原題もそうなのね。で、感想はというとムムム...、かな。海上を漂っている無人のソ連の衛星探査の船を偶然発見し乗り組んだ6人が、未知の生命体と死闘を繰り広げるって云うストーリーなんだけど、ヒネリが全然なくてどっかで観たようなお話しが延々と続くのね。謎の生命体もよくおもちゃ売り場にあるカニ型のロボットみたいなヤツなの。親分ははるかに大きいのだけれどこれもどこかで見たぞって感じ。今どきの観客はこの程度のSFX、ストーリーでは驚かないよね。


ロリータ(97年米)

監:エイドリアン・ライン
出:ジェレミー・アイアンズ/ドミニク・スウェイン

これで美少女もの3本「フェアリー・テイル」「キャメロットガーデンの少女」を観たことになるわけですが一番のお気に入りは「フェアリーテイル」のエリザベス・アールですね。10歳なのだけれどそこはかとないお色気にぞくぞくきちゃいます。と、ついロリコンっぽい鑑賞の仕方をしてしまいました。で、ロリータの感想。主役はジェレミー・アイアンズで「ダメージ」では息子の淫乱な嫁さんに翻弄されて自滅していく情けない男を演じていたけど今回の相手はなんと14歳。もうムチャクチャ情けないのよ。それも再婚相手の娘に手を出してしまうの。まあ、娘の方から誘ってるという見方も出来るのだけれど、アンタそれやっちゃあお終いよ。都合よく母親が死んでしまってからはやりたい放題しほうだい。果たしてこのままアブナイ生活が続くのか!?そりゃ続く訳ないよな〜。美少女は見て楽しむだけにしましょうね。


奇跡の輝き(98年米)

監:ビンセント・ウォード
脚:ロン・バス
出:ロビン・ウィリアムス/キューバ・グッテンジュニア/アナベラ・シオラ

丹波さんが「大霊界の輝き」という邦題にするべきと言ったとか...。事故で命を落としたクリスは天国に行ったのね。そこは素晴らしい世界だったのだけれど、絶望した妻のアニーが自殺し、地獄へ落ちたことを知るの。そして愛する妻を救うために地獄への旅を決心するのですよ。予告編で天国と地獄の映像がムチャクチャ素晴らしくて期待度120%だったのね。けどビジュアル的には予告編が全てという感じ。それ以上の驚きを見せてくれなかったのはちょっと寂しいかも。それに地獄行を決心したときにそれは無茶だと散々驚かされた割にはすんなりたどり着けて、妻もすぐに見つかってしまったのは物足りないな〜。閻魔大王とか地獄のコウモリ男が出てきたりと、もっと波乱万丈に盛り上げて欲しかったな〜。死んじゃったら無になるのではなくてこういう世界があって欲しいですね。って地獄へ行くのはいやだけどね。


25年目のキス(99年米)

監:ラジャ・ゴズネル
脚:アビー・コーン他
出:ドリュー・バリモア/デビット・アークエット

ジョジーは有名新聞社のコピー・エディター。超真面目なのだけれど、ブスな高校時代はいじめられ、25歳になる今でも本気のキスなど夢に見るだけなのね。そんなジョジーに高校への潜入取材の仕事がまわってくるの。あの悪夢の高校時代を再現しないようにと張り切って登校するのだけれど、やっぱり人間そんなに変わりません。ということで再びドツボにはまりそうになるのよ。高校時代のジョジーは歯列矯正でシャンプーもしてないような髪形、ダサイ服装と、それは見るだけで恐ろしい風体で大笑い。取材中の現在も失敗ばかりで、中でも傑作なのがライブ会場での踊り。笑いすぎて涙が出てきてしまいました。あっぱれドリュー、そこまでやるか〜、てな感じで拍手喝采。ドリューの太陽のように明るい笑顔に、ちょっぴり素敵なラブストーリーが足してあって元気が出ること確実。


八月のクリスマス(98年韓国)

監・脚:ホ・ジノ
出:ハン・ソッキュ/シム・ウナ/シン・グ

もうこれは純愛、というより恋にも届いてないかもというほどなのですが、静かに心に沁みるラブストーリーです。写真スタジオを開いている青年と、駐車違反取り締まり係の女性とが出会うのね。この青年のとっても素敵な笑顔、穏やかな表情は演技を越えていて魅力的。そしてヒロインがまたまた素敵なのよ。可愛らしさ、可憐さ、あふれる優しさ。ファンになっちゃいました。で、欧米の映画のようにすぐにはSEXなんてならないのね。というか、手が触れ合う程度なのよ。それでも観てるほうがドキドキしちゃうくらいなのね。でも青年には限られた時間しか与えられていないの。果たしてこの恋はどうなるのか。ゆったりとポエムのように時は流れ、大事件が起こるわけではないのだけれど目が離せません。ラストはとっても切なくてウルウルしちゃいました。でも大真面目に観てはのれないかも。あくまでも少女漫画の世界ですから。


