No.45(1999年9月27日)


オースティン・パワーズ・デラックス(99年米)

監:ジェイ・ローチ
脚・出:マイク・マイヤーズ
出:ヘザー・グラハム/マイケル・ヨーク/ロブ・ロウ

夏はおバカ映画に限るんだぜ、ベイビー。んだども、デラックスちゅう割りにはパワー不足だぜぃ。でも前作と比べてってことで、もちろん十二分に面白くて笑えるのよん。
んでもって、さらにお下品度はパワーアップ。新登場の体重1トンのファットマンのエピソードは客席まで臭ってきそうで、まいっちまったぜ〜、ベイビー。
前作の超可愛いオースティンガールズ(?)が再び登場、と思いきや、すぐに死んじまうのよ。けどそのおかげで激マブのフェリシティに逢えたからわたしは幸せ。
タイムマシンで60年代に戻った宿敵ドクター・イーブルを追って繰り広げられる大スパイ合戦なのね。現在と10分前のオースティンの夢の共演(?)と、ドクター・イーブル、ファットマンと全てマイク・マイヤーズなの。ファットマンは観ている間は全く彼だとは気づかず、だまされちまったぜ〜、イエーイ。
エンディングが3作目もありそうな雰囲気なのだけど今度は200%のパワーアップを希望。じゃないともう観ないぞ。




マトリックス(99年米)

監・脚:ラリー・ウォシャウスキー/アンディー・ウォシャウスキー
出:キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス

キアヌがムチャクチャかっこいいです。厚い胸板、引き締まった腹筋、きりりとしたフェイス。今まではアクションしていても、どこかもっさりとした印象があったけれども、今回はキレが違います。さすがこの映画のために4ヶ月もカンフーとワイヤーアクションでみっちり鍛え上げられてますね。見違えるようなそのお姿にうっとり。
それは他の俳優達も同じで香港直伝の武術指導でスタントマンを一切使わずにアクションをバリバリ決めまくってます。
主人公ネオを戦いの場へと引きずり込むモーフィアス、追ってくる敵をぶちのめし隣のビルへ軽々と跳躍するトリニティ、みんなかっこいいのよ。そのアクションとVFXが見事に溶け合って驚異的な映像の連続。もう目がくぎ付け、どころじゃなくて瞬間接着剤で目を開けたまま固定されてしまったかのように瞬きするのさえ忘れちゃいます。
でもそれだけじゃ映画は面白くないよね。で、もちろんストーリーも完ぺき。現実世界に違和感を持っているプログラマーのネオが巻き込まれてしまった、人間とコンピューターの戦いを描いたものなのですが、その世界観がリアルですごいのよ。
僕らは一度も目を開けたこともなければ、自分の足で立ったこともないの。この現実世界だと思っているものは全てコンピューターが造りあげたヴァーチャルなもので実際は培養液の中で一生を過ごすのね。もしそうだったこの夢から覚めたくないような気もします。
そしてやっぱりCGが前面に出すぎちゃ良くないってことが良く分かります。もちろんバリバリにCG使いまくっていると思うけど、観ていてそんなことどうでも良くなってきちゃうのね。キャラクターがしっかりしいてストーリーが良ければOK。
先ごろ来日したキアヌの映像を見た友人が一言「また太ってた...」。2作目・3作目を作るらしいけど大丈夫なのでしょうか。




エリザベス(98年英)

監:シェカール・カプール
脚:マイケル・ハースト
出:ケイト・ブランシェット/ジョセフ・ファインズ/ジェフリー・ラッシュ

睡眠時間が4時間、というのが災いしたのかなぁ。
冒頭20分くらいムチャクチャ眠かったのね。さすがに眠ることは無かったんだけれど、意識が10秒ほど遠のくことが断続的に何回もあったのです。なので後半目がさえてきても、もう遅い。人物関係がイマイチ良く分からなかったの、という残念な鑑賞となってしまいました。
それでも25歳で英国の女王となったエリザベスの葛藤と彼女を巡る策略、裏切り、恋が迫力十分に伝わってきました。誰が見方で、敵なのか分からなくて恐いのよ。恋を捨て、国と結婚することを選んだエリザベスを演じたケイト・ブランシェットの存在感はさすがオスカー候補になっただけのことはあります。




