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将軍の娘 エリザベス・キャンベル(99年米) 監:サイモン・ウェスト 美人で有能、几帳面、おまけに将軍の娘であるエリザベス・キャンベルがロープで四肢をつながれた全裸死体という姿で軍の敷地内で発見された。この捜査を担当するのが陸軍の犯罪捜査官のポール・ブレナー。演じているのは最近ちょっと出過ぎかも、そして観るたびに太っていくような気がするジョン・トラボルタ。ちょっと体が重そう。 事件発生に至るまでの登場人物達の心理を丁寧に描いてあり、説得力抜群。そして捜査がすすむに従って軍人を取るか正義を取るかで大いに悩むような衝撃的で軍内部を根底から揺るがしかねない事実が現れてくる。なんだけど、イマイチ胸に迫ってこないんだよね。というのは地元警察さえ踏み入れない閉鎖社会で起こった事件だからかも。アメリカ人だったらなじめるのかも知れないが、私にとってはあまりにも遠い世界すぎる。観終わって「それで...なに?」という感じ。 ポールと一緒に捜査を担当する昔の恋人の女性捜査官サラとの駆け引きが随所にあるのだからその顛末をラストにでもちょこっと付け加えてあったら、満足して映画館を後にできたかも。 |
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カスケーダー(98年独) 監・原案・スタントコーディネイト・製作・出:ハーディー・マーチンス 宣伝コピーにドイツのスタント馬鹿とあったけどまさにそのとおり。あんさん、そないなことばかりやってると死んじゃうよ〜。 ド迫力のアクション映画なのであるけれど一切CG、合成は使ってなくて、主演でもあるスタントマン他、みんな命がけでスタントをやっている。 ひょんなことで知りあった男と女がナチスの隠した秘宝を探すという物語はありがちだけど、それはスタントシーンを最初に撮りためておいてから物語を強引にくっつけたからかも。でも思っていたほど破綻はなくて映画としてもポイント高し。それにしっかり笑わせてくれる場面もいっぱいあって楽しい。 飛んでいるセスナとグライダーの間のロープに宙づりにされたり、高速道路を猛スピードで逃げるバイクをゴーカートで追いかけたりと信じられないアクション満載。スカッとしたいときに観るにはサイコーの映画。 |
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★Knockin' on Heaven's Door(97年独) 監・脚:トーマス・ヤーン 同じ病室になったマーチンとルディは二人とも余命いくばくもない重症患者。ルディが海を見たことが無いというので二人で病院を抜け出し、盗んだベンツで旅をする。ところがこの車にギャングの大金が積まれていたことからギャングから追われ(と言ってもほとんど落ちこぼれな、お間抜けギャング)、おまけに旅の途中で警察からも逃げなければならなくなってしまい、とんでもない大冒険が始まってしまう。 男っぽいマーチンと気弱なルディのコンビが最高におかしくて、最高に泣けて、最高にいかすのよ。たった一日だけの友情だけどきっと天国でずっとずっと一緒に海の話しをしていることであろう。 ポスト・タランティーノと言われている監督なのでバリバリのアクション映画を想像している人がいるみたいだけど、これはヒューマン・ドラマとコメディとファンタジーをすべて足したナイス・バディ映画。情感あふれるラストはいつまでも心に残りる名場面だ。 そしてわたしの愛するルトガー・ハウアー様が一場面だけなのだが出ていてそれがまた最高にかっこいいのよ〜。キャー、ステキー。(失礼、取り乱してしまった...) 死ぬ前にどうしてもやっておきたいことをそれぞれ紙に書き出す場面があるのだけれど、そういう状況になった時にわたくしだったら何を書くかしら。案外しょうもないこと書きそうな気がする。 |
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白痴(99年日) 監・脚:手塚眞 オープニングの被災地での黒焦げの死体やうちのめされて疲れ果てた人々のリアルな描写に広島か長崎の原爆の投下後の物語かと思ったら、TV局に勤める若者が主人公。あの戦争がずっと続いて国中がマヒ状態であるというようなパラレルワールドで展開される超現実な世界。 そこは国民を鼓舞するためのTV局が絶大なる力を持っており、その周りには果てしなく廃虚が続き、集落があっても今にも崩れ落ちそうな傾いた家が密集している。そこで若者と超アイドルの確執、そして白痴の人妻との恋模様が描かれる。 ということでスペクタルな描写やスピード感あふれる展開を期待していたのだけれど、わたくしのつたない頭では理解不可能な世界、ほとんどテツガク的な難解さであった。日本映画としては破格の七億円という莫大なお金をかけて作った実験映画、自主映画という趣だ。クライマックスで超現実的な描写でもって盛り上げておいていきなりストンと落とす手法にも拍子抜けである。どうもこの世界観にはついていけなかった。 白痴の女性を演じた甲田益也子の演技がとても素晴らしい。でもわたくしは新しい人にはあまり馴染みが無いので草刈正雄って年をとってもかっこいい、と感じるほうである。 |