恋に落ちたシェークスピア(98年米)

監:ジョン・マッデン
脚:トム・ストッパード
出:グウィネス・パルトロウ/ジョセフ・ファインズ/ジェフリー・ラッシュ

豪華絢爛な衣装で時代劇っていうような映画は面白いと思ったものはあまり無かったのだけれど、これは傑作。脚本がムチャクチャ巧いのよ。若きシェイクスピアが令嬢バイオラと恋に落ち、それを元にあの「ロミオとジュリエット」が生まれたという設定なのね。戯曲の執筆と二人のラブロマンスが同時進行で、史実と虚構、現実と劇中劇が複雑にからみあいながらお話が進んでいく様は、とびっきり素敵な魔法を見ているようでほれぼれ、うっとり。そしてもちろん役者達もうまいのよ〜。シェイクスピアに扮しているのは「かつてプリンスと呼ばれていた男」に笑っちゃうほどそっくりのジョセフ・ファインズで、才気と情熱を感じさせる鋭い瞳が素敵。バイオラを演じたグウィネス・パルトロウも、ヒゲをはやしての男装、ベッドでの可憐な恋人、豪華な衣装と魅力大爆発。主演女優賞をはじめアカデミー賞7部門というのも大納得の面白さでした。


ハムナプトラ(99年米)

監・脚:スティーブン・ソマーズ
出:ブレンダン・フレイザー/レイチェル・ワイズ/ジョン・ハナ

あ〜、面白かった〜、...の一言で終わってしまうかも。まあ、それほど単純明快、な〜んにも考えなくても、いや、なにも考えないほうが楽しめますね。わたくしなんかなにも考えなさすぎてよく分からないところ続出。ストーリーは「3000年前のミイラを発掘したことから起こる呪い」というよくあるもの。ヒーローのリック・オコンネル。彼の正体・職業が最後までよく分からん。ヒロインのエヴリン。彼女がミイラを発掘したいとみんなを引き込んだのだけれど、なぜにそんなに発掘にこだわるのかよく分からん。そしてこれをいっちゃあお終いよっ、てのが3000年前に時の王を裏切ったために生きながらミイラにされたイムホッテ。蘇った時に邪悪な力を使えるように埋葬する必要は全くなかったのでは?というような細かいことを気にしてはいけません。次から次へと襲う危機また危機、素晴らしいSFXを素直に楽しみましょう。特に冒頭のスフィンクス建設中のエジプトの風景は素晴らしいの一言。まるで本当に大掛かりなセットを作って撮影したのかと見間違うほどの精巧なCG。これだけでも料金の元は取ったという気になるほどです。原題は「The Mummy」なんだけど、邦題は「レイダース失われたアーク」を意識していて「ハムナプトラ失われた砂漠の都」。文字の形・色使いも一緒なのが笑えます。そのおかげでヒットしているということなのかも。(でも面白さでは数段劣るかも。)


サイモン・バーチ(98年米)

監・脚:マーク・スティーブン・ジョンソン
出:イアン・マイケル・スミス/ジョセフ・マゼロ/アシュレイ・ジャッド

12歳の少年二人の友情・冒険・運命をさわやかに感動的に描いています。身長96cmでみんなのからかいの対象のサイモンと、私生児として悩むジョーは親友どうし。サイモンの両親が息子を無視していることもあってジョーのママがほとんど親代わりなの。このママがとっても優しくて魅力的なんですよ。サイモン果報者って、嫉妬しちゃいます。難病ものかと思っていたら全編に漂う温かいユーモアと少年二人の自然な演技でとっても幸せな気持ちになれます。その二人の理解者でジョーのママの恋人ベンがとってもいいヤツなんですよ。ちょこっとしか出てこないけれどジム・キャリーが最初と最後をビシッと締めてとってもいい味出してました。ジョー役の少年、どこかで見たことあると思ったらなんとあの「ジュラシック・パーク」に出ていたんですね。とても魅力的な少年になっていて二重丸。


アドレナリンドライブ(99年日)

監・脚:矢口史靖
出:石田ひかり/安藤政信

主演は石田ひかりと安藤政信。二人ともイジョーに引っ込み思案で、気が弱くてこっちがじれったくなるほどなのね。そんな二人がヤクザの隠し金2億円を手にしてしまい、追われることになるわけですよ。全編くすくす笑いがいっぱいあって面白いのだけれど、何かが足りないんだよな〜。予算が足りないのは別にいいのです。大爆笑がないのですよ。はじけるようなギャグ、涙が出てくるような笑いがないので、幕が下りたときに欲求不満が残ってしまう。コメディーはラストに向かうにつれて笑いが過激になっていかないとつらいよね。バスター・キートンの「セブンチャンス」なんてラストの崖でのシーンがあまりにも衝撃的だったので、それまでの流れががイマイチでも傑作と言われているのですよ。


=僕のお気に入りの映画(^0^)
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