ノッティングヒルの恋人(99年米)

監:ロジャー・ミッチェル
脚:リチャード・カーティス
出:ジュリア・ロバーツ/ヒュー・グラント/リス・エバンス

ラブコメって好きなんですよ。そしてこれはとびきりよく出来ていて傑作と言ってもいいかも。
世界で一番有名で美しい女優アナとロンドンのノッティングヒルに住むしがない本屋ウィリアムが恋に落ちた!それも街角で出合い頭にぶつかってLOVE、なんて現実にはあるわきゃないんだけど、恋愛における出来事、悩み、ワクワク感を丁寧に描いていてとってもキュートでそんなことをみじんも感じさせないのね。
もちろん純情すぎる二人の恋の行方も興味津々なんだけど、それにも増して彼らを取り巻く人たちの描写がうまいのです。ウィリアムの家族のほのぼのさに、こういうのっていいよねって思っちゃうし、彼と同居している友人のパンツ君の大ボケぶりには大爆笑させられちゃうのよ。なにせいつもパンツ姿でいるだけでもおかしいのにグレーのブリーフは女が好む、なんて鏡を見ながら断言しちゃうんですよ。
そしてラストのお約束とも言える“ちょっとホロリ”も決まっていてとっても楽しめた逆玉の輿の映画でした。




老人と海

超巨大スクリーンと3Dが迫力のアイマックスシアターにて鑑賞。でもこの映画は3Dではないのです。
前半はヘミングウェイの紹介の普通の平面な映画なのであるけれど解像度がいいからか、それともスクリーンが巨大すぎて中に入り込んじゃう気がするのかは良く分からないけれど、とても立体的に観えるのです。森の中の映像なんて実際にその場にいるような気がしてさわやかな気分。思わず深呼吸してしまいました。
スクリーンの中にスクリーンが映っている場面でのこと。オヤジが前方に立ちはだかっているのに気がついたのです。常識の無いヤツだな〜、と思ったらなんと、スクリーンの中のスクリーンを見入っている映像のオヤジだったのですよ。
と、前半だけでびっくりの連続なのにこの映画の目玉は後半なのです。それは「老人と海」の物語を油絵にしたもの。と云っても静止画ではなくて動いているのね。これが素晴らしいの、美しいのよ。ちょっと描いては一コマずつ撮影という気が遠くなるような作業でこの映像が完成したんですね。すごいという言葉しか思いつきません。
9月いっぱい上映しているので新宿にお立ちよりの際はぜひご覧ください。




エンカウンター3D

やはりアイマックスで今回は完全3Dの「エンカウンター3D」。
CGによる3D映像が主体なのであるけれど、迫力ありすぎて船酔い寸前。体調悪いときだったら吐いていたかも。それにジェットコースターに乗っているかのようなCG映像が、これでもかって出てくるので40分はかなりきつい。以前観た実写の3Dはそんなことは無かったのだけれどもね。
とは言ってもこのド迫力と緻密な映像の凄さは観て損はしないと思います。




裸の銃を持つ逃亡者(98年米)

監・脚:パット・プロフト
出:レスリー・ニールセン/リチャード・クレンナ/マイケル・ヨーク

老体に鞭打ってがんばります、走ります、大ぼけかまします、恋だってします、レスリー・ニールセン。たしか70歳はとうに超えているはず。あんまり無理なことするとそのままポックリいっちゃうんじゃないかと心配になります。
無実の罪を着せられた男が逃亡者となって真犯人を探すというストーリーらしきものはあるけれど、「タイタニック」や「ミッション・インポッシブル」などのパロディーの合間にお話がちょっとだけ進むという感じ。けど、期待していたほど大爆笑ではなかったのが残念。
観客8人の劇場で観るよりも、ビデオで仲間と元ネタ当てっこをしながらワイワイ見る方が楽しめると思います。




=僕のお気に入りの映画(^0^)
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