NO.15

夢の降る街(米91年)

監:テリー・ヒューズ出:デミ・ムーア/ジェフ・ダニエルズ

ポスターと邦題から見る前はばかにしていた事を深く反省します。人の未来がわかってしまう離れ小島にすむ少女が自分の予知夢を信じて結婚し都会へ出てくるのだが隣の精神科医に心惹かれてしまうのであった。もちろん“ダミ声OH金髪”デミ・ムーアも可愛いのだがデミの予言によって一大決心をしてクラブ歌手になってしまうメアリー・スティンバーゲンの可愛いおばさんぶりがとっても良い。ラブ・ファンタジーものはこの映画のようにきっちりThe Endのマークがでると「あー、幸せ」って感じる。


ぼくの美しい人だから(米90年)

監:ルイス・マンドーキ 出:スーザン・サランドン/ジェームズ・スペイダー

男は27歳女は43歳、酒に酔って一夜を共にしたしたことから始まる2人の愛、その愛を育むには年令・生活環境・階級があまりに隔たっている。男は女の生きるエネルギーに惹かれ女は男のひたむきさに惚れたのだろうか。愛を探し育てていこうとする二人がとっても感動的です。おばさんだって恋をすれば少女のように美しくなるのだ。


ラストボーイスカウト(米91年)

監:トニー・スコット 出:ブルース・ウィリス/ディモン・ウィヤンス

ダイハード以降あまり面白いのがなかったブルース・ウィリスが長い低迷期から頭ひとつ分くらい抜け出したみたいですね。しがない私立探偵が大トラブルに巻き込まれて持ち前のタフさとへらず口で危機を乗り越えて大団円に持ち込みギクシャクしていた家庭もうまく収めてメデタシメデタシ。


ザ・コミットメンツ(米91年)

監:アラン・パーカー 出:ロバート・アーキンズ/マイケル・アーニー/マリア・ドイル

ダブリンの街にソウルを!ということでバンドのメンバーを集め自分はマネージャーを努める主人公の熱い想いが伝わってくるようだ。それに応えるかのようにメンバーも夢に向かって一丸となって突っ走る。みんなのキラキラとした表情が良く見ていてうらやましくなってしまう。音楽も最高だし熱い映画だ。


トト・ザ・ヒーロー(ベルギー・仏・独91年)

監:ジャコ・ヴァン・ドルマル 出:ミシェル・ブーケ/ジョー・ドゥ・バケール/トマ・ゴデ

おかしくも悲しい男の一生を1時間半で見せてしまうこの映画は傑作です。最初はボケ老人の世迷い言が続くのかと思ってうんざりしたのだが話しが進むにつれてグングン引き込まれていく。赤ん坊の頃、少年期青年期の頃、現在のそれぞれの想い出・空想などが複雑に交差しながら時にはミュージカル調ギャング映画調あまりに悲しいラブ・ロマンスと千変万化のこれぞ正に映像マジックです。


あの愛をもういちど(香港88年)

監:クララ・ロー 出:ティム・ナウ/カム・コクリョン

それぞれの連れ合いは一足先にカナダへ移住している男と女がひょんなことから同居する羽目になってしまい、無視→友情→愛情→破局?の物語を中国返還への問題を折り混ぜながらもコメディータッチで描いています。まるで東京の街が舞台の映画を見ている気分なのに97年以降一体香港はどうなってしまうのでしょう。


デリカテッセン(仏91年)

監:ジャン・ピエール・ジュネ/マルク・キャロ 出:ドミニク・ピノン/マリー=ロール・ドゥニャ

近未来の肉屋での人肉争奪戦を描いたブラック・コメディーらしいのだがキートンとかジャッキー系のストレートな笑いを好む私には全く理解できなかった。笑いを頭の中でこねくり回しすぎているような気がする。ちなみに友人はブラックコメディーの傑作だと言って、笑えなかった私を軽蔑しています。


アクシデント(カナダ88年)

監:ロビン・スプライ 出:ケリー・キーン/ダニエル・パイロン/リーフ・アンダーソン

幸福な家庭が交通事故から一転悲劇へ、一方加害者は法の目を逃れて生き延びようとする、そして残された家族は復讐の鬼へと変わっていくのである。誰でもこの映画の加害者、被害者へとなる可能性があるし、現実に良くあることにちょっと話しを加えただけでこんなに恐ろしい物語になるのが怖い。交通事故で愛する人を失ったことがある人にとってはあまりに辛すぎる映画かも知れない。


エルム街の悪夢ザ・ファイナルナイトメア(米91年)

監:レイチェル・タラレー 出:ロバート・イングラント/リサ・ゼーン/ヤフェット・コットー

冒頭10分の覚めても覚めても悪夢の連続と落下の感覚の映像が素晴らしい。最高に好きな“オズの魔法使い”の場面がそっくり出てきたのも嬉しい。こけおどしじゃなくてストーリーがしっかりしているのがいいですね。フレディーの生い立ちもしっかりわかる設定が抜群です。ラスト15分の3D画像も映画に“参加”している気分になれて迫力ものです。


髪結いの亭主(仏90年)

監:ジャン・ロシュフォール/アンナ・ガリエナ

まさに大人のための恋愛の童話です。主演の女優がめちゃくちゃ良い。あの天真爛漫の笑顔、細いわりには豊満で堅くしまった乳房、夢にまで現われそうです。軽い笑いを交えながらも童話の常として残酷なおわりを迎えるのが悲しい。


ピストルと少年(仏90年)

監:ジャック・ドワイヨン 出:リシャール・アンコニア/ジェラルド・トマサン/クロチルド・クロー

家庭、学校が嫌でつっぱている少年が死んだと聞かされていた姉と逢うことによって理想の家庭を夢見る。姉に逢いに行く途中でケチな犯罪を犯し刑事同伴での旅となってしまう。少年、刑事、姉のそれぞれの思惑の違いが面白い。特に職務を遂行しなければならないにもかかわらず少年に同情し、あげくには裏切られてしまう刑事がおかしくも悲しい。


シコふんじゃった(日92年)

監:周防正行 出:本木雅弘/清水美砂/竹中直人

映画館を出てくる人みんながニコニコしてるのっていいね。試合場面なんかみんな力入っちゃっておじさんなんか「お!そこだ。よし残った!」なんて思わず掛け声かけちゃったりして、けどそれが自然に思えてしまう。日本人なら絶対に見逃せない痛快娯楽相撲映画です。




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