NO.13

ロケッティア(91年米)

監:ジョー・ジョンストン 出:ビル・キャンベル/ジェニファー・コネリー

ファンタジーアクション娯楽大作としてはちょっと物足りないかな。見ていてスカっとしない最大の原因はロケッティアの飛行シーンが少なすぎるという事ですね。飛びに飛んで悪人をきりきり舞いさせてしまうという場面が一回くらいあってもよかったのに。悪役も迫力不足だ。この手のものにはチェックが厳しい私はワイヤーが見えてしまったというのも減点の対象です。しかしジェニファー嬢の胸の谷間はとってもエッチでこれだけは必見の二重丸です。


七人の侍(54年日)

監:黒澤明 出:志村喬/稲葉義男/宮口清二/千秋実

宣伝にもあるが“見るべし”という言葉がぴったりの傑作映画のリバイバルです。10年以上も前にテレビで見ただけなのでやっぱり大画面は迫力モノですね。とは言っても渋東シネタワー4は画面が小さめでちょっとがっかり。日比谷映画で見ればよかった。


私がウォシャウスキー(91年米)

監:ジェフ・カニュー 出:キャスリン・ターナー/チャールズ・ダーニング

私立探偵モノでキャスリン・ターナー演じるウォシャウスキーが実にユニークな性格で今後シリーズ化されてもおかしくない面白さです。否応なしに面倒な殺人事件に巻き込まれてしまった彼女が殴られて顔を腫らしブロンドの髪を振り乱しながら事件を解決していく姿はあまりにかっこいい。ラストの展開は予想を見事に裏切ってくれてびっくりです。


イブ(91年米)

監:ダンカン・ビギンズ 出:グレゴリー・ハインズ/レネー・ソーテンデイク

ハイヒールを履いた女ターミネーターという宣伝文句だったのでスカッとさせてくれるかと思いきやかなり欲求不満になってしまった。アンドロイドのイブが女性開発者の記憶を移植されたため性格的に女々しくなってしまった為アクションでビシバシ突っ走るのではなくあちこちで寄り道をし過ぎてしまった為ですね。


無能の人(91年日)

監:竹中直人 出:竹中直人/風吹ジュン

貧乏、貧乏、貧乏!あまりにも貧乏クサイ。映画全体から貧乏が臭ってきてまいってしまった。自宅で散髪をするのだが捨てるのがもったいなくてゴミ袋にその髪の毛を押し入れに山のように貯めている男が主人公なのだよ。映画のでき不出来よりも生理的にだめなのであった。


イヤー・オブ・ザ・ガン(91年米)

監:ジョン・フランケン・ハイマー 出:アンドリュー・マッカッシー/シャロン・ストーン

78年のイタリア、赤い旅団のテロを取材してそれをもとに小説を書いている男がスクープを狙う女性カメラマンと出会ったことから危険に巻き込まれていく。もちろん実際にこんな目にあったら怖いどころの騒ぎではないのだがサスペンス映画にしてはちょっと盛り上がりに欠けるのが残念です。テロというのはたとえどんな目的のためでも許されるべきではないのだよね。


真実の瞬間(91年米)

監:アーウィン・ウィンクラー 出:ロバート・デ・ニーロ/アネット・ベニング

50年代に実際にあった“赤狩り”をテーマにしており確かに悲劇的な事件というのはとっても分かるのだが胸に迫ってくるものがなんにもなく教育映画を見ているような気がして困りました。


夢のバスにのって(88年ペルー)

監:フェルナンド・エスピノーサ/アレハンドロ・レガスヒ 出:ロサ・イザベル・モルフィーノ/フリオ・ベガ

ストリート・チルドレンを扱ったものだけど盗みなどをするグループの話しではなく歌や演奏でお金をもらって生きて行く子供達をいきいきと描いて感動的です。最初は横暴な親分のもとに寄り集まっているのだが自分達のグループを作って大人達には頼らないで生きて行くようになるというお話し。貧乏はもちろん嫌なことだけどこの子供達には明るい未来がある、そんな気がする。みんなの明るい歌声が映画を見終わった後も聞こえてくるようです。


双旗鎮刀客(90年中国)

監:ハー・ピン 出:カオ・ウェイ/チャオ・マーナ/チャン・チアン

中国がこんなに面白い娯楽アクション映画を作ってしまうなんてただもうびっくりするだけである。砂漠の中にある貧しい村に婚約者を迎えに来た少年が偶発的に山賊の親分の弟を切り殺してしまう。それを知った山賊達がこの村に復讐に来るのだが当の少年はガタガタ振るえるばかり。村の入り口から奥までの100メートルの一本道が効果的に使われていて、否やが応でも緊張感が盛り上がる。西部劇や日本の時代劇の面白いところを全てぶち込んで爽快である。


菊池(91年日)

監:イワモトケンチ 出:吉村二郎/岡靖洋

登場人物みんな目が気持ち悪く精神異常者達のお話しのようで映画館を出てもどうもすっきりしない。淋しい独り暮らしをしている菊池君、職場でも自分の持ち場は騒音と単調な仕事ともう一人変なやつがいるだけ。頭がおかしくなるかも知れないけど、もっと明るく生きていこうよ。


レネゲイズ(89年米)

監:ジャック・ショルダー 出:キーファー・サザーランド/ルー・ダイヤモンド・フィリップス

主役二人は地味だけど派手なアクションの連続技が気持ち良い。カーアクションなんぞは久々に手に汗握る快感を味わってしまう。とあるインディアンの部族の盗まれた霊刀を追ってインディアンの男とはみだし刑事が協力して犯人を追って行くのを余分な描写はせずにテンポ良く進んでいく。最初は反発しあっていた二人が最後は友情を感じるようになるんだけど、これがベタベタした関係じゃなくてとっても良い感じです。


ケープフィアー(米91年)

監:マーティン・スコセッシ 出:ロバート・デ・ニーロ/ニック・ノルティ/ジェシカ・ラング

カメラアングルが変で何でもない場面なのに妙な緊張感が漂ってきてとっても良い。しかし刑務所を出てきた男が弁護士一家に執拗な復讐をしていくという話しの方は宣伝文句ほど怖くはなく、心理的な恐怖でじわじわと責めてくるのかと思ったら意外にあっさりと実力行使に出てきちゃったのにはちょっと拍子抜けです。全身入れ墨メークのデ・ニーロは迫力たっぷりで気持ち悪いながらも久々にかっこ良い。




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