NO.8

恋のためなら

監:マルコム・モーブレイ 出:シェリー・ロング/スティーブ・グッテンバーグ/ジャーミ・ガーツ

放射線治療のおかげでハゲデブになってしまった男が一目ぼれした女性を獲得するために、シェイプアップ・かつら・コンタクトレンズ・ハーレー等で異人さんのワイルドで危ない魅力のヒーローに大変身して、大奮闘するというコメディーものです。その男のおせっかいの姉が面白いし、みんなのほほんとした人ばかりで楽しい映画です。これが日本だったらエステに通い、すね毛を抜いて車で送り迎えという情けない映画になりそうですね。


ブロスやつらはときどき帰ってくる

監:トム・マクローソン 出:ティム・マシスン/ブルック・アダムス

さすがスティーブン・キング原作です。叙情的なところとホラーの部分が見事に過不足なく融合してファンタスティックな映画となっています。最近のホラーはSFXを駆使してドロドログチャグチャというのはもう流行らないみたいですね。パンフレットには顔面グチャグチャが大きく使われていたけど、これはおまけでついているようなものなのでストーリーとはなんら関係ありません。ラストで弟のことを心配しながら、死んでしまった兄貴に言います。「きっと何時かまた一緒になれるよ」単純な私はちょっと感動しちゃいますよ。


羊たちの沈黙

監:ジョナサン・デミ 出:ジョディ・フォスター/アンソニ−・ホプキンス/スコット・グレン

ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの顔面の対決のような映画だ。ジョディの美しい顔が悲惨な過去を告白するとき、また恐怖に歪むとき、片やあくまでもクールに、不気味に迫る顔がある。猟奇的連続殺人の解決に手をやくFBIが獄中の人食い精神科医に助言を求め、顔面の対決が始まるのだ。映画的なトリックもあって面白い。


ミラーズ・クロッシング

監:ジョエル・コーエン 出:ガブリエル・バーン/マーシャ・ゲイハーデン/ジョン・ターツロー

アイルランドマフィアとイタリアマフィアの抗争の中、世渡り上手で、信じがたいほどの強運の持ち主の主人公が両方の親分の間を行ったり来たり、命を狙ったり狙われたりで、もー大変という映画、というわりにはおとなしい。ギャング映画ならもっとバリバリ、バンバン、ドハデにやってくれたほうが好きです。


ロシアハウス

監:フレッド・スケピシ 出:ショーン・コネリー/ミシェル・ファイファー

ソヴィエトロケはすごいし、主役の二人もとっても魅力的です。けど観光映画を見ているような気になってくるのはストーリーがイマイチだからかな。


蝿の王

監:ハリ−・フック 出:バルサザール・ゲティ/クリス・フュール/ダニュエル・ピポリー

無人島に漂着した少年達が果たして生き残ることができるか、というお話しを息づまるようなタッチで一気に描いています。食べ物の心配もなく嫌な大人もいないという少年達にとっては天国のような島(私だったら1日中寝て暮らします)ですが、“恐怖”という力によって仲間割れや殺人にまで発展してしまいます。少年達の半裸体が山のようにでてくるのでその手が好きな人には生唾もの(?)です。ラストのオチがオチャメで笑えます。


すぎ去りし日

監:クロード・ソーテ 出:ロミー・シュナイダー/ミシェル・ピッコリ

さすが70年のフランス映画だ。“大人の恋愛映画”の王道といった趣ですね。妻子ある中年建築家とその愛人の関係を無理なく自然に描いていく。冒頭いきなり男が事故死して全ては回想という構成にはびっくりしました。


キンダガートン・コップ

監:アイバン・ライトマン 出:アーノルド・シュワルツェネッガー/ペネロープ・アン・ミラー/パメラ・リード

シュワルツェネッガー主演のコメディー“ツインズ”よりもずーと面白かった。腕利きの刑事(この時のシュワルツェネッガーがあまりにもかっこいい)が捜査のために幼稚園の先生になるというストーリーで、アクションあり、お笑いあり、恋愛あり、幼児虐待の問題ありと盛り沢山ながら展開がスムーズで良い。相棒の女刑事を始め、初老の女園長、園児達、アメリカっていい役者がいっぱいいるんだなーと実感します。


虚栄のかがり火

監:ブライアン・デパルマ 出:トム・ハンクス/メラニ−・グリフィス/ブルース・ウィリス

冒頭の物凄い長回し、カメラグルグル回し等どこを切ってもデパルマ印だ。人気役者を3人も揃えても、それぞれのキャラクターがちゃんとたっているのは偉い。ウォール街の超エリートが黒人の青年をはねてしまったことから起こる転落とそれを山車に一儲けを企む政治家、宗教家、マスコミなどが悪意たっぷりに描かれている。裁判の場面も“推定無罪”よりもずっとスリリングだ。


地下室の悪夢

監:ラルフ・S・シングルトン 出:デビット・アンドリュース/ケリー・ウルフ

最近、スティーブン・キング原作ものが多いがこれはちょっと外れかな。ぼろ工場がほとんど鼠の巣のようになっており、不可解な殺人が次々と起こる。怪物の正体は鼠の親玉かと思いきや、これが唐突に意外なもの(おまけに期待はずれ)がお化けの正体なんですね。この怪物をもうちょっと頑張って創ってくれたら、見せ場もあったのに残念でした。


ホワイ・ミー?

監:ジーン・クインター 出:クリストファー・ランバート/クリストファー・ロイド

宝石泥棒のWクリストファーが盗んだものの中に“ビザンチンの炎”というものが混ざっていた。この宝石が大変な代物でCIA、警察、トルコ政府、女テロリスト、おまけに地元の窃盗団までも巻き込んでの大乱戦模様となる。笑いはそれほど多くはないけど、無能な警察、理解に苦しむ女テロリスト、ラストのドタバタなど意外な展開で楽しめます。クリストファー・ランバートってかっくいい。


バックドラフト

監:ロン・ハワード 出:カート・ラッセル/ウィリアム・ボールドウィン

迫りくる炎の大迫力!もうなにも言えません。言葉を無くしてしまいます。人間が描ききれていないなどとけなしている人も中にはいますが、言わせておけばいいのです。ヴィデオが出るまで待つなんて言ってちゃだめです。大画面で音響設備も良い映画館へ今すぐ走ってください。まだ間に合うよ!




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