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アナライズ・ミー(99年米) 監・脚:ハロルド・ライミス 久々にコメディーなデ・ニーロが最高におかしいの。すごみをきかせたと思ったら一転「俺を見捨てないでくれ〜」と駄々っ子のように顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくるんだもの。ほとんど彼の独り舞台という感じで「ゴッドファーザー」まで笑い倒してしまう。でも周りのキャラがイマイチ生きてないのはちょっと残念。もう少しひねれば全編大笑いで大満足であったろうに。 さすがのビリー・クリスタルもデ・ニーロに食われっぱなし、と思っていたらラストで相談役になりすましてマフィアの親分の総会に乗り込むシーンには大爆笑。ということで二人のおバカで大真面目な演技合戦を楽しむ映画、かな。 |
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★Who Am I ?(98年香港) 監・脚・出:ジャッキー・チェン やっぱりジャッキーはハリウッドに行かないほうが抜群に良い。香港映画の常としての多少のストーリーの弱さもなんのその。体を張ったアクション、小技のアクション、そしてギャグのてんこ盛り。これだよ、これ。これこそジャッキー映画。それに「プロジェクト・イーグル」以来の自身での監督作品だしね。 今回は記憶を失った特殊工作員で、元の雇い主の魔の手が迫るということで、逃げる、逃げる、どこまでも〜。カーアクションもハリウッドに負けてないし、その最中にもちゃんとギャグを入れることを忘れないのはりっぱ。車の幅より狭い路地を疾走しちゃうのにはびっくりと大爆笑で二度お得。その方法は観てのお楽しみだ。 ジャッキーのアクションって小物を使うのが抜群にうまい。木靴が顔にモロ当たったら猛烈に痛そうだ。街を歩いていても常に使えそうなものに目を光らせているのであろう。 お約束のカンフーでの対決もあるのだが、なんと地上30階(くらい?)のビルの上での戦いで、こ、怖い。高所恐怖症の人が見たら一発で心臓が止まること確実。ほんとに屋上の縁でやっているの〜。おまけにそこから飛び降りちゃうし〜。びっくりと興奮の連続で息をすってばかりで吐くのを忘れてしまいそうであった。 新聞記者の役で金髪に染めた沢口靖子が出ていてびっくり。と思ったら演技がうまいので別人とすぐにわかったけど、そのそっくりさはびっくりで可愛いのよ。なにやら日本人とフランス人のハーフらしい。山本未来の運転テクニックも抜群、と見どころ満載。 もう45才で肉体の盛りは過ぎてしまったけれど、まだまだ頑張って楽しませて欲しい。でも撮影中の事故で死んじゃいやよ。 |
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トーマス・クラウン・アフェアー(99年米) 監:ジョン・マクティアナン 超リッチなやり手実業家トーマス・クラウンがNYの美術館から白昼堂々鮮やかな手口で一億ドルのモネの絵画を盗んでしまう。お金には不自由してないし、美術品に囲まれて暮している彼はスリルを楽しんでいるかのよう。 保険会社の調査員キャサリンはまるで超能力者のようにすんなりと彼が犯人だと当ててしまうのがすごい。けどそんなことを警察がすんなりと信じるわけはなく、証拠固めのために彼に接近する。そしてお互い恋に落ちてしまう。ということでこれはサスペンス物というより中年の恋物語と言ったほうがいいかも。 この恋が全てにおいて豪華なのよ。ヨットに別荘にグライダー、なんでもあり。でも一番豪華なのは必見のレネ・ルッソのナイス・ボディ。スケスケのドレスで挑発したと思ったら、ラブシーンでも惜しげもなくその素晴らしい体、おっぱいを披露している。もちろんピアース・ブロスナンの胸毛も超豪華。胸毛フェチの女性は見ただけで失神しちゃうであろう。 |